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表題作淫夜 ~二人の花嫁~

ラグナート/ラヴィ/ニーラム/アニル
宮原海(小説家)/宮原陸(ピアニスト)

あらすじ

インドでのピアノコンサートに招待された宮原兄弟。
それは神娼を生み出すため、4人の男達によって仕組まれたものだった。
肉欲を嫌悪し心のみで愛し合う無垢な双子の愛情は、男達との淫らな交わりで大きく形を変えていく――。

大人気「淫花」シリーズ第3弾!

純粋で肉欲を嫌悪する双子の海と陸は、ある日訪れた観光先で4人の男達の罠にはまる。地位も権力もある男達の道楽で夜毎身体に快楽を教え込まれる淫蕩な日々…。
始めて欲望を迸らせ、熱い充溢で窄まりを貫かれた時、感じたのは享楽と絶望だった。快楽を貪欲に受け入れる陸と頑なに拒む海。無慈悲な命令にさえ悦んで従う陸を海は認められず、双子の関係は変わり始める。そして、二人をとりまく男達も、いつしか遊びを越えた己の感情に気付きー?

作品情報

作品名
淫夜 ~二人の花嫁~
著者
いとう由貴 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
シリーズ
淫花~背徳の花嫁~
発売日
ISBN
9784799725122
4

(43)

(20)

萌々

(12)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
6
得点
169
評価数
43
平均
4 / 5
神率
46.5%

レビュー投稿数6

複雑さの描写が見事

1作目より2作目のほうがよかったけど、3作目はさらによかった!
シリーズものですが、キャラクターは入れ代わるので単独で楽しめなくもない・・・ですが設定が少し特殊なのでやはり順番に読むことをオススメします。

非常~にえろえろです。そして巻を増やすごとにえろ度が増しています。
今回は受けが2人に攻めが4人…その受けの2人も交わっているので乱交状態。
攻めが4人とも外国人なので名前を覚えるだけで一苦労だなあ~と思って読んだら意外なとこに、きちんと1人1人役割があり、多いと思った人数も、この人数でなければいけないんだなあと思えました。

受けが不敏だし、基本的に凌辱です。
最初から最後まで陵辱・複数プレイだしガチ兄弟もので、おまけに兄弟でリバーシブルです。
人によっては苦手要素が複数ありそうな内容ですのでご注意です。

愛はありますが、人によっては納得できないかも。
道具やお薬など特殊なプレイはないのに、よくここまで飽きさせないで濃厚なシーンが何度も何度も続くなあと感動します。

主人公は海と陸の双子の兄弟。陸は世界的なピアニストですが、対人関係が苦手でそのため海が陸を守り、陸のマネージャーをしています。
2人は互いに依存して愛しあっていますが、病的なくらいストイックで潔癖で、体を繋ぐことは汚らわしと思っており、寄り添って軽くキスをする以上の経験はありません。

そんな二人が3000年前からあるとある神の巫女の儀式に巻き込まれていくお話です。
このへんの巫女のことは前作の2作をよんだほうがよいのですが、
騙されて連れて来られた2人は巫女になるための調教を受け、素質のある陸だけが神巫として目覚めていきます。

最初はおとなしくて、守られる側だった陸が変貌していく様子がお話としておもしろく描かれています。
逆に、陸を守ろうと強い態度を崩さないでいた海のほうが翻弄され、すっかり淫乱になった陸や4人から凌辱を受けて苦しみます。

陸と海を軟禁している4人は陸と海をペット扱いしているので、最初は普通の愛情というものは皆無です。
でも次第に「2人を可愛い」と思う心は芽生えてきます。ただ、恋人って感じでもないかなぁ。
なんとなく、この人は信頼できる、みんな一緒に愛し合おうみたいな感じに終着します。
カップルとは言えないかもしれませんが、互いに好意はもった上での大団円のような感じです。

1番の愛で結ばれているのは陸と海です。だからはっきりカップリングだと言えるのはこの双子の兄弟だけかなぁと思うのですが、リバーシブルだし、2人きりで繋がることはなく必ず4人も混ざっての行為です。

誰が誰を思ってるのかなどは非常に複雑で、普通のBLとは全く違うと割りきって読まないとこんなのありなの?て思ってしまうのですが、その複雑さの描かれ方は本当に見事だと思う。 
陸の海に対する思い、海の陸に対する思い、ラウナートの海に対する思いや、陸のアニルとニーラムに対する思い・・・複雑なのにこれがこのページ内でうまくまとまっているのがスゴイです。

陸が儀式でおかしくなっていく様、反対に海はいつまでも理性を残していて苦しむ様が非現実的な設定を活かして書かれていて面白い!
えろ度も満足だし、えろだけでなくてお話と設定が作り込まれている、キャラクターに個性があって役割があるという点でこれは楽しめました。

ストイックで潔癖だった双子、特に最後まで抵抗し続けた海が最後に陸に「なぁ、人とエッチするって悪くないよな・・・思ってたよりずっと良かった・・」て零すのがなんだかそれも真理だなぁと思いました。
とにかく双子がかわいいです!

歴代のキャラクターがチラッとですが全員登場します。
主人公はともかく、攻めキャラの人数が多くてしかも横文字なのでちょっとごっちゃになってきました^^;
前までと違って、今回はまた次回作があるのかなあという伏線を入れてのラストなので、まだまだこのシリーズで楽しめるのなら嬉しいです。

6

巻数ふえることに。。。笑

淫月~淫花~につづいての3作目。
ここまでだったらこれが一番好きかなという読後(*´▽`*)ノシ
恋愛という意味ではこれが一番わかりやすかった。

お話はといいますと、美しい双子。
お互いを愛しているが、兄弟という禁忌があるために一線を越えないまま過ごしていた。
そんな最中、第一作目の受を抱いた遊び人たちが
「俺たちも神子ほしくね?」的なノリで可愛い双子を拉致。
こいつら俺たちの神子にしちゃおうぜ☆大作戦なのであります。

儀式をまねて詠唱を慣らし
前も後ろも未開発の双子を淫らに落とす。
のっけから6Pですよお姉さん!!

近親相姦、リバ、輪姦もろもろやりたい放題なのであります。
しまいには5人に犯される受ってwwwどんだけ
相変わらずエロだくがおいしい。

ただ個人的によかったなと思うのは、
神子になった陸は、1作目の受と同じくビッチ化してしまったのですが、
海!このこは神子になりそこね、陸よりもいつも劣って見られていたことに
コンプレックスを抱えていた。
そんな海を愛しちゃった男たちが「俺たちは~」からのくだりが好きです。
ビッチでエロエロの陸よりも、お前が好きだ。
お前だけだ。
あんだけ強姦しといてどの口で。。。。と思わなくはないですが
キュンとした。
大事に大事にされてる様が、陸との比較でも見れて良かったです。
うまーv

4

海、かわいいよ!

「淫花」シリーズ第3弾です。真の神子、王の神子ときてどうなるんだろう?しかも今度は二人!?と読み始めました。

隠したはずの秘儀にたどり着くきっかけはまたまた俊也のご乱行でした。罪作りだなぁw
ターゲットは双子の二人で、信じられない状況と快楽を受け入れる陸とそれを認められない海。深く愛し合っていた双子の関係に変化が始まります。

3Pどころかなんと6Pという「絵師様大変だな」な、どエロい設定を無理なく書いてらっしゃるあたりが素晴らしかったです。神子の変化を軸に6人全員が変化していくのがきちんと描写されていて、安定のいとう由貴作品という気がしました。

何より、繊細な海がとても頑張っていて、かわいい!
海のかわいさにメロメロです。お話の中のS二人も海にメロメロだったし、私もSなのかなぁ。淫花シリーズの受けの中で、海が一番と思うほどかわいかったです。
凛とした受けが泣くのが好きな方にはぜひお勧めします。

7

双子の対比が良かった。

しかしまぁエロいです。
順応性があるのと頑ななのと両方が楽しめる美味しい設定でしたが、血縁ものもあるので要注意です。
海が四人(五人?)に翻弄されて、先に体が堕ちてしまい心が追い付かない描写は萌えました。
しかし、このシリーズの最後は不思議なくらい全員幸せになるのが凄いです。
今回ばかりは一人不幸になって闇に沈むのかと思ったのですが、どんでん返しでした。
攻め視点で四人それぞれの話がもっと読みたいと思いました。
特に海がラヴィの部屋に行く前後のラヴィ側の話を番外編で是非読みたいです!

2

乱れてるな〜

電子買い。
イラスト付きだったけれど、挿絵がすっごく小さい。
気にする人は紙の方がおすすめ。

前2作は未読。
ストーリーはさほど複雑ではないので、いきなり3作目から読んでも意外に大丈夫だった。
確かにエロエロで、どこのページをめくってもいたしているシーンばかり。
基本は3人ずつに分かれてのプレイ。
途中から、実の双子同士でも…となんでもアリな状態で乱れまくり。
最初は無理矢理から始まった関係だけれど、最後は愛が芽生えてみんなが幸せになったもよう。
よかったよかった。

このシリーズはまだ続きそうな雰囲気で終わっているので、もしかしたらまた続きが読めるかも?
これを機に、あと2作も読んでみようかな。



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