キラキラ王子とオタク系男子

キラキラ王子くんの健気さにキュンとなります

ギャップ萌えを期待して、手に取りました。表題作含む、２作品が収録されています。どちらの話も面白くて、お気に入りの１冊になりました。

◎表題作
同級生のアラタとオミ。
アニメオタクと学園の王子という接点のない２人が、アラタがオミを、女の子から匿ったことで知り合います。その時から、アラタに興味を持ったオミ。オタクを馬鹿にせずにアラタに話しかけてきて、アラタの大切な妄想タイムを邪魔されて迷惑なのに、オミは大好きなキャラ（マリナたん）にソックリなので邪険にできなくて。
このオミの健気さにキュンキュンしました。アラタの好きなアニメを一生懸命勉強したり、メイド喫茶に行ったり、アラタの友達とも仲良くなったり。おまけに、マリナたんのコスプレをして、２番目でもいいと告白して。ほんと、カッコ可愛かったです。
一方のアラタも、意外と男らしくてカッコイイ性格だったのが萌えました。
そんなオタクくんの幸せそうなリア充が堪能できて面白かったです。

『ネガティブ・ラブシック』
間違いＣメールから始まった２人の関係が、お互いに大事になっていく過程がキュンキュンします。特に、いつもヤル気がなくてマイナス思考な受けが、初めて本気の恋をして必死になった姿に萌えました。