兄ちゃんを狙うイケメンのゲイが現れた!?

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表題作ないしょのコンプレックス

水城陽一,営業マン,受の兄の会社の部下 
鈴木慶,社会人,兄が大好きなブラコン

あらすじ

自覚はあまりないけど、重度のブラコンの慶。
一緒の布団で寝るし、兄にキャラ弁も作ってもらうラブラブっぷり。
そんな二人の仲に突如邪魔者が登場した!
兄が自宅に連れてきたイケメンの会社の後輩・水城が兄を狙っているらしいのだ。
絶対に兄の貞操を守ると心に誓う慶は、
ひょんなことから水城がゲイの上にマザコンであることを知ってしまい――!? 
マザコン×ブラコンのコンプレックス・ラブコメディ★

作品情報

作品名
ないしょのコンプレックス
著者
マヤミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047304925
3.2

(26)

(2)

萌々

(11)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
4
得点
80
評価数
26
平均
3.2 / 5
神率
7.7%

レビュー投稿数4

ドタバタ・コンプレックス・ラブ

マヤミさんは初読みの作家さんだったのですが
その魅力的な絵柄に惹かれて、思わず手に取りました。

丸々1冊に表題作が収録されている今作は、
無自覚なブラコン・慶くんと、ゲイでマザコンの水城さんが織りなす
ドタバタ・コンプレックス・ラブストーリーです。

一番印象的なのは、やはり素敵な絵柄。
可愛い慶くん、クールビューディーな慶くん兄、イケメンの水城さん、
メイン3人のそれぞれの個性・性格を踏まえた上で
しっかりと描き分けがされており、表情も魅力的で好印象でした。

物語の流れも、水城さんのことをお兄ちゃん狙いだと踏んで
警戒していた慶くんが、水城さんのコンプレックスを知ったことで
親近感から徐々に打ち解けていき、恋心を抱くという過程は
絵の魅力も手伝って、楽しく読み進めることができました。

ただ、コンプレックスの設定を
うまく魅せきれていない部分が若干あることも否めません。

慶くん兄弟のご両親が亡くなっていたことを読み手が知るのは最終話。
もう少し早い段階で分かり、その喪失によって兄弟の絆の深さがある、
という具体的描写を読んでみたかった。
水城さんのコンプレックスの過去を掘り下げているように
慶くん兄弟のそういった所も描いていただきたかったなと、
少し物足りないように思いました。

私的萌えポイントは、大胆な行動に出るときに、
なぜか孫子や老子の名言を引き出す慶くん。
そのずれた行動に、真面目な名言を伴わせているところが可愛すぎる...!
先にレビュアー様がおっしゃっているように、
これで彼が学生設定だったら、更に可愛いと思います!

絵が魅力的で、コンプレックス持ち同士の設定もとても面白く、
続編があれば是非読んでみたいです。

3

コンプレックスものは好きなんだけど…

両親を亡くしていてお兄ちゃん(表紙左)大好きっ子の、
ブラコンの受け(表紙真ん中・一応社会人)と、
その兄の部下のリーマンで、よく家に来ては泊まってく、
兄を狙ってる様子のイケメンの攻め(表紙右)とのお話です。

お兄ちゃんを守らないと!と受けは、
まずは敵を知れとばかりに攻めについて色々探ります~
すると攻めは、ロケットのペンダントに、
ママの写真を入れているようなマザコンなうえに、
ゲイだと分かって…!?

設定はすごく面白いと思うのですよーー
受けとその兄は相思相愛?って思っちゃうほどのラブコン同士で、
(兄が弟のために作る変なキャラ弁とか可笑しい♪)
そこにマザコンの攻めがどう絡んでくるの??と、
すごくワクワクして読み進めました~~~
が、
う~~ん、なんか乗り切れなかったのです…( ;∀;)

まず受けが、
簡単に自分の仕事をズル休みして攻めを探りに行ったり、
攻めと兄の仲のことが心配で会社を早退したりと、
社会人としてそれどーよ?という幼さで、好印象を持てなかった…
これなら大学生とかの方がよかったのになぁ~
あと攻めが、
想像していたようなマザコンとは違って、
展開がシリアスになってきてしまって、あれれ?って感じ。
(ゲイゆえに…なので、BLらしくはあるのですが…)
一応ラブコメ本のようなので、
せっかくのマザコン設定なんだし、
もうちょっと笑いに走る展開も見せてくれた方が読み易かったなぁ~
それから、
攻めと受けの仲の障害になりそうだった、
攻めの母とか受けの兄とかは、意外とアッサリ収拾がついてしまうし、
それでいて、エッチまでいかないし、
本は薄めだけど、描き下ろしもないし…
うーーーん、なんか中途半端で物足りない印象です…(/_;)

絵がキレイだし読み易いので、
もうちょっと+αがあれば、萌えにしてたと思うんですが、
低評価ですみません… m(__)m

3

絵はかわいい

ブラコン兄弟とマザコン男のトライアングルラブ?
厳密に言うと、三角関係ではない。かな。
それぞれが勝手な思いこみで空回りしているみたいな関係だから。
この、慶みたいな、一人で勝手に思いこみでバタバタしている子のことを、素直でかわいいって思えると、この作品の評価も上げられるんじゃないかと思うんだけど、私としては、ちょっと苦手かも。
ぱっと見た絵はかわいいし、お話の展開自体は無理がある訳じゃない。
ただちょっと、陽一も慶も、微妙に好みのタイプじゃなかったので、萌えられなかったので、ごめん。

0

コンプレックスとは

画面はきれいです。
ただ兄も水城も自分勝手な慶に振り回されて終わってしまった。
こういう天然で、よく言えば実直で、ものごとオブラートに包めないし人の領域にズケズケ入り込んでは
人の秘密ぺらぺらしゃべるような、デリカシーの無いキャラが好きなら受け入れられるかも。
わたしは終始、慶に対して「なんだコイツ」感が拭えなかった。
あとゲイだから〜って、ゲイを言い訳にし過ぎじゃないですかね。
慶と水城のことを心配する兄に、水城がゲイだから警戒されてるんだ、とか
兄にバラしたのは自分のくせに、自分のしたこと棚に上げて何言ってんだこいつ?
しかもそれで逆ギレしてぷち家出とか小学生か。(社会人設定でしたよね?)

マザコン設定もそれマザコンじゃないじゃん…。
あんなわだかまりありまくりの関係なのに、ペンダントじっと見てるってなんじゃそら、ですし。
自分のこと理解してくれない、人の話聞かない母だけど、感謝してるし大事に思ってる、とかならわかる。
だけどペンダント首から下げて見つめるような母親か??
愛の形はさまざまですけどね、ようわからん。

最後に、完全に当て馬だった兄がかわいそう。

0

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