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表題作ふたりだけしか知らない

君嶋冬弥
コミュ力高めでモテモテ男子の高校2年生
神野圭介
女子アレルギーで陸上部の同級生,恋人

その他の収録作品

  • 進歩と現状維持(描き下ろし)
  • カバー下:漫画・あとがき

あらすじ

常に女子に囲まれてる君嶋 冬弥 と 女ギライな神野 圭介。 正反対で交わりそうもない二人なのに、いわゆる"そーいうコト"しちゃう仲。 だけど、「学校では話しかけない」という約束で――。 キスだけでムラっときちゃう性欲旺盛なお年頃。 他の子と仲良さげにしてるトコを見てもやもやしたりイラついたり、 自分ばかりが嫉妬してるみたいで凹んだり……。 若さ溢れるぴゅあキュン男子高校生love!

作品情報

作品名
ふたりだけしか知らない
著者
幾田むぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801955578
4.1

(165)

(68)

萌々

(62)

(27)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
675
評価数
165
平均
4.1 / 5
神率
41.2%

レビュー投稿数18

いかにも青春してる高校生

 男子高校生のきらきらした青春だねー、なお話でした。
お互い、素直でかわいい2人。

 攻め様はだれとでも仲良くなれて、女子に囲まれたモテ男だけど恋愛的には女子を好きになれない冬弥。
受け様は女子アレルギーで、かわいいと言われるのが嫌いな陸上部の圭介。

 中学の時、冬弥は圭介が楽しそうに走っている姿に惚れて、それからは必死にかきくどいて。
圭介はほだされちゃったけど、ちゃんと冬弥の事が好きで。
お互いに相手の事が大好きで、大事に思っていて。
 健全な高校生だからか、それなりにえちシーンもあるけど、エロいわーって感じではなくて。
初めてのえっちの時は、走ることを禁止されてる冬弥にキツイ事はさせられないから、と圭介は最初から自分が下になることを前提として受け入れていて、男らしくてかっこよかった。

 えっちがしたくてもんもんとしたり、嫉妬したり、高校生ってこんなんなんだろうなーってきゅんきゅんしながら読みました。

7

キュンキュンしたい人集まれ〜!

インタビューの記事を読んですっごい気になってしまって、いつもは電子派なのに我慢できなくて発売日に書店に買いに行ってしまったくらいどハマりしました。
なんでなんだろう??(笑)
実は自分でも理由がよくわかってなくて、なかなかレビューが書けなかったんです。
でもなんとなくわかってきたので今更レビューです。

BLは男同士の恋愛だから多くのBL作品も周りの人には内緒でイチャコラしてるわけで、この物語のようにお互いの関係を秘密にしてるという設定は特に目新しいわけじゃないはずなのに、私はこの2人の内緒感のさじ加減が好きなんだと思います。たまらなく萌えました。

家では普通に2人で遊んでるけど、学校では話もしない。目も合わせない。
けど、結局お互いに顔を見ただけで欲情したり、汗を見ただけで触れたくなって呼び出しちゃったりするわけですよ。
そして、学校では他人のフリをして欲しいとお願いしてた圭介(受け)の方が我慢できなくなって、冬弥(攻め)のところにわざわざ行っておねだりするっていうね。
あまりに可愛すぎて、このやりとりにすべて持ってかれてしまいました。

中学から付き合ってるカップルのかわいい日常がほのぼのと描かれてるお話なので、当て馬もでてきませんしドラマチックな出来事があるわけではないのですが、その日常に萌えが詰まっていたので私は大満足でした。
とりわけ冬弥が圭介にぞっこんで、学校で圭介に声をかけて欲しいがために前日に圭介の家でわざと忘れ物をしたり(そして声かけられたら超笑顔)、朝からせっせとお昼のお誘いをしたりと圭介ラブな冬弥が可愛くて可愛くて。
圭介も身体が弱い冬弥に下はさせられないと、最初から自分が受けだと考えている潔さが男らしくてよかった。

まだ高校生の2人だけど、こんな調子で大学になっても社会人になっても2人で仲良く過ごしてるんだろうなぁと自然に思えたくらい素敵な2人でした。

7

作画、ストーリー共に最高。

初めて読んだBLコミックスがこちらでした。
とても衝撃を受けました。
どのページを見ても美しい絵柄。

攻めが受けを好きになった経緯や、受けのトラウマの過去の描写が個人的にすごくツボでした。
校内ではかかわらないようにしようと提案した受けが、ふとした瞬間に寂しくなってしまったり、攻めが受けに嫉妬し、周りを牽制したりという人間らしさがとても好きです。

そして、校内では常に女性が近くに居る、コミュ力高めの攻めと、女性に近寄れないほどのトラウマを持つ、同性でつるむ受け。
二人の環境は、一見真逆のように見えますが、実は攻めも女性を好きになれないという悩みを抱えています。
そんな二人の恋愛の様子がとても愛らしいです。

個人的に、最終ページの、それぞれの考え方が好きでした。
付き合っていることをオープンにしたい攻めと、秘密にしたい受け。
この二人の話をもっと読みたい、と思ってしまいました。

今上げた他にも、攻めと受けのお互いに対する愛が伝わるエピソードがたくさんあるので、読み応えは保障できると思います。
とてもおすすめの一冊です。

5

きらきらDKのかわいらしさを堪能

皆さんが評価されている通り、DKのまぶしいまっすぐな恋愛が楽しめる作品。

初めての作家さんで、終盤までノーマルにDKらしいBLを楽しんでいたのですが、
ちょっと不穏な後書を読んで神評価に変えました。
それがなければ、萌×2でした。
ぜひぜひ、幾田さんの描く二人の10年後、20年後が見てみたいです。
続編でもいいし、別の話にして実は同一人物という話でも楽しそう。

BLはファンタジーではありますが、
簡単にオープンにして、周りの理解も簡単に得られて暖かく見守られる話は説得力が足りなくて、
幾田さんが考えるきらきらの儚さ、甘くない世の中を漫画で読んでみたい。

ラストページの、将来に対しての二人のずれも最高で、
知っているから臆病になる圭介くんと
知らない故に楽観的に考えている冬弥くん。
これはどんな形でもすれ違いが起きざるを得ない。

冬弥くんの、未来に対する根拠のない肯定感とか、
DKらしくてきゅんきゅんしますが、
二人が一緒に乗り越えても楽しいし、
気持ちのずれから離れてしまってもそれはそれで楽しい。
離れたとしても、きらきらして好きだった気持ちもなくなるわけでなく、
いつかいい思い出にできる二人だといいな。

不穏な読み方をしましたが、
きらきらきゅんきゅん、可愛らしいお話で満足でした。

1

読了後は、はぁぁ〜〜〜っ⤴︎ってなる(震)

序盤は結構軽い感じの付き合いなのかなと思いながら「ふむふむ」って読んでました。
さっぱりした恋人関係であり、攻め冬弥の方が気持ちが若干強めかななんて思ってました。
いやいや、そんなことないです。
中盤ぐらいから冬弥の重いほどの愛が伝わるエピソードがグイグイきますね。
反則だよ。
あんなに女子はべらしておいて。
君だいぶ圭介好きだね。愛しちゃってるね。
女子を好きになれない性分っていうのもあるけれど、きちんと女子と線を引いていて、圭介優先なのも好感度高いわ。
走ってる圭介が好きだから、応援する姿勢もグッとくる。
これは将来スパダリの予感。。。
対する圭介も付き合いの年月を経てしっかり愛を育んでる。
お互い相手を思いやり、試すことない素直な気持ちで交際に臨んでいるところが良き。
もうこの2人はこのままずっと幸せに過ごしてほしい。。。

0

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