表題作荒野の野良犬

小野塚奏
政治家秘書
柳沼怜
薬中毒の元ヤクザ

あらすじ

「犬とロマンス」「狂犬は吼えない」のスピンオフ作品。柳沼が主人公。

作品情報

作品名
荒野の野良犬
著者
中嶋ジロウ 
イラスト
犬神電工 
媒体
小説
サークル
媚薬中毒<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

「犬とロマンス」のスピンオフ作品

「犬とロマンス」「狂犬は吼えない」のスピンオフ作品です。
前作か、後にリンクロマンスとして発売された「犬とロマンス」が未読ですと全く話についていけません。

柳沼の視点で進んでいきます。
前作で茅島を殺すことに失敗し、入院させられた柳沼。苦しむうち、夢で過去を振り返ります…。

過去と現在を行ったり来たりしながら、モトイとの関係や、能城に柳沼が縛られていったバイオレンス満載な過去が語られます。能城があまりにヤクザらしいエグい男であるので、敵対することになろう茅島達は今後大丈夫だろうかと心配になりました。

そんなキツい柳沼の前に、幼馴染だった小野塚が現れます。
この小野塚がなんとも純情な男で、柳沼を襲おうとした宇佐美をはねのけ、柳沼を「惚れた相手」と宣言しながらも当人には何も言いません。

同居をしていても小野塚は昔と変わりません。それは昔も今も同じ気持ちだからなのだと柳沼が気が付いた場面では、それまでがハードだったこともありほのぼのとしましたし、頬にキスという初々しい二人のラストがとても新鮮でした。

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