白虎の王様と美しい花嫁の恋物語?

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表題作白虎の花嫁~白帝の恋着~

白帝煌牙 四神の西方を治める白虎で白西国の王 
琥珀 祖父と山奥で暮らす貧しいく優しい子供

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

この俺に、ここまでさせるのはお前が初めてだ…っ!!
村の子供・琥珀は傷ついた白い子猫を助けるがそれは白帝・煌牙の仮の姿だった。不遜な態度で礼を言う煌牙に幼い琥珀はびくびく…。そのうち健気にも美しく成長した琥珀を煌牙は天界へ連れていく!煌牙から与えられる愛撫も口づけも注がれる激しい熱も、全部琥珀には初めてで、大好きで感じすぎてどうにかなっちゃう! 
 大好評の中華シンデレララブ書き下ろし?

作品情報

作品名
白虎の花嫁~白帝の恋着~
著者
秋山みち花 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
龍王の花嫁~青帝の華燭~
発売日
ISBN
9784048919647
2.8

(16)

(0)

萌々

(5)

(5)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
40
評価数
16
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

あまりにも健気で頑固受け

既刊「龍王の花嫁~青帝の華燭~」のスピンオフですが、今後も続刊が必ず出ると
期待する作品なのでシリーズ2作目と言った方があっているかも知れません。
中華風ファンタジーで、中国の神話で天の四方の方角を司る霊獣である四獣を
モチーフに描かれている作品で、前作は青竜、龍王と瑛鈴との話で、前作で悪役的な
白帝煌牙が主役で受けの人間琥珀も瑛鈴と桃源郷で出会った子供です。

前作での戦いで手傷を負った煌牙がしばしの休息を取るために人界へ仔猫のような
幼獣の姿で地上に落ちた時にそこへ薬草を取りに来ていた琥珀と出会います。
両親は既に無く厳格な祖父に育てられ、祖父の命令は絶対な所がある琥珀。
そんな琥珀は傷ついた煌牙を手厚く看病し、いつしか一人は平気だった琥珀は
煌牙とずっと一緒にいたいと思うくらい幼獣の姿の煌牙を可愛いと思うようになるが
留守にしていた祖父が戻ると獣を連れて来たことで叱られ山に煌牙を返さなければ
ならなくなり、そこで実は煌牙が神であると知る展開。

直ぐに二人がどうにかなる訳でもなく、7歳の琥珀が18才になるまでの間に何度も
煌牙が行ったり来たりして行く中で、煌牙は何故か琥珀が気になり、琥珀も相手は
神と知りながらも会えることを密かに喜びにしている。
しかし、その度に煌牙からの贈り物を断り、煌牙の所へこいと言う言葉に頑なに
拒み続け、その間に欲深な人間に騙され、祖父を失い人買いに売られ、
それでも優しい人に救われたと思ったらまたもや裏切られ、危機一髪の状況で
煌牙に救われ、煌牙と共に天界へ行くが、そこでも自信のちっぽけな存在を
感じて落ち込んで煌牙とすれ違う流れです。

琥珀は祖父の影響が大きくてそのせいで人に頼るとか相手が神様でも施しを受けないとか
かなり頑固な対応をしてしまい、その度に煌牙を不機嫌にさせてしまう悪循環。
煌牙の気持ちが解らなくて、周りの言葉に傷つき落ち込む琥珀。
普通の人間と神様とではものの考え方が違うので相愛になるのが最後の最後だったり
琥珀もその手の感情に疎くて自分の気持ちを自覚するまで結構かかる展開でした。
表面的な甘さは控えめですが、実はかなり執着されている琥珀を堪能出来ます。

四神がモチーフですから、残るは玄武と朱雀でしょうか。
もしかしたら五行説の中心に在する黄竜も出てきたら面白いかも知れませんね。

5

信じることはいいのだけれど…

スピンオフと知らずに読んでしまいましたが
好き好きこういうファンタジーvv

森の中で貧しい生活を送りながらもお祖父さんに育てられた琥珀は筋が通ってる。
今回の主役となる白虎の煌牙は自分を助けてくれたお礼にと宝玉を差し出してきたが
受け取らず…イライラするばかり。
普通の人間ならラッキーと思いながら欲張って受け取りそうだけど
琥珀は自分の身の丈をしっかりと解ってるのでお金とか高価なものに目もくれない。
後はお祖父さんの施しは受けないという教育が身についてるのね。

でも正直者は馬鹿を見るじゃないけど
そのせいでお祖父さんが拷問受けて殺されたのは、ちょっとやるせない…

人を信じることで傷ついて、でも頑張って生きて
最後の最後にまた裏切られて…

とうとう自分を投げ出した琥珀をちゃんと白虎が救ってくれて良かった。
じゃないと悲しすぎるよ。

2

スピンオフでしたw

手に取ったものがスピンオフだったと・・・あるあるですがw
これ単品でも読めます!
途中でちょいちょい気になる人物が出ていて「この人なんだろう?」と
思っていたのですが・・・今作品がスピンオフだったw
で、その気になるお方が前作品のカップルだったんですね・・・

でもいいんです・・・健気受けに俺様攻めw 好きです(*´∀`*)

受け様は健気なんですが・・・頑固ですねw
攻め様が連れて行こうとするのですが、本当は行きたいのに
拒んで結局酷い目にあってしまいます
子供時代もとてもいいお話で、泣けちゃうシーンもあったりと結構好きなお話でした

せっかく攻め様の世界で暮らしているのだからと
思うのですがそこでも勘違い溶かして受け様はションボリ・・・
もう少し豪華な暮らしで溺愛されてる感が、すくないようにかんじましたが・・・
それはそれで小冊子で読めるでしょうか・・・

とりあえず前作品・・・読みます(;^ω^)

1

幼獣可愛い。

口絵の幼獣を抱っこしてる幼い琥珀が可愛い。

大きくなってからの琥珀を正面から見れるイラストが表紙だけなんで、挿し絵でもあれば良かったのにと思います。
横顔で目を瞑ってるような絵しかないんで。キスしてたりとか。

琥珀のじいちゃん、盗人扱いされて拷問されて死んじゃったらしいんですが……。
煌牙は助けてくれないのは承知ですが、せめて骸だけでも回収してお墓作って欲しかった。
じいちゃんの死に方が残酷過ぎて可哀想だ。

中立か萌えか迷うところだけど萌えにしとくか。

0

う~ん・・・

秋山さんの中華風ファンタジー。
『龍王の花嫁~青帝の華燭~ 』のスピンオフ・白虎編です。

前作はすごく好きなんですが、こちらはあんまり・・・

世界観・設定はいいんですよ。秋山さんのベタ甘な『王道ファンタジー』も『花嫁もの』も好きなんです。

でも、こちらはキャラクターもストーリーもどうも乗り切れませんでした。

ストーリー構成として、琥珀(受)の子ども時代を引っ張り過ぎに感じました。前半丸々使って書かなくてもな~。
イヤ、確かに子どもと動物は可愛いとは思うけど、個人的にキャラクターが好みじゃないのもあって途中で飽きました。

ベタベタなのは一向に構わないどころか好きなくらいなんですが、ベタさの内容がちょっと好みと違うというか・・・

特に、前半(琥珀の子ども時代)の終盤の琥珀の受難が何かとわざとらしく感じてしまいましたね。祖父をあっさり殺しちゃったり。

個人的に、前作でちらっと登場した時もそうでしたが、幼い頃の琥珀の『おいら』っていう一人称が気になって気になって・・・!
もうそれだけで読む気が失せるレベルでダメでした。後半『ぼく』になってホッとした(『ぼく』が好きなわけじゃないが)。


あと、イラストは綺麗でよかったんですが、表紙カラーがなんともポップです。
イヤ、それは別にいいんですが、前作とは絵柄そのものがもうまったく違う印象で、イラストが同じ方だってことさえわからなかったよ・・・

そのため、これだけタイトルが似通っているにも関わらず、表紙イラストだけでは前作のスピンオフだとは気付きませんでした。←たいていイラストでピンと来るんですが。

でも、この表紙カラーそのものは結構好きなんですけどね。


それはともかく、このままシリーズ化してあとの2人(朱雀・玄武)編も出るんでしょうかねぇ。

0

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