コミック

  • 寂しがりやは夢をみる

寂しがりやは夢をみる

sabishigariya wa yume wo miru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作寂しがりやは夢をみる

グレン(アシルの祖父),元国王 / アシル,王子
ラフィ,不思議な力を持った美しい少年(~青年)

同時収録作品恋着るふたり

真乃,アパレル会社の後輩社員
白井,アパレル会社の先輩社員

その他の収録作品

  • 愛するふたり (恋着るふたり 描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

アシルは賢者を捜して分け入った森の奥で、美しい少年・ラフィと出会う。ラフィの不思議な魅力に惹かれつつも、どこか懐かしさを憶えるアシル。ラフィとはいったい何者なのか。永遠なる純愛の叙事詩。

作品情報

作品名
寂しがりやは夢をみる
著者
佐倉リコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041027813
3.3

(19)

(3)

萌々

(4)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
61
評価数
19
平均
3.3 / 5
神率
15.8%

レビュー投稿数2

じょそうのじょうしはお好きですか?(コスプレって)

ネタバレありです。
表題作は王子様と森の奥に住む謎の賢者のお話。
ある国の王子が、王子の祖父(前王)の助言で、国に蔓延した流行病を鎮める術を求めて、森へと賢者を捜しにやって来ます。
森で迷った王子が偶然行き着いた家には、美しい少年が独りで住んでいて…。
この少年こそが、前王の言っていた賢者、実は天使で、二人愛し合ったがために彼は天に帰れなくなり、王国の継続のため彼は身を退いて、誰にも見つからないように一人森の奥に隠れ住んでいた。
と、まあ、割と早々にネタばらしされて、で、結局、元天使と王子はまた恋に落ちるのだけど、元天使は病を癒す力を王子に与えると(王子に力を与えた?王国全体から一気に病を祓った?この辺ちょっと不明)姿を消してしまいます。
それから数年後、王位を継いだ王子が国を立て直し、ようやく世が安定したので、王位を捨てて今度こそ天使と二人、末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。
なんだが、、、
こう、ストーリー的には全然いいんだが、
ちょっと物足りないのはコスチュームの件。

とりあえず、同時収録の「恋着るふたり」
こちらは、アパレル関連の会社に勤めるサラリーマンの先輩後輩のお話。
現代のお話です。
主人公の白井はある物のためにどうしてもお金が必要で節約生活の毎日。
懐いてくれている同じ部署の後輩の真乃からの食事の誘いも、いつも素っ気なく断っています。
そんなとき、大学時代の先輩で、やはりアパレル関連の別の会社に勤務する新田にショーモデルの代役を頼まれます。
バイト料に目が眩んでうっかり引き受けたら、実は女装でランウェイを歩く羽目に。
そんな姿を偶然真乃に見られてしまい…。
まあ、その後、誤解、すれ違い、胸の痛みは恋のせいと、定石通りにお話は展開して、ハッピーエンドでめでたしめでたし。
こっちの女装コスプレがメインのモチーフのお話は、すんなりと萌ます。
細身の眼鏡スーツとベアバックのロングドレスとのギャップ。
元々、憎からず思う気持ちがあった二人が、こんなアゲアゲなシチュで、恋の炎もアゲアゲ!になって当然。
寧ろこれで恋が盛り上がらなかったら、ボーイズがラブのファンタジーとしては不自然です。
じゃあ、表題作の方に微妙に萌えきれなかったのは?
せっかくの王子様と天使の恋っていうファンタジー世界設定なのに、コスチュームが地味。
普通のシャツとズボンにリボンタイだけでは、王位を賭けた恋や、地上から帰れなくなった天使の恋を説得するだけのコスチュームの力が足りないって感じるの。
「今ある日常とは別のファンタジー世界の物語」って事を見せたいのか見せたくないのか、その辺に物足りなさを感じたので、萌一つマイナス。

0

あっさり人外

佐倉リコ先生の人外ものです。
王族の人間・グレンと天使・ラフィお話。
元々惹かれあったのはグレンの祖父とラフィだったのですが、
結果的に祖父には捨てられて……というような流れです。

ちょっとあっさりし過ぎた印象かな。
お互いに惹かれていく過程がちゃんと描かれていませんでした。


同時収録作は会社の先輩・後輩のお話です。
先輩・白井が訳あって女装するので、
女装男子が好きな方には喜ばれる展開だと思います。

ただ、こちらも惹かれ合う過程がイマイチわかりにくい。
せっかくお金を貯めて買った大切な品物を、
突然後輩にあげてしまったことにも納得がいきませんでした。

どちらか一作をじっくり読みたかったです。
あと、表紙がちょっとホラーなのも気になります。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP