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表題作乱れし花陰 ~僧侶散華~

三重野一浩・都議・30歳/斉藤晃陽・大学生・18歳
樫森皐・僧侶・28歳/斉藤晃陽・大学生・18歳

あらすじ

「長い間、禁欲しているせいで、逆に淫らな身体に仕上がっていくな…」。小さなお寺の僧侶・樫森皐は、清い心で仏に仕えるため、恋愛をしないと決め、日々、慎ましく暮らしていた。そんなある時、十歳年下の幼馴染みの晃陽から、恋愛相談を持ちかけられる。しかしそれが、皐の人生を変える大きな出来事の引きがねとなった。晃陽の男の恋人・都議の三重野から、浮気相手と誤解された皐は、その怒りを買い、ある権力者の貢ぎものとして『躾け』られることになってしまう…!!「ごめんね。ホントはずっと皐さんに触りたかった」。「慎ましやかなふりをして、淫乱な坊主だな」。正反対の男ふたりに、抑圧していた淫靡な性を暴かれ、皐は…。

作品情報

作品名
乱れし花陰 ~僧侶散華~
著者
バーバラ片桐 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784801905122
3

(14)

(0)

萌々

(3)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
41
評価数
14
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

エロかった…

ラヴァーズ文庫にバーバラさん、そして奈良さんの挿絵ときたらさぞかしエロいんだろうなあ…、と思っていましたが、想像をはるかにしのぐエロさでした。ストーリーの半分以上は服を着てないんじゃないでしょうか。

内容は書いてくださっているので感想を。スミマセン、ネタバレを含んでいます。




主人公の一人・皐は父亡きあと、若干28歳という若さで住職を引き継ぐのですが、実は彼はお寺の前に捨てられていた捨て子でした。そんな自分を引き取り育ててくれた養父と檀家さんたちへの恩返しの気持ちから、皐は住職として心血を注いでいます。
また彼には子どものころの性的なトラウマから自分に自信が持てず、「聖職者」として禁欲的な生活を送っているのですが、これがまた彼の儚い美しさを引き立てています。

そんな皐ですが、幼馴染の晃陽から彼の恋人について相談を受けているうちに、彼の皐へ向ける恋慕の情に引きずられるようにして関係を持ってしまうところも良かった。背徳心を感じつつ、でも、っていうところがすごく良い。

晃陽と関係を持ったところを、晃陽の恋人であり、かつ皐の高校時代の先輩である三重野に見られてしまい、激昂した彼に「男を受け入れる身体」になるよう調教されるのですが。

この調教の理由について、初めは、皐に恋い焦がれた三重野が、策略を講じて皐を手に入れようとしているのかなと思いつつ読み進めたのですが、実は…。というストーリー展開はさすが。ページを捲る手が止められませんでした。
さすがバーバラさんといった感じで調教シーンも多いですしエロはかなり激しい。また攻め・受けが固定しているCPではないので地雷の方は注意された方がいいと思いますが、三人でつながるシーンには圧倒されました。

調教シーンは多いですしちょっと激しいのですが、皐が晃陽・三重野の二人の男たちに対し愛情を持っているためさほど悲壮感はありません。また痛いことはされないので、激しい調教がお好きな方にはちょっと物足りないかもしれませんが、反対に私のように痛い調教は苦手、という方でも安心して読めるかなと思います。

最後は甘々。皐には「どちらか」を選ぶことはできないと思うので、彼らには自分を選んでもらうべく頑張ってほしいですwww

5

お坊さんはエロかった!

若き僧侶・皐は、幼い頃から知っている10歳年下の晃陽に、恋人(男)と別れたい、と相談を受けます。
晃陽がゲイだったこと、皐の高校剣道部時代の先輩である三重野がその恋人だということに皐は驚きます。
皐は自分を慕ってくれている晃陽の為に力になりたい・・・と考えるのですが、恋愛経験皆無の皐に良案が思いつくはずも無く。結局皐は、自分も立ち会うから、晃陽と三重野できちんと話合うしかないと、三重野が来ると連絡があった日に晃陽の部屋へ向かいます。
三重野を待つうちに、晃陽に好きだと迫られ、皐は晃陽とやってしまいます。(皐×晃陽)
その現場を三重野に取り押さえられ、恋人を寝取った償いをしろと迫られます。
その償いというのが、議員の三重野が懐柔したい大物政治家に皐の体を差し出して接待しろ、というもの。皐はその日の為に、男を受け入れられるように後ろを開発されていき・・・・・・

・・・というお話なのですが、お坊さんエロい!(笑)
表紙絵のちょうど帯下で隠れる部分に描かれている道具類が気になってしまい購入しました(爆)が、相変わらずエロシーンに気合の入っている作家様だと思いました。エロ目当てで読んでて楽しい楽しい!!
ローター等の道具は使われてますが、それ以外の特殊なものは挿入されてません。密かに仏具的なものとか数珠とか期待していたので・・・(汗)
あと、(誘い受けですが)皐×晃陽、晃陽×皐、三重野×皐、三重野×皐×晃陽、ともう皐さんを挟んでの3Pです。サンドです。真ん中です。
あとがきで書かれていますが、受よりの真ん中、です。
・・・受は受けてるだけがいい!!って方は避けたほうが無難かな?積極的じゃないけど、嵌められながら嵌めますので。

複数ものって最終的に、誰か一人を選ぶか、皆まとめて大好きだよv、のどちらかで終わることが、今まで読んできた大部分だったのですが、今回のお話は皐がまだ快楽に流されちゃってて選べない状態のままで終わっているので・・・・・・ちょっと、どうしましょう(笑)
私としては、三重野に頑張ってもらいたいんですけど。いやでも晃陽も悪くないし・・・三人で幸せになる?そうする?いや、どうしよう・・・・・・

4

受け≠真ん中の人

8月なので…!٩( 'ω' )و
積み本の中からお坊さん受けを選んでみました(爆)
花陰って官能的な隠語を匂わせ表紙から漂うエロスよ。

性的嗜好が男であることに後ろめたさがあり、
一心に仏に使え煩悩を振り払いストイックに生きてきた坊主受け。
当然のようにDT。
性的なことから逃げて生きてきたので真っさらな体。

そんな体に仕込む調教モノです。
弟のように可愛がって愛しいと思ってた男の手で、
信頼してた先輩で甘酸っぱい記憶と共に憧れていた男の手で、
拡張・乳首開発・尿道責めetc. ひたすら続く快楽の責め苦。

表紙を裏切ることなくエロかったです(ФωФ)

最初の方こそ背徳感と罪悪感に苛まれ痛々しかったものの、
一度知ってしまった快楽に飲み込まれズブズブに流されていきー。
ストイックに生きてきた反動か乱れに乱れておりましたv

ほぼ調教描写にページが割いてありましたが。
バーバラさんだし、ラヴァーズ文庫さんだし、既刊に鑑みても内容はこんなものかな、と。

まーそれよりもリバだったことに驚いた!!!
小説でリバ描写を読むの初体験だー!ヾ(*´∀`*)ノ
で、『受け≠真ん中の人』挿れたり挿れられたり…ああああ滾る///

特に連結描写は良かったですねぇ。
前後ガッツリホールドされ、真ん中の人が間で動く。
ただの3Pより官能的でした(∩´///`∩)

そして個人的萌え箇所として、過去回想。
高校時代の受けと年上攻めの爽やかかつ甘酸っぱい交流が時折差し込まれてます。
現在進行形で行われる鬼畜な調教と甘酸っぱさのギャップが萌える!

部活を通しての先輩とのやりとり。
ふわっと霞めるような甘いキスの記憶。
めっちゃキュンキュンしました(∩´///`∩)

この回想があるせいか、個人的には先輩贔屓ですw
そのせいか、先輩には恋心を、年下くんには親しみのある情を、と違って見えたのですが…。
どちらも選べなかったのはチト残念。

せめて先輩と1対1のセックスが見たかったなー。
ほぼ年下くんが良いようにしてたもんな…(´・ω・`)

評価は萌え×2寄りです。
リバを見られたし、真ん中の人を楽しめたし、中々面白かったです♪

3

⚠少しだけネタバレありです

「僧侶受けか…。ふーん」と思いながらなんとなく手にした『乱れし花陰』。
挿絵をチラッと見て、僧侶受け最高なのではと即買いしましたね(笑)

内容的にはほぼエロ!!プレイ内容も豊富なエロ!!僧侶淫乱エロ!!って感じでした。
バーバラ片桐さんの文と奈良千春さんの挿絵とで僧侶がエロの背徳感というか、こんな淫靡な僧侶いいんですかと初めから最後まで興奮状態でした←

私は、リバが苦手なのですが、リバっていうことをあまり感じさせない表現だったので気になりませんでした。


エロを求める自分は大満足だったのですが、やはりエロが多い分内容が薄く感じました。
もう少しストーリー性に深みがあればなと;

しかし!僧侶受けという新しい扉が開けました。
僧侶という禁欲的なイメージがあっての、主人公のエロさ…。ギャップ萌えといいますか//
とてもよかったです!!

最後の攻めと攻めの関係性もよかったと思います。
共有終わりではないのが自分の中では新しいかなと

2

坊主!

真ん中の人への愛が止まらんことはわかったwww
リバありのサンドイッチですな(*´∀`*)

真ん中の人が快楽に打ち悶える様が私も大好物でありまして、
なおかつ攻が受のこと好きすぎるって設定が好きなのです。
お話的には攻たちの愛の熱さが最後からしか伝わらなかったのが勿体無い。
あの前半から中盤~の展開はいったい何だったのか。
せっかくだからモブにも突っ込まれてしまえばよかったんや。

巻末の先輩の甘やかして〜なくだりは好きでした
甘さがもっと欲しい

2

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