• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作イナズマクリティカル(上)

三珠修次
渡誠一郎

あらすじ

手と手が触れた瞬間、身体に走るイナズマ・・・!? 
三珠は文化祭開会式の社交ダンス大会で、男とペアを組むことに。だが、ペアを組むことになった相手・渡に触れた瞬間、突然身体に電流が流れて・・・!? 
しかし渡はなんともなく、他の人と触れてもなにも起きない。原因はわからないが、渡に触れるたびに身体は痛いほどの電流を感じる。けれど文化祭当日まで時間がない中、社交ダンスの練習はしなければならず・・・。 
今まで関わることのなかった二人が、特別な距離を探していく-。 いつしかその衝撃は形を変えていき・・・?

作品情報

作品名
イナズマクリティカル(上)
著者
楢山とおる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
イナズマクリティカル
発売日
ISBN
9784758073462
4.2

(43)

(26)

萌々

(8)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
179
評価数
43
平均
4.2 / 5
神率
60.5%

レビュー投稿数1

身体に触れた電撃が、いつか君への思いになった

帯の「友情じゃなくてはならない、感情―」という言葉を見て、
友情からの~は自分の好きな設定なので買ってみました。

渡(受)が、たまたまドアを開けて入ってきた三珠(攻)に誤って謎のスティックを向けた途端、
三珠が渡に触ろうとすると電流が走るようになるという謎の現象が起こります。
その謎のスティックとは、渡が所属する美術部に代々伝わっている「催眠をかける棒」。
怪しさ全開ですが…
その出来事をきっかけに、二人は友達に。

渡は家庭の事情も影響してか、友達がいなかったため、三珠の人当たりの良さに惹かれ、友達が出来たことを喜びます。
一方、三珠も純粋無垢な性格の渡に惹かれていきます。
ただ、三珠のほうには自分の気持ちが「恋愛」の意味での「好き」だという自覚があります。
けれど友達ができたと喜んでいる渡りに対して、自分の恋愛感情を向けてはいけないと、気持ちを押し殺そうとします。

友達ならして当たり前のこと、――二人で出かけたり、三珠の家に渡が遊びに行ったり――を通して、三珠の気持ちは膨らむばかり。
渡も無自覚ですが、渡のことを想っている様子。

「友達になること」はそんなに難しことだっただろうか?
人当たりが良く、友達も多い三珠は「友情じゃなくてはならない感情」に苦しみます。
果たして、下巻ではどうなるのか…。

おおまかにはファンタジック要素(謎の催眠棒など)+友情+学園+思春期の繊細な精神面、これらを詰め込んだ内容でした。
日常系ですが、ファンタジック要素があるので、苦手な人には向いてないかも。
ただ、一冊ぶん使って丁寧に精神面は描かれていると思います。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP