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表題作ジーブズE.P.(表題作 リバース・ブルー)

遠藤,人気急上昇バンド“ジーブズ”のドラマー
ミキ,ジーブズの元ベーシスト,ラーメン屋勤務

同時収録作品ミラーボールが回ったら

岸上敦,チャラめなイケメン,コンビニによく来る客
藤瀬利一,平凡で地味なコンビニのバイト

その他の収録作品

  • ライブへ行こう!(描き下ろし)
  • カバー下:脇キャラ紹介

あらすじ

もう一度はじめられるなら

人気上昇中のバンド“ジーブズ”。
ミキは結成時のメンバーであり、かつてはベーシストとして在籍していた。
しかし、ドラムの遠藤への想いを自覚し脱退してしまう。
バンドを辞めてから5年、
後ろめたさを抱えたまま怠惰な日々を送っていたミキの元に突然遠藤が現れる。
どうして今更? 何のために?
動揺するミキに遠藤はもう音楽はしないのかと尋ねるが、ミキの答えは投げやりだった。
するとその数日後、遠藤が行方不明になったと連絡が入り…

作品情報

作品名
ジーブズE.P.(表題作 リバース・ブルー)
著者
長谷川せと 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758075329
3.4

(11)

(3)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
36
評価数
11
平均
3.4 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数1

あっさり…なのが勿体ない。

長谷川せとさんの2冊目のコミックです。
初コミック「やさしい部屋」が印象的ないいお話だったので、
2冊目の本が出るのを楽しみにしていたのですが、
う~~ん、題材は好きだけどアッサリすぎて心に残りづらい、かな。

人気急上昇のバンド「ジーブズ」に関わる、2CPのお話が描かれています。

■最初は、ジーブズのドラマーの遠藤(攻め・表紙上の黒髪)と、
その同級生でジーブズの元ベーシストのミキ(受け・表紙左)の話。
再会モノです。

ある日、受けが働いているラーメン屋に攻めが姿を見せ、
5年ぶりに会った攻めの口から出たのは「悪かった」という言葉。
バンドを勝手に抜けたのは受けの方なのに…?
本当は、もし攻めと偶然にバッタリ会う事があったら、
平気な顔をするつもりだったのに、心が揺れてしまう受け。
良かったら来てほしいと、
攻めからジーブズのライブのチケットを渡され、
ふたりの出会い、高校生時代にバンドを一緒にやるきっかけも描かれ、
受けがバンドを辞めた理由が少しずつ浮き彫りになっていって……

受けがバンドを辞めたのは、攻めへの想いを自覚したから。
それはあらすじにも書いてあることなので、
本の中ではもっと深く描かれるのだと思っていたら、
特にそれ以上のことはなく、…あれれ?
せめて、
攻めの事が好きで一緒にいるのが苦しくなっていく過程の様子を、
もう少し心に響くかたちで描いてくれたらなぁ。
あと、バンドの演奏風景がほとんど入っていないのも寂しいな。


■ふたつめは、ジーブズのファン同士の話。
チャラめなイケメン(表紙右手前) × 地味なコンビニ店員(表紙右奥)

多分、ふたりとも大学生なんじゃないかな?
ジーブズのライブのチケットをコンビニ店員の受けが発券した時に、
ちょっと反応したら、一緒に行こうとイキナリ客の攻めが誘ってきて、
ライブの帰りには、ウブでおっちょこちょいな受けに攻めが惹かれて……

さすがチャラい攻め、誘うのも付き合い始めるのも軽い、
よくそれに真面目そうな受けがOKしたなぁ。
男同士ゆえの葛藤はほぼなく、するすると付き合って、
付き合ってから受けがネガ思考を発動~という展開。
チャラい攻めが照れちゃうところとか、
受けのすぐ赤くなるウブなところとかは可愛かったけど、
あまりにサラ~~ッと流れていく感じで(絵柄のせいもあるかも?)、
ページが勿体なく感じてしまいました…
こっちの3話分の話を、1話か2話にまとめて、
最初の話をもっと深くじっくり描いてくれたらよかったのにな。

色々言ってしまいましたが、
前作よりもキャラの見た目は好みですし、
時々アクセントのように挟まれるコミカルなテイストもいいし、
話の大筋は好きなんです、
うーーもっとグッとこさせてほしい! 3作目に期待したいですm(__)m

5

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