イラスト入り
わたしの中では限りなく神に近い萌え×2です。
あとがきは最後に読みましょうとみなさん書いてくださってるのに、違うところでネタバレを見てしまいました…。
でも、大丈夫でした!!
でもでもこれから読まれる方はやはり何も知らずに読んでください。
派遣社員の弓川がセクハラストーカー上司に公園で襲われているところを大きな犬に助けてもらったところから、高嶺と知り合います。
この高嶺がもういいんですよ。
俺様傲慢なのかと思っていたら、そんなことなく、弓川のことを大事に思ってくれていて。
強引だけれども、弓川の言うことをきちんと聴いてくれるひと。
そんな高嶺に惹かれていく弓川なんですが。
もう謙虚で健気でセクハラストーカー上司をなんとかかわして頑張ろうとする姿はホントにもう…。
そんな弓川の癒やしが大きな犬ウォルフと高嶺との交流でした。
わたしもウォルフもふもふしたい…。
セクハラストーカー上司はホントに傲慢で自分が正しいと思っているような男で、読んでて好きになれる要素は何ひとつありませんでした。
なのでラストはm9(^Д^)ざまぁwwwwwwってこんな顔文字使ってやりたい感じでした。
高嶺の会員制高級クラブの従業員・落合さん、最初おじさんだと思っていたら、麗しい姿の挿絵で申し訳ありませんでしたと謝りたくなりましたw
あとがきのあとにあるイラストがとても微笑ましかったです。
派遣社員の弓川(受け・『俺』)は
ストーカー上司に襲われかけたところを大型の犬に助けられ、犬の飼い主・高嶺(攻め)と親しくなる。
犬の相手をしてやってくれと頼まれ
彼の経営する高級会員制クラブに入り浸り……
受けの弓川は、親の会社を継ぐつもりが倒産し
今の会社に再就職したという苦労人。
ストーカー上司の食事の誘いや嫌がらせで
ストレスが溜まっており、
高嶺の犬との穏やかな時間に安らぎを得ています。
簡単に人の世話になることをよしとしない硬派な性格ですが、親切な高嶺には惹かれていき、犬相手にのろけているところが何とも可愛らしいです。
高嶺は、傲慢セレブ攻めなのかと思いきや
全然そんなことはなく。
弓川が犬を気に入っていると知り
彼に気を使わせない方法で
自身の高級クラブに遊びに来させる等
非常にスマートかつ親切な人物です。
それでいて、友人以上の関係を望んでいることを堂々と告げる男らしさや、ちょっとワンコっぽい可愛らしさもあるところが素敵v
高級カラオケ屋というセレブな舞台設定ながら
メインは弓川とストーカー上司との攻防戦や
弓川と犬とのほのぼのしたやり取りなので
比較的庶民的な雰囲気が漂っています。
ところで、あとがきで本編のオチに関するネタバレがあるので、本編読後に読むことをオススメします!
そのネタバレ部分は読み進めるうちに予想がつくものではあり、何も知らない弓川にニヤニヤできる作りとなっていますv
ネタばらしが最後の最後にしか出てこないため、高嶺と弓川の甘いシーンも少ないのがやや寂しいです。
秘密やストーカー上司のことは早々に片付けて、もっと長めに恋人編をやって下さっても良かった気がします。
火崎さんはいつもあとがきで後日談のエピソードを色々語って下さいますが、本書ほど「それ本編で書いて!!!」と願ったことはありませんw
激しく萌!って感じではないですが、落ち着いた雰囲気が素敵な一冊です。
「シンデレラ」物語的な、ザ・女の子の夢BL版。
お金の事で苦労している健気な受け。でも表裏なく誠実に生きています。職場の上司(男)からストーカーまがいのセクハラを受けて、それでも泣き寝入ってます。そこに現れるセレブ臭プンプンの、でもちっとも嫌味じゃない大人の男。すっかり受けに感情移入して、攻めに憧れてしまいます。優しくて、包容力があって、しかもミステリアス。その上、重要登場人物?の大型犬ウオルフ。私はネコ派ですが、こんな犬様なら……!
その憧れの君から求愛されるロマンチック展開。甘くって夢が叶う疑似体験的な面白さを感じました。
上司からセクハラ&ストーカーされて困っている優しい受け様は好きですか?
言葉足らずでミステリアスな紳士な攻め様は好きですか??
私は大好きです!!!
今回は火崎勇先生買いだったのですが、キャラも話の内容も
大好物な部類だったので即、手に取らせていただきました
受け様は派遣社員として真面目に働いているのですが
派遣先の上司からのセクハラとストーカー行為に悩んでいる
心やさしい青年です
攻め様はどこかミステリアスな富豪ですが
押し付けがましくなく受け様の事を第一に考えてくれている方で
今回キーポイントのワンコのご主人様・・・ということでwww
受け様はワンコと一緒にいる間は、誰にも言えない上司の事などの
悩みを話し、攻め様と一緒の時は食事を楽しむ・・・
攻め様はいつも裏表ない受け様を好きになっていくし
受け様は自分にいつも親切にしてくれる攻め様に心を寄せていく感じで
いい具合に・・・なっていきます
今回、ミステリアス設定なので・・・
火崎勇先生のあとがきは最後に読みましょうwww
1冊丸ごと表題作です。
内容は、表紙イラストもですが、帯に書かれている「肉食系オオカミな経営者×平凡会社員ーー見初められる身分差ラブ!」の文句そのままです。
この作者様の作品は、カップルのどちらかの目線で進んでいく形式で、その主人公は感情の起伏が激しいというより、根底に冷静な部分を残していて物事にあたるというタイプが多いと思っています。
この作品の弓川(受け)もそんな感じで、ストーカー上司の宮尾に迫られて困りながらも、ただ狼狽するわけでなく何とか自力で対応をしようとしますし、知り合った高嶺(攻め)にも必要以上に頼ろうとしません。そのうえ狼犬好きで裏表のない弓川を高嶺が気に入るのも納得ですし、読んでいても好感が持てます。
ストーリーは二人の恋愛に、ストーカー対応、高嶺の正体が絡んだものですが、序盤でラストまで展開が読めてしまいます。私が唯一気になったのは、高嶺やその一族が宮尾を殺してしまうのではないかという一点だけでした。
先の見えない展開にハラハラどきどきはしませんが、その分安心して読める作品です。高嶺は狼から人間に変身できるので、獣耳や尻尾の途中状態ということはなさそうで、作中でももふもふとのエッチはありませんでしたので、そういうのを期待されると拍子抜けになります。