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表題作ノット

森本静,小学生〜大学生
大和田十,小学生〜大学生,モデル

その他の収録作品

  • アフターノット
  • カバー下漫画

あらすじ

森本静と大和田十が最初に再会したのは中学3年の春だった。
小学生の時の苦い思い出を抱えて再び出会った2人。
思い出さないようにしていた。大事なことまで全部。
そんな関係を修復できないまま、
中学卒業後、2人はまた離れ離れに。
そして、2度目の再会は高校2年の夏。
今度は気まずいながらも少しずつ距離が縮まっていく。
けれど、近づいた果てに訪れたのは3度目の別れで……

作品情報

作品名
ノット
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033141
4.3

(193)

(114)

萌々

(50)

(17)

中立

(5)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
22
得点
826
評価数
193
平均
4.3 / 5
神率
59.1%

レビュー投稿数22

許すこと許さないこと

いじめ、性的虐待と重い設定ながら、その描写が最低限なので無駄に嫌悪感を抱かせないのがまだ助かりました。
見せたいのはそこじゃないですもんね。
だからと言って重さは変わらない。
十が抱えさせられているもの、静に好きになってもらうことを自分に許さない気持ちが伝わって辛かったです。
十はずっと静のことが好きだったんですもんね。それがわかる描き方がいい。

「森本って許されないと気が済まないの?」
「人間には許さない権利だってあると思うけど」
十は自分のことを許さないと決めているから出た言葉かなと思いました。

静は十のことが気になって再会する度にそれが増し、十を助けられなかったことを悔やみ、謝りたい、力になりたい、十のことが好きだと気づくプロセスが丁寧に描かれていて共感できました。

ただ、鍋パにおバカな友人を連れていくのは無理があった気がしました。十の性格を考えると親しくもなくむしろ合わないタイプの人間を参加させるかなと。
十がその友人にキレてきついことを言った後、友人たちが怒ってすぐに帰りそうなものなのにそれもしない。
この一連の流れは友人たちが十を襲うためだというのがわかってちょっと残念でした。
静は友人を誘ったことを自分はなんてバカなんだと悔やみますが、無理があった気がしまして。

十がモデルをするのは自分を殺して生きているので、そういった面で向いているという意味かなと思いました。

小中高大と長い年月をかけ、段階を踏んで静は十を好きになっていった。
その思いが強くなるだけの時間と出来事があった。
だから十の「引くだろ」に静は引かなかった。
「俺にも背負わせろよ」
「2人で分ければ軽くなるじゃん」
に説得力を持たせられたと思います。
それがタイトルの結び目ということでしょうか。

その言葉が十はうれしかっただろうし、自分に許していなかった静の好きという気持ちを受け入れられた。
長い間、抱えていたものを静と分かち合える。
これから十は変わる。
笑顔が増えたりかわいい面が見られるはず。
それを見て静がきゅんと悶えるはず。
そんな2人を見てみたかったなと思います。

丁寧に描かれたいい話だと思いましたが、しんどさがほとんどで、萌えがもう少しあればうれしかったなと個人的には感じました。

0

爽やかな表紙とは裏腹に

重い内容でした…( ; ; )家庭内性暴力と虐待、そしていじめ。

静 × 十の、小学校時代〜大学までのすれ違いと再会の物語。
「三度目の正直」でようやく心が通い合う二人の姿に、涙。
切なくて痛い…けれど最後に救われる、そんなお話です。

とてもいい話、なんだけれども。
ひどいことをした養父には、きちんと社会的な制裁を受けて欲しかった。
そこがどうしても気になってモヤっとしてしまい、神寄りの「萌え2」評価です。

攻めが軽めのヤリチンなのが個人的にちょっと気に入らないですが…
(あっ、自分の恋心に気付いてからは受け一筋です)

終始頑なな態度を崩さない十を相手に、静は静でよく頑張ったなあと。

あと巻末の、「先生による攻め/受けランキング」、面白かった〜☺︎
自分も先生同様、攻めの1位は断然断然!『青とジェント』の京一さんです。
京一さん以外勝たん…!

0

こじれた関係

この方は独特の雰囲気があって、キャラを描くのがうまいなあと思います。

この作品は、ほんわかしていながらも少しシリアスでした。
幼なじみの二人。何度もケンカ別れし、再会する。

読者には、ツンとしながらも密かな想いを秘めている十の様子が分かりますが、静には全然届かない。
この作品の攻めさんである静は、チャラっとしていてお気楽でノンケ。女子とも普通につきあっている。
一方の十は、幼い頃のトラウマがある様子。線が細く中性的できれい。物静かで主張しないタイプだが、スカウトされてモデルをしている(この辺がちょっとつかみにくい)。
そんな綺麗な十に惹かれていく静なのでした。

やっぱり攻めさんがちょっとインパクトが弱い印象で、あんまり入り込めなかったです。
ヘラっとしてるのもいいんですが、これは本気の恋で、ずっと十を手放さないのだという感じがどうも伝わらないというか。

しかし、十がカタルシスを得たのはよかったです。

0

シンプルな絵や表紙とは裏腹

皆さんの言うようにシリアス要素ありです。
個人的には目がぱっちりより少し細めの塩顔のキャラが好きなので秋平先生のシンプルな絵が好きです!

何度も再開してはもつれて、なかなか結びつかない同級生のお話!

メガネ男子十の鉄壁の壁をチャラ男の静が、どう崩していけるのか!そしてもう壁を保てなくなってきてる十の弱さを見せていくシーンにキュンとします!

0

何か腑に落ちない

 うーん、2人の心情がまったく理解できないわけではないけれど、あまりすっきりはしないというのが率直な感想です。展開はけっして速いわけではなく、2人の関係はあくまでじりじりと変化していきます。でも、十がこれだけ重い家庭事情を抱えていたのなら、静を好きでも性行為に至るまではもう少し葛藤があるんじゃないのかな、とか。ずっと普通に女子と付き合ってきた静が初めて同性と事に及ぶ時はさすがに多少のギャップは感じるんじゃないのかな、とか。十が頑なに静を拒絶し続けていたため結果的にゆっくりな展開になっていますが、肝心なところが全体的にさらっと描かれているような印象でした。

2

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