ひつじの鍵

hitsuji no kagi

ひつじの鍵
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神71
  • 萌×252
  • 萌15
  • 中立6
  • しゅみじゃない9

164

レビュー数
14
得点
614
評価数
153
平均
4.1 / 5
神率
46.4%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
山田2丁目 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403524066

あらすじ

金持ち学校に通う高校生の羊は、父親のカード会社のコンシェルジュ一色と知り合う。
どんな難題でも叶えてみせる彼に夢中になる羊だが……?

表題作ひつじの鍵

一色千喜・コンシェルジュサービス・31歳
登島羊・高校3年生

その他の収録作品

  • ひつじの夢
  • ひつじの心配 あとがきに代えて

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数14

胸のキュンが止まりません。

究極の癒し系BLでした。

正直、一穂先生の作品群の中ではやおい度が高めというか、ストーリーよりもキャラ萌え重視な雰囲気でしたが、胸がキュンとして止まりませんでした。
たまにはこういった、考えるより萌える作品というのも良いな〜と。

特に一色さんのキャラ設定には、お見事としか言いようがありません。相変わらずお仕事のチョイスが素敵。カード会社のコンシェルジュサービスなんて、由緒ある庶民()出身の私からすれば、本当に存在するのかも分かりかねる存在。しかし、先生の小ネタの説得力と、一色さんの慇懃な振る舞いも相まって、読ませる力がありました。このリアリティ、興味をそそられる話題の提起が本当にすごいです。

序盤の、羊が一色さんに興味を持ったお手洗いの場面では、一色さんはため息をついて手を洗っていただけ。しかし年上の男性の、なんとなくセクシーな、見てはいけない部分を見てしまったような、若干の背徳感さえ感じるときめきを共に味わい熱量が一気に上がりました。日頃の何気ない一場面が、人生の分岐点になってしまうことってありますよね。

しかしまあ、年齢的には一回りちょっと離れている2人ですし、お仕事モードの一色さんの言動から、慎みというか、あれやそれは我慢する方向性かと思いきや、手ェ出すのはや。はやっ。(もう一度言う)
お話の分割地点が表題(付き合うまで)と番外(付き合ってから)で半々くらいなので致し方ないかとも思ったのですが、そこだけは解せませんでした。

序盤の期待値から比べて、読んでみたら全体的にざっくりとしたお話でしたが、それを超越してめちゃくちゃ萌えました。
もう一点、挿絵担当の山田2丁目先生のイラストが素晴らしかったです。普段挿絵はおまけ程度に捉えていることが多いのですが、キャラのハマり具合が半端じゃなかったです。特にお気に入りのシーンは、ラストの挿絵。羊の表情に私の萌えタンクが爆発しました。

一穂先生の文芸的な作品群からは、あまり想像がつかない展開でしたが、純粋に楽しかったので神評価に致します。
いや〜コンシェルジュ最高です!

1

人当たりのいいコンシェルジュも口の悪い素もステキ!!

変な題名だなと思ったので読んでみたくなりました。
読むとなるほどねという意味がわかりました。

資産家のお坊ちゃんお嬢さんの集まるセレブ高校に通う成金ながらそこそこの資産家の息子が、子供のくせに親の金を使ってお気楽に遊んでる、と見せかけて結構な苦労人な羊くんです。
お金があることを謳歌し楽しんでいるほうがお父さんが喜ぶ、なんて理由で深夜の帰宅にタクシー呼んじゃうのです。

根が庶民の羊くん、100均とイオンのシャツが好きってところが面白くて気に入りました。

なんだか気になる、見てると自分が安定する、と自覚のない片思いそしている相手はカード会社のVIP専用コンシェルジュの一色さんです。
アホな望みを言ってくるしょうもない子供の希望を叶えてくれる魔法使いか猫型ロボットのコンシェルジュさまなのです。

言葉責めというには可愛いものですが、この二人のエッチはやたらとおしゃべりが多いです。
気を逸らしたいのか照れくさいのかよく喋る、それで笑わせてくれるエッチでした。

イラアウトも文章のイメージ通りで一色さんは温厚で誠実さ満載のイケメンさんで、羊は無邪気で天然ぽい感じ、3頭身の羊がめっちゃ可愛いです。

1

かわいいかわいい

よくよく考えてみれば酷い話というか(笑)いい歳したおっさんが男子高校生に手を出す話なんですけど、そこは一穂先生。かわいく、ゆるくお話が進んでいきます。

キャラメルやフィギュア、一枚の写真など小物の使いかたが上手い。
タイトルも納得でした。

なによりも山田二丁目先生のイラストが素晴らしい。
もうこれだけで眼福です。

コンシェルジュの一色さんはかっこいいし、羊くんはただ可愛い。

どこかほんわりとした、リアリティのないお話でしたが、それもありかなと思わせるいいお話でした。二人は今後、相当のバカップルになるんでしょうね。結構お腹いっぱいですが、まだ入りますよ(笑)

2

掛け合いが絶妙

初読み作家さんです

いやぁ、掛け合いがテンポよくて面白かったですー

受けの羊くんが、色々考えててすごい尊敬しちゃいました
私だってこんなん考えて生きてなかったよ、10代……
健気なとこが、またいいな……見せないようにしてて……

対する攻めの一色さん
オフがオラオラ系ですか、口悪いっすね!最高です!
この切り替えっぷりが良かったー

何だかんだいいつつ羊くんに惚れちゃってんのが伝わってきてニマニマしてしまいました

登場時から気になった和楽くん……
いい男に育ちそうでおばちゃん、君の話も読みたいよ……

全体的にとても読みやすく、それでいてエチシーンはエロくて良かったです!
作家買いする作家さん、増えちゃったわ〜

2

テンポ良い会話が魅力

読み始めたら面白くて一気に最後まで楽しく読み終えられました。読後感も良い。

この作品の魅力は何といっても一穂先生らしいテンポ良い二人の掛け合いだと思います。
会話の間に変に心理描写がなく、ポンポンと繰り広げられる漫才のような小気味良いやり取りが大好きです。
ただの日常会話の中にちょっとした皮肉さや、プッと笑ってしまう要素がごく自然に混ぜ込まれていて、一穂先生はほんとにこういった掛け合いを書かれるのが上手いな~としみじみ思いました。

攻めの一色のオンオフのギャップにはびっくり萌え。
非の打ち所のないお仕事モードからの、ちょい悪風の口悪いプライベートモードの落差がたまりません。
仕事に対しては誠実でどっちにしろ男前なんですが。

一方受けの羊も、軽そうに見えて実はちゃんと物事を深く捉えてしっかりしている所、口ではマセた発言をしつつも意外と純情な所など、ある意味二人ともギャップがあってキャラ立ちしていて面白かったです。

歳の差が結構あるので絡みはちょっとした背徳感があって萌えました!
「狼の皮をかぶった羊の皮をかぶった小悪魔」まさにその通りで誘い受けのくせに恥じらう羊がエロかわいい!

読みやすくテンポが良いけど、軽すぎず芯があるお話なので満足度が高く、何度もリピートしたくなる作品です。
名言が端々に散りばめられています。

愛と愛と愛と愛のコンシェルジュを堪能したい方はぜひ!

2

新鮮なギャップに魅かれました

今現在はお金持ち学校にも通いセレブな生活をしているものの、貧乏経験もあり見た目のわりにシッカリしている受け(高校生)と父親の利用しているカード会社のコンシェルジュの物語です。

まず思ったのは「攻めのギャップがスゴイ! 今までここまでのギャップは見た事がない!」でした。
これは羊が惹かれてしまうのも納得です。 ただでさえ高校生からしたら大人な一色に惹かれるだろうに、あのギャップを見せられたら好きになっちゃうよね。

しかし、一色は羊のどこにそんなに惹かれたのだろうか。 いい子だと思うけれど顧客の子供に手を出してしまう危険をおかすほど好きなのね?とちょっとびっくりしました。

仕事第一でプライベートに時間をさけないような一色が、未成年で顧客の子供に手を出したって事はそれだけで十分羊を愛してるのが伝わるわけだけれど、いつそんなに好きになったのか一色視点で読んでみたかったです。

こんな風に書いてしまいましたが、羊は再婚でお金持ちになっても謙虚だし素直でとてもいい子でした。 一色が羊の良さをわかってくれて本当によかった!

後半は一色の嫉妬や余裕のなさが少し見え隠れしていたのもよかったです!
大人だけど、高校生位の子の気持ちの移り変わりの早さも知ってるだろうし同じ年の子に気持ちが移ってしまうんじゃないか心配な気持ち、よくわかります。

個人的な好みの問題ですが、それでももう少し大人の余裕のなさが見たかったです。

ライトな感じで読みやすいのでBL初心者さんでも読みやすい作品だと思いました!

4

狼の皮を被った羊×コンシェルジュの皮を被った狼

母親が亡くなり、父親(母親再婚相手)と二人で暮らす高校生の羊。
金持ち学校に通いながらも成金的な金持ちであることを自覚している羊が、周りに気を使いながら生活している姿が健気で愛おしいです。

そしてそんな羊の心の鍵を開けてしまったのが、コンシェルジュの一色。
一色は仕事モードとプライべトモードでのギャップが最高です。
個人的には口の悪い一色が大好きです。

初めて恋をした羊の止まらない感情と
大人な自制心と葛藤しつつ羊にはまっていく一色の
縮まったり広がったりする距離感が良かったです。
口の悪い二人の掛け合いも見どころです。

5

慌てるひつじは儲けがすくない

 かの国民的人気アナウンサーの例を引くまでもなく、職業人に二面性はつきものだと思います。ビジネスの場に出すにふさわしく「整えられた自分」と、プライベートでもろもろの緊張から解き放たれた時だけ見せる「素の自分」。誰もがその二つを上手に使い分けながら生きている。あとはその振れ幅の大小ってことになるかと思いますが、アナウンサーのように「高度な清廉性(笑)」の要求される職種であればもちろん、本作の攻め一色の職業「コンシェルジュ」だってなかなかどうして。何しろ年に億単位でカード使っちゃうようなセレブがお客様。目も舌も肥え、わがままのハードルも上がる一方の彼らに対し、片やこちとらごくフツーにカード会社に就職し、カスタマーサービス部門に配属されたってだけの由緒まずしい一般庶民。そりゃあ北島マヤ並みに仮面の千や二千はかぶらないとやってらんないだろう。

 社会人でなくたって、裏と表の顔くらいある。超セレブの子女が集う名門私立高校生で、おっとりホワワンと、何の悩みもなく育ったボンボンかと思われた羊(よう)にだって、一皮めくれば胸を嚙む痛みの記憶や後悔や葛藤がどろどろと流れ続けている。ホントはタワマンより母一人子一人のおんぼろアパート暮らしが性に合ってたこと、でも予期せぬ経済状況の急上昇で、ねたまれ、中傷されまくって居場所を失ったこと。ろくでなしの実父の襲来に今もおびえていること。なさぬ仲でありながら何かと羊を気遣い、よくしてくれる今の父に向ってそれらすべては言えないことであり、素振りにも見せてはいけないと羊なりに、その稚い頭でせいいっぱい考えている。だからこそ、一色が見せる公私の落差の大きさに、驚きながらも激しく惹かれたんだと思う。もし彼が裏も表もないスーパーコンシェルジュってだけなら年の差も随分とあり、到底恋愛まではたどり着かずにただの憧れで終わってたかもしれない。

 このところ立て続けに一穂さんの少し重めの作品ばかり読んでたので、それに比べると本作はややライトでマイルドな口当たり。「イエスかノーか」シリーズほどの笑撃度はないけれど、「慌てるひつじは儲けがすくない」とか「怒るから言ってみ」とか、素のときの一色の遠慮会釈ない物言いはくすぐりが利いていた。あ、羊を「ひつじ」扱いして呼ぶその呼び方自体、乱暴な中に年下の恋人に対する可愛くてしょうがない感があふれてて萌えました。

 トータルではおおむね満足度の高い一冊、ではあるんだけど、いつも思うのは、一穂作品って、あんま絵師さんに恵まれてない気がする。それはひとえに画力のレベルとかじゃなく、その作品世界に合うか合わないかの問題で、まぁほとんど私の個人的な趣味によるんだけど。とにかく明るくかわいく嫌みのない絵をチョイスしとけば間違いない、みたいな意図を感じるのは出版社さんの方針なのかな? でも一穂作品の一番の魅力は、光の中にある陰翳とか、甘さの中に潜むそこはかとない毒だと思うので、明るい一辺倒でグイグイ押してこられると興醒めしちゃう。一歩引いて、程よく抑制の利いた中から、でもどうしようもなくにじみだしてくるような色と味わいが欲しい。一番強く感じたのは「はな咲く家路」の時で、あまりの違和感に読み進めるのがつらかった。本作も人気の漫画家さんが描かれてますが、文脈から立ち上る二人のビジュアルと、実際に添えられてるイラストが終始私の脳内ではしっくりかみ合わなくて困りました。一度、「これぞ」みたいなイラストで一穂作品をこころゆくまで堪能してみたい。私のひそかな野望です。

6

よかったです。ただただ羊がかわいい。

羊がかわいかった。

テンション的にはノーモアベットあたりと同じ感じだな、と思いながら読みました。 結構軽い印象。
明るく幸せなかんじで楽に読めます。
一穂さんの作品には一度結婚したことある攻が多いような気がする…。好きなのかな。
本編の話に戻りますが、はじめに書いた通り羊めちゃかわいいです。
最初から一色に絡んでいって、でも余裕ない…みたいな。
飛行機おねだりするところではおもわず吹き出してしまいました。
序盤辺りの台詞でわがままお坊ちゃん系かと思ったら全然そんなことはなかった。
一色はとてもかっこいい。羊目線の文章が多いからかもしれませんが、大人〜って感じで、羊につられて尊敬してしまいそうになります。
印象的だったのはHシーンかなあ。 一穂さんの表現はバリエーション豊富で愛し合ってるのがすごく伝わってくるので好きなのですが、今回はその中でもかなりよかったなあ、と。
わたしの好みに合っていただけな気もしますが、テンポもよかったし羊かわいかったし(3回目)… Hシーンの羊はほんとにかわいいのでぜひ読んで味わってみてほしいな〜。
前半後半と綺麗にまとまっていたし、全体通してほのぼのしてておもしろかったです。
羊と学校の友人達の絡みとか、羊のお父さんと羊の絡みとか。
お父さん、「キャッ」って…笑

ただ、個人的な好みの面もあるかもしれませんが、一穂さんの他の作品でもっと面白かったものがたくさんあるので評価はちょっと下げました。

3

減点法を適用

正直、かなり萌えました。
ですが、今だからこそ出せている、と言う
設定の物語と言う事もあり、評者には珍しく
減点法を適用してみようと思います。

とは言っても、評者自身が余り納得して
いないのは具体的に言うとただ2点きり
なのです。
ひとつはコンシェルジュ氏の設定。
もうひとつは表題作のタイトルの伏線。

前者については、あのシリーズで
磨きがかかったからでしょうね、と
好意的に考える事も出来ますが、
もしも手癖で安易にこうしようと言う
感じなのだったら些かがっかりかなと。
後者は…現・社長令息が結構肝心な所を
ぼかしていらっしゃるので、そうそう
追及する所じゃないのだろうと理解は
するのですが何となく理不尽に感じて
しまう。

と言う減点を行ってもなお萌えているの
ですから、世話ァありません。
合わない方には徹底して合わないトーン
だとは思いますが。

4

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ