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表題作逃げ惑う従順な獲物

安藤圭一, 高校時代の先輩
久住祐磨, 小児科医

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

小児科医の久住祐磨は自身の勤める病院で、高校時代の先輩・安藤圭一と再会する。遊び人で有名だった彼を当時から意識していた久住。再び病院を訪れた安藤に、女に付きまとわれているからと恋人のふりを頼まれる。決して強引ではないのになぜか断れず引き受けた久住は女の前でキスをされる。諦めさせるためとはいえ動揺を隠せない久住に、安藤は身体の関係まで持ちかけてきて…。

作品情報

作品名
逃げ惑う従順な獲物
著者
義月粧子 
イラスト
桂小町 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778118389
3.2

(27)

(3)

萌々

(8)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
3
得点
82
評価数
27
平均
3.2 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数3

ちょっとイラッとしました

義月さんの作品らしく、攻めがひどく受けがいじめられる話でした。
精神的なSM入ってました。
攻めがかなりひどいのに受けが攻めに魅了されて何でも許してしまう感じがイラッとしました。
攻めが受けのことを好きなのかも何とも曖昧で、もやっとしましたね。
続編とかがあってだんだんメロメロになるとかならいいんですけどね・・・
攻めザマァ的な感じだったらもっとすっきりしたんですが。
中立と萌で悩みましたが、話自体は面白いので萌にしました。

7

攻めは性格悪いけれど…(^//^)

基本、性格悪い攻めより溺愛攻めの方が好きなのですが、
義月さんの作品は後半にグワっとくる巻き返し萌えがあるから手が伸びるv

今作は全体見ると萌え評価なのですが、後半だけなら萌え×2かな。
あとは攻めザマァ展開があれば文句なしなんだけどなぁ…と思いつつ、楽しく読了です♪


と、いうわけで。
安定の【性格悪い攻め×可哀想受け】とのことですが。

んー…今回はあまり可哀想な受けって感じがしなかったなぁ。
人を惹きつけるオーラのある『悪い男』と理解してるけど拒みきれず。
攻めに惹きつけられ受け自らズブズブにハマりに行ってる感じがして、
都合よく性処理に使われたり貢がされたりするけれど自業自得かなー、と。
断る余地は充分あるのであまり同情はできず、しっかりしろよとイライラ。
命を預かる職種なのに、私生活の影響で疎かになってミスるのはいただけない(ー"ー)

攻めはクズいです。
自信家で傲慢さが見え隠れし、人を使うのに手慣れてて。
自分のペースで約束を取り付け、受けを性処理のように扱い、さらりと高額の貢ぎをさせて。
で、受けはバイトでお金を工面して素直に従うからタチが悪い。

と、マイナスなことばかり書いてしまいましたが、
そこからの巻き返しにすっごく萌えた〜!!(^//^)

攻めザマァ展開はないけれど、受けの窮地を助ける攻めというシチュにキュンキュン。
そのタイミングで!?という抜群の現れ方が憎らしいw
(悔しいけど、クッソカッコいいやんと思ってしまうチョロい読者…。)

攻めはクズいけれど、誤解や引っ込みつかない部分もあったようで。
作者さんのあとがきには「絶対に謝らない攻め」と説明されていたけれど、
本中では謝らなくても反省は出来る人だったので、とりあえず良し◎

誤解は解けたあとは、
受けを振り回しつつも溺愛するんだろうなーという未来予想図がチラリと浮かんだので満足です♪


微妙だったのは30代という年齢に思えなかった部分。
仕事のキャリア的にはそのくらいが妥当なんだろうけど、
攻めはチャラいし、受けは幼い(-ω-;)
20すぎの子のやり取りを見てる気分にもなりました。

1

◯ャイアンジゴロの正体は

何というか…
攻めがイヤなヤツなんですよ。傲慢、自分勝手、自信家。
お前のものは俺のもの、◯ャイアン男。
受けは小児科医。
元々クールで意志の強いタイプのようだったのに、高校の先輩だった攻めとの再会で、一気にグズグズに成り下がる…
これ、自分ではどうしようもなくワルい男に惹かれて堕ちていく…みたいなのが好みの方には合うと思うんだけど、私個人としてはどうもこの受けのグダグダ具合がもうまどろっこしいというか、しっかりせい!と喝を入れたくなってしまって。
一方攻めも。
どういう行動、どういう言葉を使えば相手が何も言えずに従順になっていくのか。そこを本能的に熟知しているような男。
確かに魅力的なんだろうけど、この受けとの組み合わせではただの傲慢野郎にしか見えなくなってしまった。お金もたかったりしてて、ドSとかジゴロというより単なるカツアゲにも見える。
で、その正体が明かされた後は。
なんでやねん的な。ドSでも言葉責めでもいいけど、意味もなくお金で追い詰めて行ったのがイヤな気分。
しかし、ラストは急に甘々になります。
これまでの酷い仕打ちが突然帳消しになるほどの甘々で受けは報われるので…そういう展開が好きな方にはおすすめな作品です、ね。
私は一点でも「攻めザマァ」が欲しかったかな。許してくれぇ…!みたいなね。

0

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