いたぶること 唯一ゆるされた 愛しかた

夜はともだち

yoru wa tomodachi

夜晚是最好的朋友

夜はともだち
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神176
  • 萌×254
  • 萌27
  • 中立18
  • しゅみじゃない26

--

レビュー数
42
得点
1195
評価数
301
平均
4.1 / 5
神率
58.5%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784893939715

あらすじ

ノーマル似非S×真性ドM
「SとM」役以上の繋がりを求めてはいけない――?

顔は可愛いのに無口で無表情でミステリアスな飛田(とびた)くん。
実は飛田くんがゲイでドMだと知った真澄(ますみ)は、
好奇心からサド役を演じることに。
『飛田くんが真澄の名前を呼んだらプレイ終了』という唯一の約束。
それは2人のつながりの終わりも意味していたのだが、
真澄はプレイメイトという限定された関係以上を期待するようになり――。

類い稀なセンスで絶妙なバランスの2人を描く注目の一作。

表題作夜はともだち

真澄龍一
飛田白

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数42

描写は丁寧だけど萌えはない

 題材は面白かったんですが、正直あまり萌えを感じるポイントがなかったので中立評価に留めました。SMを通して繋がる関係性の掘り下げは、非常に丁寧に描かれていたと思います。攻めの真澄はサディストの気質はなく、あくまで受けの飛田のためにプレイ中はサディストを演じてあげていて、できればノーマルなセックスをしたいと思っています。対する飛田は、蔑まれたり痛めつけられたりすることに興奮し快楽を覚えるので、そういうセックス以外にはあまり感じることができません。

 ちゃんと心から好き合っている者同士なのに、肝心の体の関係が思い通りにならないもどかしさ。最後は一応ハピエンっぽくはなるんですが、この2人は理性で幸せを感じることはできても、本能では一生幸せを感じられないんじゃないかと思うと、素直に喜べませんでした。ノーマルセックスなら飛田が満たされないし、SMだと真澄の精神に負担がかかる。結局どちらかが毎回気を遣わなくてはならないわけです。真澄がSに目覚めたり、飛田がノーマルな愛撫の良さに気付いたり、といった安易な展開にならないからこそリアルでもあるんですが、そういうことを考えるとどの濡れ場にも萌えられないんですよね。

 心理描写や分かりにくい飛田の愛情表現などは良かったけれど、私にはどうしても2人の性癖の不一致がネックになって作品の魅力に浸りきることができませんでした。自分がBLで萌えるには、体の相性が大事な要素だったんだなと気付かせてくれた作品でもあります。

0

抗いがたい個々の性質

読み返して、こんなだったなー、と萌2評価。しかしラストまで読み終えて神に変更。ただ痛みに快楽を求めるだけの無感情な受けが去ってしまった攻めを拙い言葉でつなぎ止める場面、主義や価値観では抗いがたい感情があらわれていてグッときてしまった。
真性マゾとそれに付き合う攻めの話。
ソフトSMの常套句「SMで尽くしてるのはSの方」というのがよく分かる漫画。

感情表現も、さる事ながら静謐な作風なのにきちんと静と動の表現がされてるのが作者のマンガのセンスを感じる。

SM行為に対して楽しいの?と聞かれた受けの「子供の頃虐待されたとかそういう理解出来る理由があればいいわけ」「そんなのないよ。大学行かせてもらってこの年まで食わせてもらってるのに」「ばからしいよ。俺は好きでやってるのに」 と言った言葉は共感するところや気付かされる所がある。
こういった価値観の相違があるからこそのカタルシスもよく演出できている。

2

行間を読む。

小説や映画にも行間や空白があるように
漫画にも「描かれていないけど読み取れる」感情や瞬間がある。
中村明日美子、ヨネダコウ、ヤマシタトモコ、basso(オノナツメ)、秀良子、のばらあいこ等…BLの中の新しい表現・価値観を作った作家たち。
同じようにこの作品も、確実に新しい表現・価値観を生んだと思います。
似非S×真性ドMの設定の時点で、この2人は関係を続けるうちに確実に葛藤することがわかる。
しかし葛藤する(してしまう?)のが攻めであることが新しいと思いました。
BLにおいて攻めが物語の語り手になることって珍しい気がします。
そして攻めの真澄は受けの飛田くんのことを終始「変な人・理解できない人」としてみているので読者も飛田くんのことをなかなか理解できません。
だけど一度ラストまで読み終えてもう一度読み返すと、飛田くんの感情がものすごく鮮明に描かれていることに気がつきます。
表情、言葉、行動…色んなところで飛田くんは真澄に愛情を持って接していることがわかります。
「好き」という言葉がないだけで、愛情表現は無数にあります。
夏目漱石が学生に「月がきれいですね」を「I love you」と訳しなさいと言った話を知っていると、飛田くんにとっての「I love you」がなんなのかがわかりやすいと思います。
余談ですが、以前知り合いが「SMのSはMに奉仕する”サービス”のS」と言っていたのを思い出し、この2人の関係に当てはめるとものすごくしっくりきました。
この先、2人はまたお互いの性的趣向の壁にぶつかるかもしれないけれど、思いが通じ合っていることがわかったので真澄はサービスSにハマっていきそうだなあと思います。笑

2

感性の地軸が傾くほどのインパクト

井戸ぎほうさんの作品は線、色、シナリオ、コマの流れ、どれも素晴らしくセンスに溢れていますね。
特にこの作品との出会いは自分の感性の地軸が傾くほどのインパクトがありました。約23.43度ほどグイッといかれました。
その時は心持っていかれすぎて、読んではぼんやりしてまた読んでで丸一日この本を読み返していました。
この感動を表現するにはちょっと自分の語彙力が拙すぎて言葉にならないです。
ぬーんでざららですんっのダーンなアレがキラーンでドワーンジワー、ニッ!でわはああん、はぁ…
なんて残念な私の国語力。

BLというジャンルはその業の深さ故閉鎖的な面があると思うのですが、その中にはBLの範疇を超えて素晴らしい作品も多く存在していて、このジャンルの特性上認知されにくいのが実に残念です。
もし、BLに興味がない、もしくは毛嫌いしていたらこういった本を手に取ることはなかったのかなと思えば、多少の偏見(嗜好丸出しすぎて周囲に言えない)や犠牲(購入、保持、破棄の難易度の高さ)を払っても腐人で良かったと思うのです。

4

作者はSMへの造詣が深いのでは?と邪推してます

世の中に表面上のSM描写や自称S、自称Mが溢れる中、
真性ドMの厚かましさが巧妙に描かれている素晴らしい作品です。

特にS「なんだってMのしたいようにしてきた」、
  M「俺はいつだってSのいうこときいてきた」、
という噛み合わない会話にグッときました。

SってMがして欲しいギリギリのところまでを考えてMに尽くしてるんですよね。
ドM性癖を受け容れてあげるS役真澄くんの器の大きさと、
ドM飛田くんの歩み寄りに心が震えました。

3

静かな夜の話

真澄
社交的、人当たりも良い。なのに興味本位で飛田くんと不思議な関係を結ぶような大学生です。
飛田くんの事を何考えてるかわからない、とずっと思っているけれど、真澄も大概何がしたいのか読み取りづらいです。飛田くんにペースを乱されてうろたえたり、寂しがったりするシーンはいつもの飄々とした雰囲気が崩れて、ぐっと好きになりました。

飛田
無愛想で交友関係も狭いのに、Mです。いじめられている時の顔はなんだか可愛いのですが、普通にしていても独特の雰囲気があります(隠れ?ファンもいるんです)。貴重な笑顔はときめきます。
何をするにしても大体煩わしそうなのですが、彼が珍しく本心を語るシーンは静かなのにすごく印象的です。

Mと、SじゃないけどS役をする人、という組み合わせの二人なので異文化交流みたいでした。ラストを読んで思っていることは言わないと伝わらないよな、と思います。
最後に裏表紙で真澄の目を見てから読み返すとまた味わい深いです。

3

読み返して味が出る作品

結末が完全なハッピーエンドなのか読む人によって感じ方が違うと思いますが、
私は前向きな方でとらえました。

最初飛田くんという人が何を考えているのか分からず、攻めの真澄と夜外で待ち合わせした時の背景のように暗くて飛田くんの周りにだけ音が無いイメージでした。
人付き合いの上手な真澄のように愛想笑いは一切せずに、自分が興味を持てないことには人に合わせるフリすらもしない様子は我が儘なようにも自分をしっかりと持っているようにもみえました。

そんな飛田くんのこころが真澄に向いたのは、真澄の目が金星みたいに綺麗だと飛田くんが言った頃からでこれがラストに繋がっています。
真澄に感情が芽生えてからの飛田くんは彼なりの愛情表現をしています。
誕生日プレゼントとして自分の好きな星の本(ぱっと見価値があるとは分からない)を渡して自分が好きなことを真澄にも知ってもらいたいと思うようにもなりました。ただ無表情で口数が少ないから分かりにくいのです。

それでもやっぱり飛田くんは真澄の望むようなSMのない優しい触れ合いではダメで。
真澄を好きになったからこそ、自分のSMプレイに付き合わせたくないと決断した彼のシーンを見て、わたしはやっと飛田くんのキャラクターが分かりました。

最後のシーンでは今まで真澄ばかり行動していたのが、初めて飛田くんの方から感情をあらわにしています。
無口で無表情な彼だったからこそラストが際立ちました。

その後の話では真澄と過ごした過去のことをしっかりと覚えていて、真澄に喜んで欲しいという飛田くんの気持ちも感じられました。

ちょうど今日8月31日は飛田くんの誕生日だなと思いレビューしました。

6

最後まで絶対読んでほしい

井戸先生の本は表紙の吸引力がすごいですね。

中身もすごいです。あまり暴力表現が得意ではない私ですが、ときどき「痛い!」と思いながらも一気に読んでしまいました。

落ち着いたテンポで進む話と漫画の雰囲気が独特の良さ。癖になります。
殴る蹴るが苦手なことを差し引いても、セリフ回しのセンスに魅せられてとても楽しめました。

どんな結末が待っているかは、この作品に関しては特に、ぜひ読んでその目で確かめてほしいところです。
特殊性癖ものだと敬遠するのは勿体ない作品でした!

3

表紙はあれですが

痛めつけられることでしか快楽を得ることができない受。
その受の求めに応じるように、辱めるような言葉を浴びせ、ときに暴力的な
行動を起こす攻。
受が求めるから~が大部分なのでしょうが、
ちらほら見えた、あれ?ちゃんとドS要素もってない?なコマに
ちょっぴりドキッとさせられました。
作中の大部分で、お互いに「好き!」と大きな表現はない。
ないものの、少しずつ距離が近くなり
相手の為に~な気持ちが強くなり。
ほんとに相手は自分を求めてくれているのかの葛藤から~な2人。
最終的にバイオレンスな終わりではなく、なんだか微笑ましい顛末だったので
すごくほっこりしてしまいました。
暴力的で、ひどく痛めつけられたいという心中の中で
攻はいつでも優しい。そうつぶやいた受のコマが好きです。
バイオレンスもいいけど、今後なかよくやって欲しいなーと
思うお話でございました。
かわいいかわいいしてあげたいw

2

雰囲気を感じてほしい

最高です!
もとからSMが好きなので即買い。
絵柄やコマ割りもとっても素敵でした。
受けの顔の傷やら拘束なんかに萌えまくりです

1

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