狐神に愛された青年の受難の日々

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表題作狐神と水底の想いびと

鎮守神天狐の荒御霊 クロ
神社に下宿することになった大学生 坂木直

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  • あとがき

あらすじ

狐神である荒御霊のクロと和御霊のシロに守られた天狐の里・蒼葉町。彼らを祀る蒼葉神社に下宿している直は、紆余曲折の末、クロと付き合うことに。しかし、最近、クロとシロの身体が入れ替わるという不思議な現象が起こり、彼らを悩ませていた。そんな時、水の神様・ミクマリが自分の土地を離れ蒼葉町に家出してくる。それを追って、人魂のフジも現れ、にわかに騒がしくなる蒼葉町。何やら二人には秘密があるようで…!?

作品情報

作品名
狐神と水底の想いびと
著者
田知花千夏 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048918275
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

まさかの続編

個人的にまさかの続編と言う感じでした。
土地神である荒御霊のクロと霊感があり過ぎる大学生の直とのラブもの。
ケモノ耳ありのファンタジーですが、それ程萌えを感じなかった記憶がある作品の続編。
今回は前作で命の危険を感じながら、荒御霊のクロに助けられ相愛になった二人の
その後なのですが、受けである直は神であるクロに寂しい思いをさせたくない、
いつまでも一緒にいる為にはと悩みとんでもない結論にたどりつく展開です。

そこに別の水神さまであるミクマリさまと人間で人魂からミクマリさまに器を貰い
ミクマリさまと共にいることが生きる全てだと言うフジが絡んでくる内容です。
人間と神、違う時間を生きている二人の関係を描いた内容で、結果的には丸く収まるけど
やはり違う時を生きる事に変わりはない訳で、私が思うハッピーな展開とは違うかなと
感じてしまう事もあります。
この作品の二人は取りあえず今を精一杯生きて、直はそれでもいつまでもクロと
共に有るべき道を諦めないで模索するような終わり方でした。

1

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