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表題作恋するナルシスト

マネージャー兼事務所社長・守島
超人気タレント・瀬名

あらすじ

超人気スターの瀬名司。実は彼は未だ童貞だった…。しかし彼にも恋人(男)ができて悩みは解消され…!?「純愛ナルシスト」の続編です

作品情報

作品名
恋するナルシスト
著者
砂原糖子 
イラスト
影木栄貴 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872788396
3

(3)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

純愛ナルシストの続編

前作で晴れて恋人同士となった瀬名と守島。
しかしラブラブで幸せいっぱいな日々を送るには、
二人とも意地っ張りで素直じゃなさすぎました(特に瀬名が)。

「抱かれたい男NO.1」でありながらも童貞だった瀬名は、
深窓の令嬢なみに性的なことに関しては、無知でピュアです。
ナルシストで美意識もプライドも高いので、
守島となかなか二度目のHが出来ません!
あられもない格好でするセックスに、潔癖な瀬名は抵抗があるようです。

「好きだからやりたい」→「みっともない自分を見せたくない」的な
瀬名の葛藤を読みながら、どこかでこういうキャラを見た覚えがある……と。
思い当たりました。そう、「白鳥麗子」です。
瀬名って男版「白鳥麗子」なんですよね(笑)
そんな瀬名を相手に、お預け状態の守島が哀れです。

今回の作品には、瀬名の姉が登場。
この女が派手で金遣いの荒い自己中の嫌な女なのですが。
最後に意外な胸の内を語り、ああこの人も素直じゃない人なのだ。
やはり瀬名の姉だなぁと思いました。

前作よりコメディ色は少なめで、瀬名の打たれ弱さがクローズアップされ、
守島も大人なようで子供っぽい。まだガッツリと瀬名を包める程の余裕はなさそうで。
どちらかと言うと痛々しく、せつない雰囲気のお話しでした。

1

愛すべき鈍感

面白かったー。
「純愛ナルシスト」の続編ですが、色んな意味で前作よりも更にパワーアップしてました。切なさもユーモアも。
メインキャラも脇役も、いい味を出してました。
イケメンのトップアイドル瀬名くんの鈍感さには、笑いを通り越して涙が出ます。イライラする鈍感さってあるんですが、瀬名くんにはそれがない。こういう鈍感さ、めっちゃ好き。
せっぱ詰まってから言った守島の告白も良かったです。そこまでの長いすれ違いでかなり焦らされたぶん、めちゃくちゃキュンとなりました。
続編読みたい。

1

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