• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作憧れのろくでもない人

真子末信,運送会社の配達ドライバー,23歳
ヒロ(深町妃呂),クラブで出会った派手な男,28歳

同時収録作品ぼっちゃんと裸の王子様

羽田文吾,山で裸で道に迷っていた勤労青年
式守かおる,引きこもりニートのお屋敷の坊ちゃん

その他の収録作品

  • 憧れのろくでもない恋人(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

ある日、真子末信はクラブで出会った派手な男・ヒロをなりゆきで部屋に泊めることになった。
だが、翌朝相手は挨拶もなく帰ってしまう。
なんて無礼千万な男だ!と憤慨する真子だが、取引先で、好みのタイプどストライクな、真面目サラリーマン・深町と出会い……!?
表題作の『憧れのろくでもない人』に、超勤労バイト青年×超箱入りお坊ちゃんのギャップラブ『ぼっちゃんと裸の王子様』を併録!

作品情報

作品名
憧れのろくでもない人
著者
間宮法子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665103
3.7

(21)

(3)

萌々

(11)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
76
評価数
21
平均
3.7 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数6

ろくでもない純愛

面白かったー
表題作も良かったけど、同時収録作も傑作でした。

ロクでもないと思っていたヒロが、実はあこがれの七三メガネ・深町さんだった。
ビッチに見えるヒロは実は童貞処女で、真子も身持ちが固くちゃんとお付き合いできる相手を探していたため童貞。
実は、純粋×純粋でした。
それにしてもヒロのクラブでのコスチュームがハチャメチです。
あれでモテるって本当?と突っ込みたくなるくらい(笑)
描き下ろしまで隙がなくて面白かったです!

同時収録作の勤労ビンボー×金持ちひきニートも良かった!
こっちの方が笑えましたね。
完全にギャグでした!

0

惚れたが負け

二つのお話が収録されてて、どっちも独特のコミカル描写交えてのお話で面白いです。

【憧れのろくでもない人】
オープンゲイ×超クローゼットゲイ
昼は超真面目なリーマン
夜はゲイ専門のクラブで露出過多な格好をして、イエーィっ!と踊り狂ってるちょっとアブナイやつ。
ゲイである事を隠すために昼間も仮面被って、夜は発散しつつも昼につながるような要素は一切残さないように注意を払ってる受け。
そのせいか心の鎧もめちゃくちゃ分厚くて変人っぽいというか、真面目な攻めの言動を素直に受けとりゃいいものの何でも疑ったり、はてまた攻めを陥れようとしたり…と一筋縄ではいかないかなり厄介な拗らせ男。
夜、昼、そしてしおらしい事を言って攻めに迫った姿…どれが本当の受けの姿なのか…と攻めもイライラ、読んでる私もイライラしながらも読み進めていくんですが、めっちゃ派手そうに見えて実はまったく恋愛慣れしていないただのツンデレ男だったと判って結構萌えます。

「憧れのろくでもない人」ってタイトルがいいなぁ。描き下ろしの一番最期、いまだに着てる意味ないような衣装で踊り狂ってる受けを見て「くそバカヤローだな」とイラっとしてる攻め(笑)
ろくでもないところ含めて惚れちゃったのだからしょーがないよねと肩をポンポンしてあげたくなる。
それから攻めの昔からの友人・平野くん。攻めのゲイバー通いに付き添っているうちにゲイにモテモテ&やがてオネエ言葉になっちゃうなんて開花しすぎです(笑)

【ぼっちゃんと裸の王子様】
スーパー勤労青年×高校以来引きこもってて世間ずれしまくってるおぼっちゃまのお話です。
最初素っ裸で現れた理由(ハードなプレイじゃなかったらOKだったのか、ウリもやってたのか)とか、ひたすら働きまくってる攻めの家庭事情(なぜ住所不定なのか)がちょっと気になりますが、そういうのをまるっと無視して読んだほうがいいかと。
攻めに惚れちゃったおぼっちゃまが、攻めと一緒にいたくて働きに出ます。そして良かれと思ってやる事がおぼっちゃま故に浮世離れしすぎて…というお話なんだけど、いろんなところに散りばめられたギャグが面白い。
一番ツボったのが、攻めがバイトしまくっててなかなか二人一緒にいる時間が取れないため、二人で過ごす時間を増やそうと同棲することになるんだけど、その時に攻めが借りてきたアパート。
その名も「古割荘」
めっっっちゃ笑いました。このネーミングセンス秀逸です。

1

裏表紙は必見(笑)

配送会社で働く真子(攻め)は、クラブで露出度高く踊りまくっているヒロ(受け)という男に出会う。最悪な出会いだったが、なぜか酔ったヒロを家に連れて帰る羽目に陥り、朝になったら腹の立つ置き手紙をされて逃げられていた。翌日ムカつきながら仕事をしていたら、配送先の担当の深町という地味な社員に一目惚れ。しかし実はヒロと深町は同一人物で、深町は真子が現れたことをストーキングだと思い込み…。


全体的にシュールなコメディです。受けのヒロは調子はいいのに口は悪く、読んでいてもムカつくタイプで、攻めは寡黙で真面目なタイプ。攻めが良かれと思ってしたことをヒロがすべて誤解し、脅されていると思ったり貶したりするのはかなりイラっとします。
でもゲイバレが怖かったり、人を信用できないヒロはちょっとかわいそうで、まぁ仕方ないかなとも思ったり。くっついたあとのヒロは、いい感じのツンデレで、割と萌えました。


同時収録作が1本。こちらはバイトを詰め込んでる働き者の貧乏アルバイター×引きこもりニートな御曹司、というカップリングです。
こちらもシュール系ギャグなのですが、すごい面白かったです。初対面がまた面白くて、受けの屋敷の庭に全裸で現れた攻め、ゲイの受けは攻めの全裸を見て勃たせちゃって、それを見た攻めがお口で2発抜いてあげて…という出会い。ちなみに本の裏表紙が、この受けと攻めとの初対面のシーンです。もちろん攻めは全裸。

攻めも受けも天然で変人で、なぜこうなる⁉︎ と思うような調子で話がどんどん展開していきます。最後の最後までツッコミ不在でした。
ギャグのツボが合う人には面白いと思うんですが、ツボが合わない人にはとことん受け入れられないだろうな、と思ったり。でも西田東さんのギャグとかお好きな方には面白いんじゃないかなぁ、と思います。

4

ホントにろくでもないw

あー(*^^)面白かった!!!!!

誠実なお付き合いのできる相手を求めて、宅配員真子が訪れたクラブで出会った印象最悪のヒロ。
いきなりの悪態と世話になったお礼どころか・・・ほんとろくでもないわ

そして、宅配先で出会った深町さんはそんなヒロとは真逆で、憧れの人に。
クラブで踊りまくるヒロはカラダがやわらかくてコスチュームも個性的(←どこで調達するのか気になる)
リーマンな深町さんはメガネで七:三のキレイで真面目そうなひと。
この二人は同一人物なんですが昼夜のギャップが楽しくて
まず持って行かれました^^


髪型でキャラの印象が変わる設定が大好きなのですが、ヒロの場合は深町さんの時のモノローグが別人のようで、ろくでもない印象が薄まりました。

二人が出会ったクラブ『Dancing Cosmo』の入り口のドアは
必見です!!!!!
踊ってる時にハイヒールから浮いてるヒロの踵
脅しに使おうと撮ったけれどブレた写メw
間宮先生はコマの細部までいろんなお楽しみがちりばめられているので
何度読んでも飽きません。
エロもエロい
そして、先生のお人柄なんでしょうか
読後にほっこりするんです。
きっと疲れたとき淋しいときにも笑って癒されるお話です。

3

変人を受け入れられるかどうか

なんだかんだで、作家買いです。

が、いつもギリギリのラインを行くなーという感じです。
すごい綱渡りをしている感覚で読んでます。いつ、無理だ!っていう方に転がるかなーと思いつつ、毎度ギリギリを保ってます。

表題作の受も、だいぶ「無理」寄りでしたが、なんとかギャグとして楽しみました。

どちらかというと「ぼっちゃんと裸の王子様」の方が好きでした。ぼっちゃんのお金持ちっぷりに引きそうになりましたが、攻もだいぶ変人だったのでバランスが取れました。

……つくづく、変人ばっかり出てくる作品を描かれる作家さんですね。これからも、これは大丈夫だろうかとドキドキしながら買い続けると思います。たまにはドンピシャの変人に出会いたいですが。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP