表題作狂犬は吼えない

茅島大征,ヤクザ(堂上会茅英組組長)
椎葉譲,弁護士(法律事務所所長・堂上会専任弁護士)

あらすじ

WEBサイト掲載作品を加筆・修正した作品。
「犬とロマンス」続編、完結編。

※2015年に幻冬舎コミックス「犬とロマンス」として発売。

作品情報

作品名
狂犬は吼えない
著者
中嶋ジロウ  犬神電工 
媒体
小説
サークル
媚薬中毒<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

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萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

複数の視点で進んでいく

前作「犬とロマンス」の続編です。前作か、後にリンクロマンスとして発売された同タイトル作品が未読ですと話についていけません。

表紙イラストも前作とつながっているもので、不敵に笑むスーツ姿の茅島が非常に格好良かったです!

前作で恋人同士になった二人に試練の話です。
実は柳沼は能城に命令されていて、椎葉を人質にとられ、茅島がモトイに殺されそうになるという内容でした。

前作は椎葉(受け)一人の視点でしたが、こちらは椎葉の他に、茅島、柳沼、安里、モトイとくるくる視点が変わりながら進んでいきます。そのためか、リンクロマンスの椎葉視点では明らかになっていない部分が多くあり、読み応えがありました。

信頼していた柳沼達の裏切りもあり、前作よりバイオレンスな展開でした。ただ、主人公達二人は甘い雰囲気で、会長の散歩に付き合って朝ゆっくりできないのを惜しむ艶っぽい場面や、茅島が椎葉にベタ惚れで安里に報告させていた話という微笑ましい場面もありました。

安里とモトイが関係があったことにはビックリで、この二人はどうなるのか。突然現れて茅島を助けた十文字、瀬良、灰谷、長身の男は茅島とどんな関係なのか。とあれこれ気になる点が残った1冊でした。

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