• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作嘆きの天使

ランバート,33歳,英国伯爵,ノエルを引き取る
ノエル,18歳,生後すぐ修道院に託された貴族の子

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

君を愛することを許してくれるか――

天使のような無垢な心と、儚げな容姿の持ち主であるノエルは身寄りがなく幼い頃から修道院に預けられて育った。
そんなある日、ノエルの前にランバートと名乗る伯爵が現れる。
そこで聞かされたのは、実はノエルが貴族の子息だという事実だった。
母の知人であるランバートに引き取られることになったノエルはその恩に応えたいと、貴族として彼にふさわしくなろうと努力する日々をおくる。
そしていつしかノエルは、優しく導いてくれるランバートに淡い恋心を抱き、どこか孤独を抱えている彼に自分のすべてを捧げたいと思うようになっていくが…。

作品情報

作品名
嘆きの天使
著者
いとう由貴 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344832787
3.2

(9)

(1)

萌々

(2)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
28
評価数
9
平均
3.2 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数2

貴族の結婚は、愛がない。

貴族の結婚は、愛がない。
ランバードにとって、唯一味方だった、兄。
その兄を騙し死に追いやった男に復讐を誓った。
荒廃した家を建て直し、復讐相手の醜聞をひろめ。
最後に、修道院で育てられた、彼の息子を手に入れた。

ただ、彼の息子ノエルは天使だった。
その容姿だでなく、修道院の奥深くで純粋無垢のまま育った天使。
カトリックのノエルが、自分を慕っているのを知り
愛したふりで、彼を抱いた。
ランバードを信じていたノエルは、
偶然、聞いてしまった。
自分を抱いたのは、復讐のためだと・・・
ショックを受けながらも、ランバードについていくノエル。

母にも父にも愛されず、兄だけを頼りにしていたランバート。
兄の復讐のために、
結局一番ランバートに愛をくれたノエルを傷つけた。
ランバートに裏切られたノエルの切なさ、
復讐に成功したはずなのにスッキリできないランバート。

一番自分が欲しいもの、望んていたもの
それに気が付くまで
ランバートはノエルを追い詰めていく。
切ないストーリー。

3

復讐にとらわれた男と地上の天使

うーん。
設定自体は好きなのですが、攻めのランバートが好きになれませんでした。
ノエル(受)→修道院育ちで純粋無垢。父の暴力から逃れるために母親が修道院に預ける。
ランバート(攻)→ノエルの父親に家をめちゃくちゃにされ母と兄を失う。ノエルの父に復讐するためにノエルを利用。

伯爵ランバートは純粋無垢なノエルを利用して亡き兄の復讐を果たすのですが、あまりに容赦なくて心が狭い人になっちゃっています。

復讐にとらわれるあまり周りが見えなくなっちゃっている。

修道院、貴族、健気受け。。等。
個人的に萌え要素が詰まっているはずが感情移入できませんでした(><)


一方ノエルは健気にランバートを愛します。

一回り以上年が違うのにノエルの方がランバートよりずっと大人。

ランバートが憎しみに囚われているさなかにも、罪を犯し続けた父親の心を無償の愛で癒す。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP