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表題作僕らの群青

青木誠也
高校の担任,生物教員
木ノ下佑真
17歳,高校2年生

その他の収録作品

  • 僕らの夏休み(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:漫画「「ぜんぜん大丈夫じゃない話」「青木画伯」

あらすじ

同性が恋愛対象の木ノ下は、ある日、担任の青木に呼び出される。出会いを求めて赤裸々なブログをしていたのが、よりにもよって生真面目な青木にバレてしまった。男子校に入っても恋人なんて簡単にはできないのに。ブログを削除するよう言われ納得がいかない木ノ下だったけれど、あることを思いつく! ブログをやめる条件として、青木に恋人になるよう迫って…!?

作品情報

作品名
僕らの群青
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813030836
4.3

(374)

(221)

萌々

(94)

(40)

中立

(10)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
40
得点
1611
評価数
374
平均
4.3 / 5
神率
59.1%

レビュー投稿数40

キラッキラでいとおしい、心洗われる作品

本っ当〜に素晴らしかったです!!キュンキュンときめき感動し、ほぅっ…となんともいえない幸せな気持ちが込み上げてきました。

しょっぱなの木ノ下くんの「じゃあ先生がカレシになってよ」発言にはなんでやねん!!!と思ったし、先生も、一応おかしいとは思いつつも流されているし、若干クエスチョンマークだったけど、なんやかやと木ノ下くんのキャピッ☆とした自然体なノリにつられて、だんだんと、コッチもま、いっか☆と思わせられる不思議。

青木先生、最初の方では、私的に攻めとして少し物足りない印象だったのですが(線が細くてほわほわしてる感じとか)、話が進むにつれて印象の薄かった先生の輪郭が少しずつくっきり色づきはじめ、気付けば私も木ノ下くんと一緒に青木先生に恋していました。

最初は物足りなく感じた青木先生のマジメな性格も、草食っぽくて天然でほわほわしてるところも、あの妙に丁寧な喋り方も、全部いい…!全て魅力でしかなくなっていった…!どんどん男の色気が加速していくではないか。木ノ下くんと期間限定の恋人になる条件を受け入れる不思議な選択も、木ノ下くんを普通にお家に入れるのも、このほわほわしている人ならありえるかもしれない。昔のトラウマも重なったのもあって、先生なりに生徒を守ろうと誠実に対応したゆえのことなんだな、と納得できました。

木ノ下くんがやってたゲイブログ画像が教室に貼られたシーンにはズキンッとしつつ、(この伊藤先生という女性キャラには唖然としたけども…)その後の展開に、ど、どどどうなる!?とぐいぐいぐいぐい話に引き込まれ。
普段はあっけらかんとして明るい木ノ下くんの、「なんで俺ホモなんだろう」という言葉には、胸がぎゅってなった。

そして、木ノ下くんの友達の電話越しの言葉には全力で泣きました。あーもう何だこの可愛い人たちは!!!軽やかで愛ある普通の若者たちが普通に存在するこの世界が、愛しくてたまらない。学校の子たちがライトな反応で本っ当に良かった!!!

色々ありつつ、お互い気持ちを打ち明けるシーンは、先生がとにかく格好良すぎて気を失いかけたよね…!
「どう言ったらいいのかわからない
どうしていいか
ごめん…わからないんだーー…」
……こんなに色っぽくて切羽詰まってて素敵な告白があるだろうか?この告白とキスシーンは、ほんっとーーにときめいたー!。・゜・(ノДT)・゜・。

どうみても受けにしか見えなかった先生が(あくまでも私見です)、もはやスーパー攻め様にしか見えなくなったこのカタルシスよ。ごくり。もう受けとか攻めとかじゃないんだ!!!(?)受×受バンザイ!!(?)人間と人間なんだ!!!私のときめき萌えゲージはMAXを超えた。常々美人受けが好きだった私は美人攻めという新たな萌えを手に入れた。(色々矛盾している)

一度目は萌えたぎりながら読んだ。2度目もまた萌えたぎりながら、そして心に深く沁み入るように読んだ。読み返してみると、一度目ではつかみにくかった先生と木ノ下くんの心の動きが、二度目には質感を伴ってするすると、丁寧に馴染んで伝わってくる。先生と木ノ下くんが少しずつ、自分の心のかたまりを癒やしていく姿に泣いた。ラストでの2人の清々しさにはキュンとして、また泣いた。読む度に奥行きが増し、彼らを包み込む物語の優しい空気にハッとさせられる。

群青の空に虹がかかるのを見た時の、フワっと心に風が吹く瞬間。その瞬間を自然に誰かと分かち合うことのできる愛おしさ。私たちは皆、いつか記憶の中に埋もれてしまうかもしれない一瞬一瞬を生きていて、それでもその時の心のきらめきはいつまでも宝物となって、私たちを、彼らを照らしていくんだろう。世界はこんなにも美しい。とっても可愛くてピュアでノリもセンスも良くて、ときめきと萌えがほとばしっていて、ちょっぴりせつなさのあるこのキラキラした世界が大好きです。

それにしても友達のマサの点Pへの文句w「あ 点Qまで動いてんのかよ もうどーしようもねーな」ww
あと青木先生「成人ましてや教育者にとっては学校や法律条例の壁がありますのでね…」「ありますのでねじゃねーっ(じたばた)」wwあー和む…。

カバー裏にも癒されました。あとコミックの帯がまたすんごく良くってですね、『おつきあい(仮)のルール』とかね、あの字を見ちゃうと、冒頭で「なんでやねん!」って思った自分を今すぐ張り倒したくなるよね…もーう可愛くて可愛くて!先生が木ノ下くんを愛おしくてたまらないって思うのが本当によく分かる…!愛おしいよー!。・゜・(ノДT)・゜・。

2人のその後のお話が、全力で見てみたいです!!!

17

いけないことなんかじゃない


最高でした〜;; 素晴らしかったです。しろさん本当に展開のお上手な方で、前作に続いてツボに嵌った今回も三分の一は泣いていました。洟かむレベル。つらいとかではないのですが…きゅんきゅんして。

少女漫画にすらいそうな、モテそう〜な青木先生と、現実にいたら本当に癒されて元気付けられるだろうなってくらいぐいぐいいく明るくわんこっぽい木ノ下くん。(小さいコマですが先生に跨っている時の足の開きには ?と思わず笑いました)

何がいいって、特化して推したいのはふたりを取り巻くひとたち。blということもあって、先生が好物件(…)ということもあって!、今回当て馬だった女の先生だけは悪者ぽくなってしまいましたが、木ノ下くんの友だち(点P動きすぎじゃね?の件が一番笑った)は本当に良い子たちでした。

ホモがどうした、って。それがどうした、って言ってくれる存在にどれだけのblの主人公が救われるかと思います。

木ノ下くんの人柄あってのことだと思いますが、きっと一生ものの友だちですね。
それから、青木先生の妹の友華ちゃん。先生が心のどこかで引き摺っていた、亡くなったお母さんへの後悔で出るのですが「誰のせいにもできないで バカみたい ムカツク」には涙。木ノ下くんとケンカするほど仲が良い様子も微笑ましかった〜。和みます。

タイトルの群青はあまり作品の中に出てきませんが、一冊を通して捻くれていない、透き通った作品です。


「早く大人になってください」

そんな青木先生の想いと一緒に大人になっていく木ノ下くんが、男の人が好きなおかげで先生と出逢えたこと。幸せに思い続けてくれたらいいなと思います。

10

大好きですっ(*´꒳`*)

『飴とキス』で大ファンになった秋平しろ先生のコミックス発売をずっと待っていたので、読むことができてとても幸せなのです(*´ω`*)

今作もすごく可愛い!! だけど、ただ可愛いだけじゃ終わらないのが秋平先生のすごいところなのですね。
可愛さの中にある恋愛の甘酸っぱさや切なさ、ドキドキにキュンキュンそして心地よく駆け抜けていく幸福感、読み終わってしまうのが勿体無いとさえ思えちゃうのが秋平先生作品。
両想いなるまでのプロセス、恋人になってから少しずつ変化していく関係を丁寧に、それでいて恋のカタチを素直にシンプルに描写されているのも秋平先生作品の魅力の一つなんですよね。
恋ってこういうものだよね、ってストンと心に響いてくるのです。

青木先生も木ノ下くんも本当に魅力的でもう終始キュンキュンさせられっぱなしでした。
紳士なのだけれど好きな子の前ではギリギリで理性を失いそうになって必死に保ってるところとか、何よりも木ノ下くんに全力なところがたまりません。
木ノ下くんも無邪気でチャーミングかと思えば大人な一面を見せたり、先生のこともきちんと考えてあげれる子でして、すごく良い子だからこそ切なくて、思わず泣きそうになっちゃう場面もありました。
そして、二人とも恋が進むにつれて色気まで増していくのですからドキドキが止まりませんでしたよ(*´エ`*)
透明感あるフワフワした雰囲気、所々に散りばめてあるおしゃれなアイテムも大好き✩ ⑅˚* 。˚
二人の未来を想像させるラストに心温かく穏やかな気持ちになれました(*´˘`*)
この可愛さ本当に癒されます。

秋平先生の次回作もすっごく楽しみです♪ 

9

焦ってる先生も好きです(w*

「飴とキス」が大好きで、新しい本、楽しみにしてました。
もうもう大好きですっ!!
先生が好きです。
木ノ下くんくんもすごくいい子で好きです。
丁寧な言葉で話す先生、静かに笑う先生、授業中に木ノ下くんにこっそり家に行ってもいい?と聴かれて人差し指を口に当てて「授業中ですよ」っていうシーンがもう猛烈に好きで好きで(;゚∀゚)=3ハァハァ
ホロリと涙を流すシーンも、もう(以下略)
木ノ下くんは先生に恋人の役をするように迫ったけれど、なんだか可愛らしくて、うっかり先生も丸込められちゃった感じ。
でも、たまにすごく色っぽくて。
こっちまでドキドキしてキュンキュンしてしまいそうになりました。
きっと先生もそうだったに違いないと勝手に思ってます。
そして、先生に迷惑かけたからと謝って関係を終わらせようとするあたりはもう…。
なんて健気な…。
その後、先生といたそうとして、先生の手首ネクタイでぐるぐるに縛って襲うところはコミカルで、今までのドキドキキュンキュンが一気にほわーってなりました。
そして先生が木ノ下くんをどれだけ大事におもってるか伝えるシーンはとても素敵でした。
卒業するまで木ノ下くんには頑張って我慢して頂くしかないですよね。
卒業後のエピソード、ちょっと読みたいです。

先生と木ノ下くんの身長差がすごく好みでした。
身長差とか体格差とか猛烈に大好きなので。
今回の先生の設定って801 AUTHORS 108の「飴とキス」のインタビューで『紳士で理系でスーツで美人、みたいな攻が好きです。』と仰ってましたがまんまですね。
素敵な攻めさまでした。

表紙が綺麗で好きです。
次作も楽しみです。

8

愛が真っ直ぐ


受けの子の真っ直ぐで素直な性格がとても可愛くキュンキュンしました。好き好きっ、と仔犬のように寄り添う姿が最高に可愛く、これを見る為に購入しても損はないと思います。笑
先生(攻め)が自分自身の気持ちに気付き、今まで優しく紳士な『先生』だったのが、受けの子が可愛くて仕方ない『男』の部分が垣間見れるシーンもあり、後半は更にニマニマしてしまいました♡
えっちに関しては最後までいきませんが、焦らし焦らされな二人もなかなか萌えるものがあります。まったくもう、ありがとうございますε-(´∀`; )
最後のおまけでもしかしたら…と期待しましたが今回はほのぼのラブラブな二人で幕を閉じました。またどこかでこの二人を読めたらいいのになぁvV

7

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