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おいたが過ぎるわ子猫ちゃん

oita ga sugiruwa konekochan

太淘气啦 小猫咪

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表題作おいたが過ぎるわ子猫ちゃん

河西越郎 ,書道家,受けの再従兄弟
小森弓太,高校生,攻めの再従兄弟

その他の収録作品

  • おいたの後始末は任せましたよ狼さん
  • カバー下あとがき

あらすじ

「寝込みを襲うんじゃねー! この万年発情エロオヤジ!」
花の男子高生・小森弓太と、その親戚・河西越郎。
ちゃらんぽらんな越郎は女グセが悪く、弓太にまで何かとちょっかいをかけてくる。
そんなある日、越郎が弓太をかばって名誉の負傷!
弓太が住み込みで越郎をお世話することになったから、さあ大変!!
果たして弓太は越郎のエロエロ攻撃をかわしきることができるのか!?
ふしだら狼さん×なまいき子猫ちゃんのドキドキ同居ライフスタート♥

作品情報

作品名
おいたが過ぎるわ子猫ちゃん
著者
緒川千世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813031314
3.9

(296)

(109)

萌々

(117)

(43)

中立

(12)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
26
得点
1154
評価数
296
平均
3.9 / 5
神率
36.8%

レビュー投稿数26

甘くて切ない

最初、表紙とタイトルにちょっと気後れしちゃいましたが、読んでみたら安心の緒川先生ブランドで、甘さと切なさが絶妙な至高の一冊でした。

歳の差や親戚関係がときに気安いやりとりになり、ときに距離を感じて切なくなるのが萌えました。背徳感は感じなかったです。
ギャグみたいにエツローが何度も怪我しちゃうところと、エツローや家の孤独感と。この振り幅をどちらも描ききり、かつ絶妙なバランスなのがすごい。
お話と、日本家屋のひとつ屋根の下という状況の親和性が物凄かったです。設定に無駄がなく、全部が噛み合う完成度の高さ。

弓太の黒目がちの瞳やサラサラの黒髪が、普通でありながらも綺麗でかわいい。少年だけどめちゃ色っぽい不思議。
表情がいちいち可愛くて、男子高校生が不慣れな家事をこなし、頑張って料理を上達したり、これまでのエツローのことを深く考えたりするのが健気で。いい子。
とんでもなく魅力的です。エツローの心を揺さぶったのも納得です。

対するエツローは、だらしなく見えて、添えたメモの字の綺麗さや手際よく料理をする姿に、凛としたところや人間性の誠実さを感じさせるかっこよさがある。とりわけ、書に集中する張り詰めた空気のギャップたるや。
それら全てが家族を喪った孤独に基づいているので、狡い大人な面も沁みました。

懐に入れてもらえない弓太の寂しさも、大事だからこそ手放そうとするエツローにも、どちらにも感情移入しました。だからこそ、ふたりで乗り越える場面はじんときました。
依存ではなく、寄り添う生き方。最高の関係です。
おトメさんも、おうちの子として迎え入れられてよかった。

濡れ場もふたりの間にある心理的な一線というか、壁というかにリンクしてどんどん溶けていく感じが、色っぽいと同時に優しくてあたたかくて。素敵でした。

エツローの過去、ふたりの出会い、現在、そして未来と、単巻ものとは思えない深みと人生の重みを感じ、没頭しました。
幸せな余韻に浸れる読後感です。

最後に一つ。読み終わった後にめくったカバー下の幼い弓太に心臓を射抜かれました。油断した最後に特大級の可愛さが待っていました。

1

間違いなく可愛くて面白い

ずっと積んでいましたが、やっと読みました^^;
表紙の印象と内容が全然違うなと思います。
Hな受けなのかな?と思っていましたが、意地っ張りな純情DKだった!
可愛かったなぁ〜弓太♡

難儀なのは攻めの越郎の方ですね。
両親を亡くした寂しさを埋めるために弓太をそばに置き、
本気にもならず追いかけもしない……はずが……
気付けば弓太が越郎にとって、とても大切で必要な人になっていたというね。
そこまでの流れが可愛くて切なくて、越郎視点に変わると少しシリアスで、とても面白かったです。

緒川先生にしてはエロ少なめですが、ピュアな弓太と、一線引いてる越郎にはちょうど良かったかな。

相手に依存せず寄りかからず、支え合って生きていく二人になってほしい。
どの作品を読んでも面白いって、本当に凄いことですよね。
これからも作家買いしていきます!

1

甘くて優しい日常系。でもケガはする。

個人的にオッサン×お兄ちゃんて構図は大好物なので、今回もおいしくいただきました。

早くに家族を亡くしてトラウマになってるオッサンと、家族に愛されて育った高校生男子のお話。

悪いオッサンに悪戯されて、戸惑いながらも恋を自覚する高校生。
未成年に指を突っ込むとこまでやっといて、それでも煮え切らないオッサン。
もう失くしたら立ち直れなくなるようなもんを抱えたくない。でもキュー太は可愛い。ゆれるオヤジ心は大人なぶん大変で。

大きな事件は起こらないし、悪い人も出てこない。

疲れてる時や凹んでる時には、こういう安心して読める作品に癒されたくなりますね。

0

いいね!

ほのぼのしている雰囲気が好きですね!
キュンとしたり、胸が切なくなったりと、感情移入して読めました!ただ、もっとエッチなシーンがあってもいいですね〜

1

一歩踏み込むこと VS 手放すこと

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:あり
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:電子限定おまけマンガ(1P)あり。

〖紙媒体〗
未読

0

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