かりそめの婚約者

花嫁もの

新書版を文庫版に改変した際に、終盤を書き直したもの。
随分古い小道具が登場する点に、時代を感じました。

これも、自分の気持ちが分からない攻が、嫉妬をして暴走する展開
財閥後継の条件は、「鷺森家と縁戚関係を結ぶこと」
祖父の元カノ、房江さんの孫を探し出し、結婚することが条件。

千尋は、二卵性双生児で、行方知れずの妹が居る。
妹が見つかり、用済みの千尋は出ていくように告げる繁敏。
その後、鷺森が襲われる。
千尋が盾になり刺されると、繁敏の態度が急変。
・・・この豹変は、流れとしてちぐはぐで、ここからコメディに。

改変前を知らないけれど、失敗変更じゃない？　
でもカクテルキス文庫のお約束で、絶対ハピエンだから、まあいいか、な感じです。