爽やか行動派若社長×片想い歴15年目のテイラー 大人の恋は臆病で、面倒くさくて、とびきり愛おしい!

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表題作仕立て屋と恋

三木島啓太
若手社長,30歳
角南君登
テーラー,30歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:5話 その後

あらすじ

"目が合うだけで、触れるだけで嬉しい
30才にもなって今そんな恋をしている――…


高校時代からの親友・啓太に片想いして15年目のテーラー・君登は、
ある日、啓太がもうすぐ恋人にプロポーズ予定だと知る。
とうとうやってきた一大事に動揺を隠せない君登だが、
啓太は恋人に振られてしまったという。
しかも「あなたが好きなのは私じゃなくて君登さん」という言葉とともに。
そんなはずない。でも、もしそうだったら……。
熟しすぎた片想いと揺れ動く気持ちの中で
君登はつい勢いで「好きだ」と告白してしまい――…。

作品情報

作品名
仕立て屋と恋
著者
大橋キッカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416436
3.5

(48)

(8)

萌々

(17)

(19)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
168
評価数
48
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数9

かばってあげたい、評価は甘め

こちらのレビューを読んでもやはり読みたくて購入しました。
テーラーやスーツが登場するのって惹かれますよね。
それに絵柄がとても綺麗で好みだったからです。
読むとここでのレビューについてああ、なるほど〜
とはなります。
つまり15年秘めていた恋のわりには相手の攻めが婚約者までいるノンケっぽいわりにはあっさりと2人が体を重ねるあたりが腑に落ちないとかせっかく仕立て屋属性なのに受けがお仕事している描写が少ないとかについて頷けるのです。
まあでもいいかなーこれはこれで
と思えてくるのも確かです。
攻めの婚約者が言うように、最初から攻めは受けに対してブロマンス感情を抱いていたんじゃないですかね。
「あなたが好きなのは私じゃなくて角南くんでしょ」
言われた彼はそこでいろいろ気づき始めたのでしょう。
ただこの後えっちまでいく展開が私的に萌えません。
もうちょっとお互いモダモダしてほしい。
1冊の終わりでキスまででもこちらはキュンキュンするんですけどね。
えっちまで行って1冊コミックスだから、と出版側に言い含められているというか思い込んでいるというか、この辺りにいるBL作家さんに同情したくなります。
先生のコミックスを読むのは2冊目です。
綺麗なカッコいい男の人を描いて下さる作家さんなので、これからも応援したいと思います。

3

作中でも攻めが話していたけど、本当に鈍感すぎる。

高校時代からの親友に恋しているテーラーの君登。

けれど、彼女持ちの若社長である親友から、恋人にプロポーズ予定だと聞かされ、ショックを受けて、、、という始まり。

うわ! これどうやってハピエンに持ってくの?!! と、読み始めは思っていたら、なんてことはない。
おそらく(まりあげはの推測だけど)2人は、ずっと両片想いだったんじゃないか疑惑。

ただし攻めは、本当に鈍感。

結婚予定の彼女とのデート時にすら、無自覚で君登の惚気をしちゃうような人なんだから。
そりゃあ、一番であってほしい彼女としては嫌だし、今は誰とのデートなのか気づけよ、攻め!! って内心なりますよね。

でも彼女に、自分よりも君登のほうが好きでしょと言われて、ようやく無自覚恋愛の片鱗に気づき始める。
というより、ようやく君登自身のことを知ろうとするのです。

そこからはあれよ、あれよとちょっとした困難が立ちはだかりつつも進展していくのですが、見事に2人は両想いとなります。


攻めは鈍感だけど、基本性格がいいのでスパッとした感じで最後まで読めた可愛いお話でした。



1

長い片思いを経たピュアラブ

高校時代からの親友啓太に片想いして15年目のテーラー君登はある日、啓太がもうすぐ恋人にプロポーズ予定だと知ります。
動揺を隠せない君登でしたが啓太は恋人に振られてしまったと言います。
片想いと揺れ動く気持ちの中で言うはずのなかった好きの気持ちを君登は伝えてしまい…

15年の片思いからの始まる2人の恋です。
君登さん、ピュアで可愛いー!
前半は切ない描写多めです。それを経て、最終的によかったなーーーと思える!

ただ、駆け足なのか啓太の心情がね、プロポーズまでした彼女から友人との交際へ、ノンケなのに大丈夫?と色々心配にもなってしまいました。
彼女も出てくるのですが、そんな風に割り切れるものではないよな(素敵な良い彼女です)
限られたページの中だと駆け足部分も出てしまうのかな。

読みやすくキュンとできる1冊です。

1

15年かぁ。。。長いよね~。。。ヾ(〃∀〃)ノ

テーラーにはなぜかBLセンサーが働くのでしょうか…?
漫画、小説、映画、、、めっちゃ舞台になりがち!な気がします

やっぱり仕事を通しつつもその戦闘服を脱ぐ瞬間、人肌にあと1枚の隔たり…!みたいな萌えがあるのでしょうかね??
素に近くなっていく温度感を感じるみたいな???

という事で今作もそんな仕立て屋さんが舞台のお話し
だけれどこの2人は学生時代からの友人であり、そもそも受けである仕立て屋の君登は攻めとの思い出きっかけでテーラーになった程なので単なる客とテーラーという関係ではないのです、、、特に受け的には並々ならぬ想いがある

うん、読者的には受けの気持ちが丸わかり状態なのです
しかもこりゃ君登も惚れちゃうよね!って位に攻めの啓太が優良男子!表情豊かだし爽やかだし前向きだし…なんか全部揃ってる感が凄い。。。無いのは彼女に対するデリカシー。。。(残念。。。w)

なんだろう。。。すっごく見易いイラストなのです!絵が上手い!!スーツもシャツもすごく格好良くて「仕立て屋」のイメージも伝わります
2人の表情でもめっちゃ物語ってくれます!伝わります(ღˇ◡ˇ*)♡

ただ、、、その伝えたい内容自体が、、、想定内と言うか。。。
そうなるよね…!?やっぱりね!!
の、範疇を越えて来なかった、、、というのが読んでる時と読了後の感想です

YAOIで言うならYAOって感じのお話しだったかなぁ。。。と
それでも間違いなく2人の事だけを想えばとっても幸せに包まれるお話しです♡
2人にどれだけ恋をして読めるか?読みながら惹き付けられるか?がPOINTなんだと思うのですが、結構早めに先が読めてしまった私には「私が応援するまでもなかろぉ。。。」と、なんだか俯瞰して見守るというより、例えば全10回放送予定の「恋リア」の最後2回だけを観るような感覚って感じ…。。。恋リア、1回も全部最初から最後まで見切った事がないくせにこの例え、、、合ってるのかな。。。 (。゚ω゚) エェ…。。。
ってかそもそも全10回どころか15年物の熟成恋物語だってば!!ってね。。。?ですよね。。。スマセン(>︿<。)
何か、、、15年の重みが、、、ね。。。う、うーーん……。。。だったのですょォ…

決して気分が悪くなる!とかそんな感じはないです
良かったね、と思えます(*´ェ`*) 
ただこの作品ならではの「何か」を求めてると少しアッサリめには感じるかな?とは思いました
仕立て屋さん、読み過ぎなのかも?
知らずに意識しちゃってたりってのもあったかも…?

とにかく絵が良かったです♡また、先生の絵でお話し読みたいです♪

3

親友から恋人へ、大人の恋

啓太×君登


15年間の片想いをしている親友が、
結婚するかもしれないという設定がすごく良かった。
15年が経ってから、
30歳になっても純粋な恋愛が実現する
親友から恋人へ、大人の恋。


高校時代からの親友・啓太に、
ずっと片想いをしているテーラーの君登が、
ある日、啓太が彼女にプロポーズすることを知る。

そして、啓太が彼女にフラれてしまい、
その10年も付き合っている彼女に言われたことで、
自分の君登への気持ちに気づく。という展開。
それは啓太の鈍さか軽さなのか?
ちなみに10年も付き合っていたのが不思議だ。

一歩踏み出す君登に、
「爽やか行動派」の啓太だから、
2人が長年築いてきた友情という安全な土台から、
未知の恋愛関係へ道を開く。

君登の高校時代からの一途な気持ち、
そのどう想っても相手には届かないという
片想いの苦しさや、
好きな相手が自分のことを恋愛対象として受け入れてくれないという
心の痛みがもっとグッとくる感じに描かれたらいいな。

2人の関係が親友から恋人への変化と、
エッチの突入がジェットコースターみたいに速すぎる気がする。
啓太のいきなり変える関係への焦りがあるけど、
最終的に結ばれるまでの道のりをもっと紆余曲折があっても良いでしょう。

君登の啓太への想いとテイラーになった関係と、
啓太の君登への憧れとかが描かれた
高校時代のエピソードが素晴らしい。

15年もの歳月が流れ、
片想いの中で心の波乱が渦巻いていく中で、
大人の恋愛の複雑さや、
時には臆病になってしまう心情、
そして、好きだから前に進もうとする姿。
2人の恋を応援せずにはいられなかったです。

2

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