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  • ihr HertZ(イァ ハーツ) 2017年 1月号

ihr HertZ(イァ ハーツ) 2017年 1月号

ihr hertz

  • 紙書籍【PR】

その他の収録作品

  • 風呂前有「カラーチャートをキミに」
  • 鹿乃しうこ「翻弄」
  • 水名瀬雅良「愛してくれる人が、王様」
  • ヨネダコウ「囀る鳥は羽ばたかない」
  • 厘てく「兄の親友お嫁においで」
  • ハヤカワノジコ「えんどうくんの実験ノート」
  • 木下けい子「キスよりやさしく」
  • 絵津鼓「続・IN THE APARTMENT」
  • たらつみジョン「リレーエッセイ」
  • 小嶋ララ子「ねこの嫁入り 番外編」
  • 山本小鉄子「明日はどっちだ!」
  • 佐倉しいね「好きと君のかくれんぼ」
  • 海生「窓辺のこい」
  • 関口かんこ「押忍!ハト☆マツ学園男子寮!」
  • あじみね朔生「moon under the moon」
  • 中川カネ子「兄弟失格それ上等」
  • ymz「ハイ・ファイ・ランデブー」
  • 思田圭「グッバイ、マイフレンド」
  • 本間アキラ「Be MONSTER」

あらすじ

表紙:鹿乃しうこ

カラーチャートをキミに……風呂前 有
翻弄……鹿乃しうこ
愛してくれる人が、王様……水名瀬雅良
囀る鳥は羽ばたかない……ヨネダコウ
兄の親友お嫁においで……厘てく
えんどうくんの実験ノート……ハヤカワノジコ
キスよりやさしく……木下けい子
続・IN THE APARTMENT……絵津鼓
リレーエッセイ……たらつみジョン
ねこの嫁入り 番外編…小嶋ララ子
明日はどっちだ! ……山本小鉄子
好きと君のかくれんぼ……佐倉しいね
窓辺のこい……海生
押忍! ハト☆マツ学園男子寮! ……関口かんこ
moon under the moon……あじみね朔生
兄弟失格それ上等……中川カネ子
ハイ・ファイ・ランデブー……ymz
グッバイ、マイフレンド……思田 圭
Be MONSTER……本間アキラ

作品情報

作品名
ihr HertZ(イァ ハーツ) 2017年 1月号
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
発売日
4.7

(11)

(8)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
52
評価数
11
平均
4.7 / 5
神率
72.7%

レビュー投稿数2

見たこともない矢代、見たこともない百目鬼

今回も「囀る鳥は羽ばたかない」についてしか書いていません。
(おそらく)初めて出逢った時から惹かれ合っていた二人が、三ヶ月の時を経て本当にやっと ここまで辿り着いた。今回はどのシーンを選んでも幸福と切なさが一度に押し寄せてきて、泣きたいような たまらない気分になる。
でも二人だけの時間を過ごし、これからの行為が全て百目鬼のアパートで行われているという事実には、自然とニヤけてしまうなぁ。

寡黙で言葉足らずな印象の百目鬼が、思慮深く勇敢に、冷静で聡明な矢代さんは身を潜め、少しだけ頼りなく感じてしまう回だった。
百目鬼のイ〇ポが治っている事が分かった時も同じ気持ちになったが、二人がこうなる事を望んでいて こんな姿が見たかったはずなのに、とても手放しで喜ぶ気分にはなれないのだ。
でも、百目鬼の魅力は 凄まじかった・・・

過去の所々のシーンと現在のシーンがリンクし、矢代さんが今、百目鬼に抱いている想いを一緒に紐解いていくような、彼の動揺と困惑が こちらに流れ込んできて、裸の矢代さんを守ってあげたくなってしまった。
惚れた相手と一度も寝たことがなかったり、性に対して後ろ暗いイメージを持つ二人が、譲歩しながら手探りで お互いを求め合う様が、色っぽく繊細に描かれている。

大事な行動を起こす時には、もの凄く勇気がいる。それが大切な人に関する事なら尚更だ。
最高のタイミングで ベストな選択が出来る場面など、人生で何度あるか分からない。
二人が過去を振り返った時に今回の百目鬼の決断が「あの時、ああしておいて良かった…」と思えるような未来に繋がっていたら、どんなに良いだろう。

8

迷宮のリコリス

はじめまして。リコリスと申します。

「大事な行動を起こす時には、もの凄く勇気がいる。それが大切な人に関する事なら尚更だ。」
このコメントに役ボを連打したい気持ちです。
勇気を出した百目鬼がめちゃくちゃカッコよかったですよね。
本当に素晴らしい未来に繋がるといいなと思います!

電子で購入してみました!

 鹿乃しうこ先生の読み切りがあると言うことで購入。雑誌は保管に困り好きな作品のところだけを切り取って、それ以外は捨ててしまうことが多いのですが、ihr HertZは電子化されているので初めて電子で購入してみました!!

 連載のお話がほとんどなので、しうこ先生の読みきりと『囀る鳥は羽ばたかない』だけのレビューになります。

・『翻弄』鹿乃しうこ 42ページ
 “沈黙が気にならない最も気が合う奴”、そう思っていた友人・天河の部屋で、枕元に置かれた大人の玩具を前に、動揺する木科は…。
 高校の同級生の木科と天河。口数が少なくて掴みどころのない天河に、友情を超えた魂レベルの繋がりを感じていた木科は、天河に玩具を使うような彼女が出来たのかと悶々と考え込み、天河は急に態度を変えた木科に動揺します。
 ダークな鹿乃しうこ来た?と思わせるタイトルですが、ワーキングデッド、天河=TEN(N)GAなど、リアルな要素をもじったエピソードを交えたおバカなストーリーでした。すれ違う二人は大真面目だし木科の憤りはちょっとダークな雰囲気もあり、そこから玩具の真相が判明するまでの展開が上手いです!
 二人の見たドラマ(ワーキングデッドw)の男同士のキスが、後々効いてくるとか本当に上手いなぁと思う。玩具の真相にも爆笑です( ´艸`)クフ。
 エロもたっぷり10ページ!とってもエロいのに初々しくもあり、健気な天河と、天河を大切にしたいけど止まらない木科の若さに溢れたエッチが最高でした。エロとストーリーのバランスの良さは流石の一言です!!
 ihr HertZの電子での購入は初めてでしたが、この作品については修正は紙と同じで、ほとんど修正無しだと思います。しうこ先生のいつものトーンを上手く使った【神】局部でした\(//∇//)

・『囀る鳥は羽ばたかない』ヨネダコウ 37ページ
 コミックスになるのが楽しみなので、あまり多くは語りたくありませんが一つだけ。不器用な百目鬼が矢代の髪にそっとキスをして、静かに告白するシーンに挿入された過去のコマに、気になっていた2巻のエピソードがありました。その2巻のレビューに「百目鬼を特別扱いして、百目鬼には色々話してしまう矢代。壁にもたれて眠る百目鬼にそっとキスしたり(見えてないけどしたよね!?)」と書いていたのですが、やっぱりキスしていました!!あの時の矢代の心境を思いながら読むと、なんとも言えない切なさに胸がいっぱいになってしまうのですが、普段は饒舌な矢代が言葉に詰まってしまうほどに弱った姿に、百目鬼が矢代を導く光になればいいなと思います。

 今回、雑誌を電子で買うのはとても良いと思いました。これなら保管も気にならないし、変な修正がなかったのも高評価です。ihr HertZは11月30日に紙媒体が発売されて、電子化されたのが12月16日。同時発売されるようになったら嬉しいです。紙派の私ですが雑誌に関してはこれからは電子かな~と思いました。未だに電子化されていない雑誌もどんどん参入して欲しいです。

5

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