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表題作カモミール・ラプソディ

鳴沢一也
山吹日和 

あらすじ

高原のリゾートでベルボーイを勤める山吹日和は、毎夏バカンスに訪れる客・鳴沢一也に惹かれていた。
均整のとれた体躯、優雅だが堂々とした仕草、少垂れ目がかった目元に色気がある危険な男。
だけど住む世界の違う人だと思っていた。
ある日、鳴沢の部屋に招き入れられた日和は、低い囁きに抱き込まれ・・・
ホテルグランドテラスキタノを舞台に、ひと夏の恋がはじまる!!

作品情報

作品名
カモミール・ラプソディ
著者
月乃かりん 
イラスト
高崎ぼすこ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHY文庫
発売日
ISBN
9784813041412
3.3

(13)

(3)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
40
評価数
13
平均
3.3 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数2

デビュー作だけれど、とても満足!(ネタバレ注意)

デビュー作と聞いて買うのを迷っていたのですが、ぼすこさんの絵が素敵で買いました

カモミールラプソディではベルボーイの日和の視点で書かれており、ラストバカンスでは客の鳴瀬視点で書かれていました
私的に攻めの視点で物語が進むのが好みの為、ラストバカンスでは攻め視点でとても嬉しかったです!
しかし、日和が好きと自覚する場面が、カモミールでもラストでもさらっと書かれていて、何故そんな急に気持ちが変化したのかな......?と疑問に残るとこもありました
けれど、思いが成就した後の話が(オマケペーパー等)充実していたので、総合的に見れば満足する作品でした

1

ちょっぴり切なく甘い

リゾートホテルを舞台にした、セレブイケメンちょいS攻めと、可愛い系健気受の、ちょっと切なくてラブラブ甘々なお話しです。
さらっと読みやすいお話しではないかと思います。

ただ途中ダレるといいますか・・・もうヒトネタあっても良かったかも。
あるいは、ひとつのエピソードをもう少し掘り下げるとか。
物語的に短い期間での展開とはいえ、何かもうひとつパンチが欲しかった。

それと途中、心情の表現がくどい部分も見受けられました。

本編(受視点)の後、同じ時系列の攻め視点の話があるのですが、あの時攻めはどういう心境だったのか、という、テストの答えを見せてもらっている感じで、それはそれで私は面白かったです。
ただ、本編でも充分そういう心境は読める、想像できる、とも言え
それなら本編をその分厚くした方が良かったかもとも思えます。

作品の世界観はやさしく、ほんわかしていて和む感じです。

どうせお前も俺の容姿とか金目当てか?的な思いで、最初は遊び半分で受に手を出した攻めが、健気な受に絆され本気になっていく展開は私の好みでもあります。
なので、もうひとひねり欲しかったな、と個人的に思います。

1

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