今では（当時も？！）豪華なメンバーが参加されている１冊です。
短いものは６ページ、長いもので東宮先生の33ページが収録されていました。

コメントや「たんば」では互いにあれこれ話しているものもあり、仲の良さを感じられる本になっています。東宮先生のコメントには爆笑でした。立野先生は本のトップを飾っているのに原稿が仕上がったのは最後だというのが面白かったです。

いくつかの作品の感想です。
「目を閉じておいでよ」は、幼馴染にズボン脱がされてお金を強奪される序盤がインパクトありました。
「田中くんの場合」は、オチが秀逸でした。
「Graduation」はこの先を思わせるラストが、ねもと章子「待ち人来たり」はこの後は…とドキドキさせるラストが良かったです！
「中曽根くんと竹下くん」は、ギャグテイストで面白かったです。
東宮千子「OWNER」は、読み応えがありました。オチまで良かったです。
「霧魔の捕囚」は、この本一番のエロさでした。

収録作品は次のとおりです。（敬称略です。）

コミック
立野真琴「目を閉じておいでよ」
五十嵐京「short Distance」
戸川視友「田中くんの場合」
葉芝真己「Graduation」
篠原烏童「SAHARA」
「MIXING THREE」
木村千歌「愛の墓標」
ねもと章子「待ち人来たり」
美杉果林「Look of Love」
このえなりこ「中曽根くんと竹下くん」
椎名あり子「遠吠え」
東宮千子「OWNER」

小説
たまきしげる「霧魔の捕囚」挿絵：五十嵐京

その他
「CHECK LIST」
「たんば」