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憂える白豹と、愛憎を秘めた男

ueru shirohyo to aizou wo himeta otoko

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表題作憂える白豹と、愛憎を秘めた男

あらすじ

24世紀半ばのTOKYO。不老不死の呪いにより千年以上を生きてきた天才薬剤調合師、千早。
吸血人豹一族の白い異端児、セルリアはそんな千早を餌に選んでしまい、彼の血液以外を受けつけない体質になってしまう。
ある日、ふたりが所属する異能者たちの秘密組織「ルース」の主宰ギメルから、仕事のついでにAMERICAの邸でのバカンスに誘われる。
早速赴いた一行だったが、滞在先で次々とアクシデントに巻き込まれ…。

作品情報

作品名
憂える白豹と、愛憎を秘めた男
著者
牧山とも 
イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784879198778
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ガッカリ感が半端ないです…

『孤高の白豹と、愛執を封じた男』の続編になります。今回は、吸血人豹一族の白い異端児・セルリアの過去が絡んだ事件でした。

前作では、呪いのせいで千年以上生きた天才薬剤調合師・千早と意地っ張りで愛想の無いセルリアの最初は仲の悪かった2人が、同じ孤独に共感してだんだん絆が強くなっていったのが見所でした。ただ、近未来やモフモフなどの設定も好きだったのですが、BL色が薄いのだけが心残りでした。だから、今作では、2人のイチャイチャが見れるかと期待していたら、全く無くて…。期待していただけに、ガッカリ感が半端なかったです。まぁ、BL色は薄いけど、人間は餌としか見ていなかったセルリアが千早のことは信頼していたり、セルリアがいないと絶望感を感じるほど千早はセルリアに依存していたりと、前作よりは絆が強くなっていたのは少し萌えました。

肝心の事件は、セルリアを育ててくれた亡きレンを巡って、レンを慕うラスターが復讐という名目で、千早や一緒に働くギメルや周にまで牙を向ける…というものでした。
千早が豹の爪で傷つけられたり、セルリアとラスターが豹の姿で命を掛けて戦ったりと、読んでいて痛そうでした。でも、そういうシーンだけでなく、相変わらずの2人のかみ合わない会話はおかしくて、シリアスになり過ぎないのが良かったです。
あとがきに、ギメルと周のスピンオフも…とあったのですが、次回購入するか悩むところです。

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