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ほのかに苦くけれど甘く(表題作 ラジオデイズ)

honoka ni nigaku keredo amaku

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表題作ほのかに苦くけれど甘く(表題作 ラジオデイズ)

久瀬逸也
大学生
相馬恭一
高校3年生

その他の収録作品

  • タイムスタンプ
  • あとがき&巻末SS

あらすじ

人を好きになるという気持ちの判らない恭一は、世間とどこかずれたところがある。
そんなある日、どこか人目を引く久瀬に大学で声をかけられた。
強引に人の心へ踏み込んでくる彼に、時には脅えながらも、少しずつ心の距離が近づいていく。
久瀬に好きな人がいることを知り、覚えた胸の疼きでようやく恋だと自覚した恭一は、決死の思いで彼を誘うが…。

作品情報

作品名
ほのかに苦くけれど甘く(表題作 ラジオデイズ)
著者
坂井朱生 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
ISBN
9784861346811
2.6

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

情緒未発達少年の恋

文庫化再販でラストにおまけショートが入った作品で、アップダウンが少ない
恋するカップルの日常を描いた作品です。
普通のカップルと違うところといえば受けになる高校生の恭一が少し変わった環境に
幼少期から中学までいたせいで、情緒面や一般的な興味がかなり希薄で成長途中な
ことでしょうか、母親の英才教育でお勉強だけするような環境に閉じ込められ、
でも本人もそれをおかしいと思わず勉強することが楽しいと生きてきて、
しかし、恭一と弟の成長の違いに目を止めた父親と母が諍い、面倒になった恭一は
ふらり家出をし、でも行くあてもないから家に帰る。

そんなことがあった後に両親は恭一を腫れ物にでも触るような扱いになり、
家族がギクシャクしてきた時に恭一は叔父の家に下宿する。
こんな環境で育ち、頭は良いけれど物知らずで情緒面がお子様並な恭一が
同じ高校の卒業生で進級予定の大学の先輩になる久瀬と知り合ったことで、
人間的にも成長し、初めての恋を自覚していきながら恋人との日常を平和に過ごしている
そんな雰囲気を感じられる作品です。

主人公の恭一が情緒面がお子様なので、嫉妬でもなんでも自分の心の中で沸き起こる
感情の正体がつかめず自問自答しながら、心に刺激をたくさん取り入れて大人に
成長していく感じにも思えます。
ドラマチックな展開が起きる訳ではなけれど、天然気味にも感じる恭一がかわいいです。

2

うーん

感情の乏しいコミュ障の学生の身辺に起った初めての恋の一連が
説明的に書かれていると言った感じでしょうか。。。

申し訳ないながら自身はなんの感動もトキメキも共感することができませんでした。

自分が読むの下手なのかもしれませんが
話が時々つながりませんでした。
ここのこれはどなったの?なところが多々ありました。
だからといって読み返してみようとも思えず
正直外れでした。

1

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