電子限定かきおろし漫画付
大変良きでした。
雑誌で連載を追っていました。
連載時、繋がりが少し飛んでるかな?と思いつつ、きっと単行本で手直しをされるんだろうなと思い、勢いを感じながら読んでいました。
コミックスになったら、さらに読みやすくなっていて、自分の脳内補完が正しかった!と2度3度と噛みしめつつ楽しめます。
レイジがかわいいです。それとお姉ちゃんのとこは泣けました。すっごいいい人なんだもの。
ミツもかわいい。一生懸命で、レイジが拐われたときの情緒、感情の上がり下がりが素晴らしくて、めちゃくちゃ好きなシーンです。
最後もおまけが載っていて、ハッピーエンドで終われて安心しました。幸せに暮らして欲しい二人です。
大好きな作家様。
本作は1話だけ連載中に拝読していて、単行本となったので、あらすじや受け攻めなどの前知識なしで読んでみました。
服役していた怜慈が刑務所から出所して実家へ行くと、亡くなった姉から聞いていなかった、甥の光(みつ)という青年がいた。前科者として光に拒絶されるが、同居することになり…というお話。
ほとんど前知識なしで読み始めたので、第一印象最悪な二人がどんなふうにBLになっていくのか、そして左右はどっちなのか、ワクワクした気持ちで読み進みました。
ストーリーは、怜慈がグレてヤクザ絡みで捕まってしまうまでの過去が語られたり、光もかなり訳アリだったり、仄暗さのあるお話です。
でも渋々同居を始めた二人が、徐々に心を通わせていく様子が、少しコミカルさも交えつつ描かれていて、ほっこりします。
特に怜慈が実は根が優しいいいヤツで、訳アリで気難しい光がその優しさに絆されて徐々に懐いていくのが、猫ちゃんみたいで可愛いです。
怜慈が知人女性と電話した後の、アイスのシーン。光が急に雄っぽさ出してきて、ギュン!となりました。
この辺から、「え、光が攻めだよね?でないとつらい…」と思いました。光が攻めでよかった〜!
怜慈の「おじさんに性欲向けたでしょお!?」には笑っちゃうw
キスシーンもすごくいいな、光やるな〜。
終盤、怜慈のピンチに、パニくりながらもがんばった光には愛おしい気持ちになりました。
ラスト、怜慈に甘える光も可愛い…。
本編はエロなしで終わったので、あららと思ったら、しっかり描き下ろしで描いてくださいました、感謝!二人とも真っ赤になって可愛い濡れ場でした。光の「かわいい」連発最高だわ〜♡
そして光が可愛げのある年下ワンコ攻めになって嬉しかったです♪
ヤクザ絡みでちょっと怖い描写もありましたが、心に傷を持つ訳ありな二人が、徐々に心を通わせて仲良くなっていく様子に、ほっこりキュンとするお話でした。
できればもう少し、甘くなった後の二人も読みたかった。番外編など描いてもらえたらぜひ読みたいです!
電子 白短冊修正(少なめ短冊でエッチな良修正♪)
ヒューマンホームドラマBLというカテゴリーが果たして正しいのか、というのは些か不安ではありますが、私にはそんな要素を感じました
そしてメディアミクス化されても違和感のないお話しに感じます
(尚、私自身はドラマ化を望んでる、という事ではないのですが…)
「普通」が窮屈で、でも「普通」に安心感も郷愁も感じているのに上手く「普通」に出来ない・・・そんな生き辛そうな甥とおじさん
ちなみにこの2人は戸籍上の身内であって血の繋がり的なものはないので近親的なシリアスさやダークさは無いように感じました
2人の「実家」にあたるお家で予期せぬ出会いをする所から始まります
お互いに存在を認識していない突然の出会いは少々マイナスイメージ
そこから徐々に徐々に互いの知らない部分を不意に知ってしまったり、知って欲しくて伝えたりして近付いていく穏やかな時間
だけどもおじさんにはその穏やかな時間を脅かす存在と過去があります
そんな抱えた事情が最悪な形で事件を生む後半には「ヒューマンホームドラマ」の中でも少しバイオレンスさが漂う緊迫感です
2人の心の近付きや葛藤、そして環境的なサイドストーリーがしっかり絡み合っていてすごく集中して読めてしまいます
本編のハラハラした終わりを描き下ろしでドキドキに変えて、更に電子の限定漫画でほっこりさせる
すごい怒涛の後半でした
読書体感時間はアッと言う間!
すごく惹き付けられるお話しでした
続きますし気になる終わりですがメインの2人を知るには十分な1巻でした
萌2に近い萌評価です。なかなか珍しい組み合わせで、序盤ではこの2人がそういう関係になっていくイメージがまったく浮かびませんでした。が、akabeko先生マジックによって光の印象が途中でがらりと変わり、急速に親しくなっていく変化もなるほどと自然に受け入れられました。でも、光が怜慈に性欲を抱くまでにはもう少し時間をかけるか、何か説得力のある材料がもう1つ欲しかったかな。攻めも受けも可愛らしいところがあって私好みの美味しい要素がいろいろ詰まってはいたのですが、全体的に駆け足気味だった気はします。怜慈の姉と光が一緒に過ごした日々ももっと見てみたかったですし、ヤクザというのは執念深いですから、きちんと縁を切らないとまた追われるんじゃないかと不安が残ります。続編を期待したくなる作品でした。