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表題作雨がやむまでふたり

村瀬 想,建築関係
黛 洋一,飲食店アルバイト

その他の収録作品

  • 雨あがりのふたり
  • カバー下

あらすじ

地元の飲食店でアルバイトをしながら、何の変哲もない毎日を送る洋一。
ところがある日、客として現れた見知らぬイケメンといい雰囲気になる。
恋の予感…そう思ったのも束の間、実は彼・村瀬想は中学時代の同級生で、洋一がいつ思い出すか試していたと言う。
彼の言葉にちょっとガッカリした洋一だけど、なぜか村瀬の距離はあいかわらず近くって?

作品情報

作品名
雨がやむまでふたり
著者
幾田むぎ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
ISBN
9784866537115
4.4

(112)

(64)

萌々

(38)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
498
評価数
112
平均
4.4 / 5
神率
57.1%

レビュー投稿数6

試し読みに惹かれて購入

幾田むぎ先生の作品を読むのは初めてで、何ならお名前さえ存じ上げませんでした。

今作は同級生の再会ものなんですが、片方はゲイで片方はノンケなんです。そしてゲイの方がイケメンなので親しく接するうちにノンケの方が意識して…となります。

こちらの客として現れた村瀬なんですがかなりのイケメンなんです。黛のことはずっと覚えていたのに知らないふりをして店に通い続けてます。
そして村瀬が耐えきれずに同級生だと告白したタイミングで、村瀬はシフトが減らされて2人は会えなくなるんです。

この2人のキューピットになるのが黛の甥と村瀬の妹になります。このお子ちゃま達が凄く可愛かったです。でも子育てものではありません。

凄くこの作品で好きだったのはノンケの黛が村瀬を意識して行く過程でした。そして、自分の気持ちから逃げないところに凄く好感が持てました。そして、村瀬が黛の店に現れた経緯を知るとかなり滾りました。

初読み作家さまでしたが素敵な作品に出会えて良かったです。これからも注目して行きたいと思います。

5

再会がもたらすラブと家族愛の温かな結びつき!

村瀬× 黛


中学校の同級生だった2人が、
再会を果たし、
真実の恋を知るまでのドキドキ展開は、
ハートをギュッとつかんで離さない!


23歳の黛は、
地元の飲食店で地味な日常を送っている。
彼が客の見知らぬイケメンに興味を引かれている。

そのイケメンは村瀬。
実は中学の同級生で、
中学時代の2人は特に仲良しではなかったから、
黛は最初は気づかなかった。

村瀬が黛のことをすぐに気づき、
実は彼が中学校の時から黛に気になっていた。

村瀬はリベンジの名のもとに、
以前の気持ちを晴らすつもりで、
黛を落とそうとする。

ノンケで陽気で天然な黛と、
ゲイでちょっとクールで大人っぽい村瀬。

黛が甥のお世話をしながら、
村瀬は妹の面倒を見ている。
家庭的な2人のコンビを見るのも楽しい。

甥と妹を通じて2人の交流が進み、
恋にするつもりじゃなかった感情が
だんだん本物の愛へ変わっていく展開。

黛が村瀬のことで頭がいっぱいになって、
村瀬への特別な感情がどんどん膨らんでいく。
自分の気持ちにどう向き合ったらいいのか分からなくて、
ふるふるとふらつく様子や、
酔っ払った唄川の突然の攻撃に、
心臓の音がこっちまで聞こえてくる動悸と、
その後の過剰な反応も
本当に可愛すぎる!

村瀬が
中学校時代に
感じたゲイとしての不安や
家庭の事情、
それを知ったら胸がと痛む。
当時黛が無自覚で彼の唯一の理解者だった。
長い間閉じ込めていた黛への想いが、
好きという気持ちに確定し、
歯止めきかなくなる。
これは執着の極みかもね!

黛が今までの人生で、
ずっと自己肯定感が低かったらしい。
村瀬との出会いでそのすべてが変わっていって、
村瀬に対する黛の感情、
その強さには驚きよ!
可愛くて激しく泣くほど村瀬を大好き・・・うっとりしちゃう!
自分から大胆にキスをして、
村瀬を誘ったりして、
ノンケなのに
ただ村瀬という人が好きなんて
純愛の代名詞だね!

2人が素直になった瞬間から、
いよいよエッチ!
村瀬が「オレ、うまいから」と自信たっぷりに口にし、
その態度に読者もメロメロになってしまう。
激アツで萌え上がるような甘さで
黛の完璧な「初」が、
ズキュンと胸に突き刺さっている!

描き下ろしと
電子限定描き下ろしも
ラブラブな大爆発エッチだね!
まさに眼福タイム〜ありがとう~!

黛の甥っ子と村瀬の妹ちゃんも可愛い!
黛の姉さんも、面白くて、
しかもすごい良いこと言っている!

再会した2人が、
甥や妹との日常を通じて、
距離が縮まってく過程の中、
甘酸っぱい距離感や、
絡まるような心情が、
キュンとさせてくれる!
ノンケの黛が、村瀬の魅力に気づいて、
お互いに真の気持ちに向き合って、
心を支え合う姿が最高で、
家族愛と恋愛の絶妙ミックスを楽しませてくれる一冊でした!



・電子限定3P描き下ろし漫画(kindle版購入):
甘エッチ、もう~!
事後も完全に糖分オーバー!

・コミコミスタジオ限定特典描き下ろし4Pリーフレット
3P描き下ろし漫画:
黛(洋一)の甥っ子、海帆が描いた絵には
なんと「よいちのちんちん」もあって、
それを見た村瀬の反応は・・・?ドキドキ!

3

日常の空気感に漂う甘い恋

ほわぁぁ〜〜〜良き話だった…
私の大好きな現代もの。ドストライクなストーリーですごく良かったです。

これといって大きな動きもなく派手さもないストーリーですが、日常の流れの中で動くBL描写がすごく丁寧に描かれていて引き込まれました。
日常という舞台が、すぐそばで起きている感覚を呼び起こします。それはこの現実世界と同じ世界線の物語のような期待感と妄想にリンクしていて、私の萌えどころをガンガン刺激しまくって堪りません(〃ω〃)


バイト先に現れたイケメンに想いを寄せていたら、まさかの元同級生で…という再会劇。うひー…この展開を聞くだけで、もう何か起きる予感しかしない ^ ^
黛の甥っ子と村瀬の妹が意気投合し仲良くなる傍らで、叔父と兄も別のベクトルで仲良くなっていくのが微笑ましかったです。過去の思い出に浸りつつ、現在進行形で好きをアップデートしていく密かな恋心がなんと甘酸っぱいことか。
黛は見た目が変わってしまった村瀬に気付かないくらい…それだけ会えなかった時間が経ってしまったわけですが、時間が経っていても黛の男気ある真っ直ぐな性格は昔も今も変わりません。そのことが村瀬の想いの拠り所になっていて、すごくグッとくる。…そりゃ好きになるハズだわ( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


黛の明るくて自我がしっかりしているキャラクターが本当にカッコ良くて推せます。性差偏見もなくウワサ話をピシャリとシャットダウン、前者はともかく後者はなかなか言えないですよね。そんな黛に惹かれるのは当然の流れで、村瀬が勇気を出してカミングアウトできたのも黛の性格が為せた技だと言えるでしょう。

先急ぎ過ぎず、ゆっくり共に過ごす時間を経て親密になっていく2人の存在や雰囲気がとても心地がいい。元々あった好意がどんどん熱を帯びていくドキドキ感。胸キュンどころかギュンギュンです!(≧∀≦)
絵が繊細で美しく綺麗で、そんなところもこのストーリーに合っているのが良いですね。

同級生の再会から始まる甘酸っぱい恋に浸りたい方にオススメです。読後感は保証します^ ^
日常の風を感じる素敵なストーリーを楽しんで下さい♪

1

ときめきって大事

相合い傘をしている距離の近さに、見ているこちらがドキドキしてしまうような表紙のふたりに惹かれ購入。
色味の柔らかさもその後の彼らの空気感にぴったりでとても素敵でした。

中学時代の同級生同士のお話なのだけど、村瀬に言われるまで気が付かなかった黛は
ただただ"イケメンなお客様"からのオープンな好意を受けてときめいてしまっていたという(笑)
でもその「恋をしている」顔の黛がめちゃくちゃ可愛くてすごくほっこりして、少しずつ距離が近付いていくのを応援せずにはいられませんでした。

村瀬は地元にいい思い出がなかったので、黛と一緒にいるときもちょっぴり影があるというか一歩引いているというか…
まだまだ心を開ききっていない感じが切なくて。
完全に両想いなのに気持ちがすれ違ってしまった時はめちゃくちゃハラハラしましたが、
黛が真正面からぶつかってきちんと気持ちを伝えたことで、村瀬もすべてを明かしてくれたのが嬉しかったです。

ツラい日々を送っていた中学時代に黛の言葉によって救われたことは、村瀬の中でずっと消えない大切なモノなのでしょうね。
黛の周りに流されない真っ直ぐな部分やカラッとした明るさが村瀬の心を軽くして、何年か越しにそれが恋だったと気付くような。
とても運命的なお話だったなと思いました。

1

お子ちゃんが可愛くて可愛くて癒やし

作家買いです。
幾田むぎさんの絵が好きなんですよーーー!!
あと今回は表紙デザインも凝ってて良き。好き。

ただストーリーはあまり刺さるところがなくて
サラサラっと読み終えてしまったなーという印象…。
子どもがめちゃくちゃ可愛い!って感想が一番残る。

攻めがイマイチ掴みどころがなくハマりませんでした。
受けはけっこう好きだったんですが… (∩´///`;)スミマセン

絵が好き・お子ちゃんがめっちゃ可愛かった→萌え2
キャラやストーリーがイマイチ刺さらなかった→萌え
間をとって☆3.5辺りのつもりの萌え評価です。


さてさて。
お話は中学時代の同級生と再会ラブです。

受け:黛
性嗜好の考え方はフラットで、悪口とかも嫌いで、
嫌なことは嫌とハッキリ言えるタイプかな…?
スレたところがなくて甥っ子の面倒も見てて良い子。

自分の平凡さに不満は無いと言いつつも、
どことなくコンプレックスを感じてそう?と思いました。

攻め:村瀬
中学時代は色々鬱屈した気持ちを抱えて居て、
周囲とは馴れ合わず目立たないように過ごしてました。
地元に帰ったところで連絡をとる友達はいません。

高校で都会に出てからは遊びまくってたようで、
大人になった今はちょっと言葉が軽くチャラめ…?
ナチュラルに勘違いさせる甘い言葉を吐くお人です。

地元に良い思い出がない村瀬でしたが、
中学時代に黛と交わした会話や言葉は支えになってて。
再会を機に下心を持って近づいてーーーと展開します。


村瀬のキャラがイマイチ掴めなかったので
解釈が出来てないままの感想になります。すみません。

とりあえず黛の甥っ子がめちゃくちゃ可愛い!!!
甥っ子と対等に遊んでいる黛も同等に可愛い!!!
村瀬の妹ちゃんもとっても良い子で可愛い!!!

村瀬と黛は子どもを交えて会うことが多いので
作中で「パパ友」って言ってたのがしっくりきましたw
(独身で子どもいないのにパパ状態が板に付いてる黛…)

あと村瀬が遊び人で熟れてるのに対し、
黛は恋愛ビギナーでギクシャクするのが良きでした。
イチイチドキドキしてる黛がとっても可愛い。

でも いざとなると村瀬は逃げ腰なんですよ!
そうなると黛の方がスパンッ!としててですね。
遊び人×恋愛ビギナーの立場逆転って感じが好きです。

どうしても村瀬のキャラが固まらず、
黛はカッコイイって印象が残ったかな…(。_。)?
(あくまで個人的解釈です。合ってるかは自信はない)

甥っ子ちゃんは等身大の描かれ方が良かったです。
ゲームが好きで、時々怒られて、わがままも言う。
ペカーッと明るくて元気印で可愛くて癒やされるー!!

割と平和に大きな波乱なく展開するし、
子どもの可愛さにも癒やされてストレスなく読めました。

3

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