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初めて読んだ 原作:十月絵子先生/作画:十月絵子先生の作品です。
ロシアンマフィアのNo.2 エドアルド・エフゲニーヴィチ・ゼレーニンとの陸軍諜報課の少尉 イヴァン・アシモフのお話。
ドイツでの任務を終えて陸軍特殊本部に戻ったイヴァン。
長官から呼び出され、新たな任務を指示されました。
その任務とは、サンクトペテルブルクを拠点とする新興マフィアの潜入調査をすること。
潜入先はマフィアのNo.2 ゼレーニンの自宅――それは、陸軍士官学校時代の親友 エドでした。
10年前に突然いなくなったエドがマフィアになっていたなんて‼
さらに、生物化学兵器が入ったマイクロカプセルを所有している情報もあり…。
あまりにも美しい表紙と哀愁漂うタイトルに惹かれて手に取りました。
ロシア連邦のマフィアと陸軍少尉の禁断のラブストーリー。
おまけに、世界的なテロの陰謀も絡む…なんて、もう読むしかないですよね?!
コミックス中心でなかなか小説を読む機会がないため、原作の十月絵子先生を今作で初めて知りました。
異国が舞台…しかも、マフィアと陸軍という未知の設定でしたが、ストーリー構成がお上手なので違和感なく読み進められました。
また、作品全体にロシア情緒が散りばめられているので、冒頭から物語に入り込めます。
同じく、作画の十月絵子先生も初めてお名前を知ったのですが、あまりに美麗な絵柄で溜息が出ました。
全てのコマが繊細で美しく、オールカラーと言うよりも、もはやアニメーションにしてもらいたいです。
潜入捜査をするため、エドと偶然の再会を装ったイヴァン。
エドの自宅に潜入することに成功しましたが、ある理由から身分がバレてしまいました。
そして、潜入の目的を知りたいエドはイヴァンを核シェルターで監禁することに。
長期間監禁されても屈することがないイヴァンでしたが、エドから衝撃の事実を聞かされて…。
エドとイヴァンの家庭環境、エドがマフィアになった理由、生物化学兵器を操る黒幕の存在…そこに、2人の信念と想いが交差する。
前編と後編は、ハラハラドキドキの展開で目が離せませんでした。
とくに、イヴァンが監禁された場面では泣きそうに…。
でも、長期監禁されて高熱が出ているのに、あまりにもセクシーなイヴァンに悶絶しましたけど(笑)
最後には事件の真相が解明されますが、同時に、エドとイヴァンには別れの時が迫っていました。
もう二度と会えなくなる――
完結編は、ぜひ本編をご覧ください。
ドラマティックな展開にうっとりです。
マフィアのNo.2であるエドに陸軍少尉のイヴァンが出した答えとは?
Hシーンは、ほとんどありません。
2人がベッドで抱き合っているだけなのですが、それだけでも大満足です(笑)
翌朝、イヴァンの首筋と鎖骨にキスマークがあってキュンキュンしちゃいました♡
描き下ろし 番外編『贈り物』
本編のその後のお話。
エドに身を委ねるイヴァンの幸せそうな顔は必見です。
小説 番外編『贈り物……その後で』
描き下ろしのその後のお話。
うーん、小説も素晴らしい♡
何度も何度も読み返すほど素敵な作品に仕上がっています。
二転三転するストーリーはもちろんですが、凛としたエドとイヴァンの美しさにも魅せられますよ。
お気に入りは、エドのネコちゃん ヴァーニャです。
エドはずっとイヴァンを想っていたんだな。
個人的には、もっと深く読みたかったのでシリーズにして欲しかったです。
単巻なのが、本当にもったいない!
サンクトペテルブルクにいる幸せな2人に思いを馳せてしまいました(泣)
外国が舞台のBLがお好きな方も軍服萌えの方も含め、たくさんの方に読んでいただきたいです。
ロシアを舞台にしたマフィアのアンダーボスとエリート軍人とのラブロマンスです。
とにかく絵が美しくて、主人公のエドがカッコよく、
イヴァンが美人でした!
小説の挿絵を描かれる方って本当に絵がお上手で、
惚れ惚れしてしまいます。
軍のスパイ・イヴァンがマフィアのNo.2のエドに近付いていくーー…!というストーリーです。
もともと二人は同級生の親友同士で、
二人はお互いを特別に思っています。
スパイだと見破ったエドにイヴァンが監禁されてしまいますが、
愛情ゆえに非道になりきれないエドがよかったです。
優しさが滲み出てしまうんですよね。
イヴァンは正義感が強くて曲がったことが大嫌い。
エドの監禁に対しても決して屈することなく抗い、
美人なのに男前なイヴァンの気高さを感じました。
立場をこえて思い合い、自分の感情に素直に従うことを選んだイヴァンとエドが素敵でした。
エドの飼い猫もブサカワで癒しです^^
なんどでも、なんどでも・・。
読み返す作品。
ロシアらしいバレエの要素を
取り込んだ。美しい作品でもあり、
華藤先生は、毎回、
美しいタッチの著者の方々との
コラボがより一層、
作品を燃え上がらせてくれます。
他の作品でも、
時代や背景が薄暗くて怪しい雰囲気の
作品も多く、その不気味さや、緊張感が
ページをめくる度に、ヒヤヒヤさせられ、
読み終わった頃には、既に、・・涙(苦笑)
毎回、毎回、華藤先生作品に挑んでおりますが、
毎回、毎回、・・完敗です(泣笑)
この作品も、美しい華藤ワールドに
引き込まれてしまいますので、
お手元に、ハンカチをご用意下さい。。。(苦笑)
綺麗な絵が華藤先生の作品の雰囲気にぴったりで、すごく良かったです!
士官学校時代の親友だった二人がマフィアと軍人(スパイ)という立場で再会を果たします。
途中、マフィアという立場上イヴァンを監禁する場面もありますが、そんなに痛々しさもなく二人の信頼関係の深さがうかがえるので、そこまでハラハラする事もなくお話は進んでいきます。
二人はちゃんと深い絆で結ばれ、愛し合うようになりますが二人の立場故に安心しきれないというか、どちらかが自らの立場を捨てなかったら二人はどうなるんだろうと思っちゃいました。
そうなるとどちらが立場を捨てるのか、色々妄想しちゃう所ですがもっともっとお話の続きが読みたかったです!
一冊にキレイにまとまっていますが、もっと深く内容を掘り下げて読みたかったです!
本屋さんでお見掛けして、華藤さん原作のコミックということで手に取り、そしてあまりの表紙の美しさに表紙買いしました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
現代のロシアが舞台、というところにまずびっくり。
そして、主人公・イヴァン(受け)が軍人であるのと同時にスパイという設定にも。
なかなか思い切った設定だなと思いつつ読み始めました。
とにかく絵柄がとても綺麗。
イヴァンの軍服はとても美しくうっとりするほど。そしてイヴァンの士官学校の同級生であり、親友でもあった、今はマフィアのエドアルドのカッコよさといったらなかった。
けれど、何というか、ストーリー全体を通してあっさりしすぎちゃってる気がしました。
イヴァンやエドアルドの『今』を形成したであろう、彼らの家庭環境についてもう少し描き込んでくれてもいいんじゃないのかな、とか。
「親友」であった二人の気持ちが、恋心へと変化していく過程とか。
ともに恵まれない家庭環境で過ごしてきたという共通点から徐々に心を許し、信頼できる親友になり。
けれど、エドアルドの父親の失態(冤罪だったわけだけれど)からエドアルドはマフィアへ身を落とすことになり。
そして再会した二人は軍人とマフィアという壁を越え結ばれる。
設定はとてもツボなのです。
ゆえに、あっさり終わってしまたのが何とも残念でした。
エドアルドがイヴァンを欲し、「ダー(はい)」か「ニエット(いいえ)」しか答えはいらないと求愛するところなんか超絶にカッコいいのです。
が、終盤でイヴァンが「ダー」の返事を列車に乗ったエドアルドに伝えに行ったときに、列車の『窓』から飛び降りるエドアルドが、あれ?ちょっとこれっておかしくない?と突っ込みたくなってしまった…。ドアから降りるならともかく、窓からじゃあんな風に出れなくない?って思うんですよね…。
設定もツボだし、絵柄もきれい。
ですが、簡潔にまとめすぎだった気がします。2巻とか3巻まで巻数を伸ばし、二人の過去とか、軍人とマフィアの身分差の恋の葛藤とか、もっとしっかり描き込んでくれていたらな、と思いました。
高評価ばかりの中評価下げてごめんなさい。
でもこういう評価もあるってことで。