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表題作青とジェント

綾間京一,36歳,セレブ社長
三浦直己,18歳,貧乏高校生

その他の収録作品

  • 式日
  • カバー下漫画

あらすじ

今日のゴハン代もカツカツな高校生の三浦直己。
そんな直己の家が更なる経済危機に瀕している時、
綾間京一というIT企業社長がテレビに映し出される。
それはかつて父の店の立ち退きに関わった男だった。
父さんの店を潰してのうのうと暮らすイケメン大金持ち!
自分とかけ離れた世界にいる綾間を知った直己は、
とある作戦を閃かせるのだが…!?

作品情報

作品名
青とジェント
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032601
4.5

(313)

(209)

萌々

(73)

(24)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
45
得点
1411
評価数
313
平均
4.5 / 5
神率
66.8%

レビュー投稿数45

秋平マジックな王道ラブストーリー♡

秋平しろ先生の新刊…あーやっぱりいいな。
優しくて自然体なのに、あっと惹きつけられる魅力に溢れていて、数ページ読むだけでするっと物語の世界に引き込まれてしまう。
まさに王道ラブストーリーなんだけど、最初から最後まで萌えの連続で休むヒマなどない疾走感、それでいて抜群の読み応え。

父親を過労死で失って2年。母と2人の貧乏生活ながら健気に生きている高校生の直己。
ある日、父の死の遠因である10年前の店舗立ち退きに関わった人物がベンチャー企業の社長となっていることを知った直己は、ゲイ疑惑のあるその社長にハニトラを仕掛けに近づこうとするのですが…!?

ホント何これ。
初っ端から面白すぎるし、先が気になるし、直己は死ぬほど可愛いし(ちょいおバカ風なのがまたそそる)、社長の綾間さんはクッソかっこいいし。

ゲイの綾間に自分を襲わせてそれをネタに脅そう!なんて悪巧みをする直己だけど、なんてったって根が真っ直ぐないい子なもんだから、全然うまく行くはずもなくて、ただただ可愛いばかり。
罠に嵌めるはずが自分が綾間さんの魅力にハマってっちゃって、恋する男子になっていく様子もウブで可愛すぎる!
直己に感情移入して、私まで綾間さんを好きになってしまう始末。マジでかっこよすぎるんだもん。
男としてもだけど、人としても大好きなタイプ。
ちょい早いけど、今年度の攻めNo1は綾間さんだー、はいもう決定。

貧乏生活の中で自分に自信を持てず将来も悲観していた直己が、綾間との出会いによって自分の可能性を知り、未来を切り開いていく。
優しく強く直己を導く綾間さんが本当に素敵だった。
いい大人に出会うことって、人生のターニングポイントになるほど大切なことなんだよね。
恋愛だけでなく、たくさんのものを与え合う関係ってすごくいいな!と思いました。
そして、社長と貧乏な少年の恋がただのシンデレラストーリーにならないところが、BLの好きなところだなぁ。

すれ違いや立ちはだかる障害を乗り越え2人の気持ちが通じ合ったときは、嬉しすぎて鳥肌が立ちました。
初めてのキスが直己の家の畳の上っていうのがまたいい!なんかエロかった。
ラストようやく身体も結ばれる2人。
エッチシーンは描写は少ないんだけど、この2人がぁぁ〜ってだけで興奮するし、そういうシチュエーションってだけで本当エロい。
そしてお尻でイッちゃったらしい直己が、やっぱり最後まで可愛かった。
何もかも好みすぎる最高の作品だった。

おしまい

28

秋平作品にハズレなし!

今作も温かな雰囲気でちょっと胸が締め付けられる最高な作品でした。

高校3年の直己は2年前に父を過労で亡くし、貧乏でギリギリの生活をしていました。その原因になったと思われる直己の父が経営していた店の移転に関わった綾間をテレビでたまたま見かけます。
お金持ちでいい暮らしをしているであろう綾間を騙してお金を巻き上げようと考えた直己は綾間がゲイであることを週刊誌で知り、自分を襲いそうなところを録画して揺すろうと計画。ここから直己がとった行動が、直接綾間の会社に乗り込む!そうです。直己はおバカなのです。受付のお姉さんに社長に会わせてほしいと頼みますが、鼻で笑われてしまいます。アポなしに社長に会えるはずありませんが、直己は最後の切り札に父の名刺を綾間に渡してもらうよう伝え退散。

この、綾間に自分を襲わせる計画も本気で綾間を憎んでるわけでも、困らせたいわけでもなく、咄嗟の思いつきのようなもので、直己は考えるよりも先に行動するタイプなのです。

父の名刺の甲斐あって綾間と会うことができた直己ですが、作戦は失敗。しかし、綾間は直己の力になりたいと自分の身の回りの手伝いをするバイトを紹介してくれます。そうです、綾間はむちゃくちゃいい男なのです。そんなお人好しな経営者を影ながら支える佐久間。当て馬というか、2人の中を引き裂くポジションなのですが、嫌な人物ではなく、綾間を思うが故の行動なので終盤2人を引き離すためにとった行動は酷いですが、佐久間の気持ちもわからなくはないので許せてしまいます。そして、今作にはなくてはならない人物です。

そして、秋平先生の作品で大好きなのがセリフに書き出されている手書きのセリフ。ちょっとクスッとしてしまいような言葉が入っていて、こちらも要チェックです。

エリート経営者と貧乏高校生。身分違いの2人の恋をぜひ読んでみてください。秋平作品が好きな方は絶対好きです!!

19

可愛すぎてキュン死にしそう♡

秋平先生の年上攻めって最高じゃないですか?
今回は、父親に近いほど年上の攻めと高校生の恋。
こんなに年が離れていても、背徳感もいやらしさも感じさせないところが凄い!
秋平先生の絵柄と優しい雰囲気故ですね。


「顔に泥を塗ってやる」
亡き父の食堂立ち退きに関わったゲイの京一を、ハニートラップにかけようと画策する貧乏高校生の直己。
ITベンチャーの社長×貧しいDKの身分差年の差ラブです♡

京一を脅して強請るつもりが、初めから全部バレバレ(笑)
とはいえ、全然ワルでもあざとくもない直己がただただ可愛い!
全ては仕事に困る母親を助けたい気持ちから起こした行動で、そんな直己の気持ちを理解しようとしてくれるジェントルな京一もまた素敵。

父親のいない直己を助けたいという純粋な気持ちから、少しずつ変化していく京一の心。
好きになるはずがないと思っていたのに、理性の及ばない場所で積もっていく愛しいという気持ち。
感情を爆発させる表現があるわけではないのですが、お互いがお互いを特別に思っていく過程がしっかり伝わってきます。
いつも思うこの自然な恋の始まりと溢れ方……ここが秋平節なんだろうな。

父のような存在で、直己に人生を教えてくれる京一。
「へこたれなければ人生は切り開いていける」
この言葉が直己の心の琴線に触れ、頑張る原動力と恋心になっていく。
直己を人として成長させるのもまた京一であるというところ。
ここがすごく良かった。

そして、忘れてはいけないもう一人の重要人物である京一の右腕・佐久間。
京一への拗らせた想いが、AIのような彼を暴走させていきます。
直己に対する態度には憤ったし、怒りすら覚えた。
でも、それさえも浄化してしまう直己の純粋さと優しさが胸を打ちます。
直己の父の座右の銘、〝罪を憎んで人を憎まず〟が直己にもちゃんと浸透しているんですよね。
お父さーん、直己はいい子に育ったよ!!

初Hは描き下ろしにて。
「僕には最高の時間だった」これをサラッと言える人はそうそういないよ。
キュンとしたし、優しいデレが好きでした。
やっぱり京一さんは最後までジェントルだった♡

駆け引きも打算もない、純粋で素直な大人と子どもの恋がとても素敵でした。
日常と非日常のバランスも、クルクル変わる直己の表情も、包み込むような京一の優しさも、佐久間のクールさも、全てがツボに突き刺さった。
読み終えた後は、優しい気持ちになれる心地よい余韻に包まれました。
カバー下まで可愛いので、ぜひお見逃しなく!

※pixivで少しだけ試し読みできます。気になる方は是非!

15

柔らかく骨太

青年と紳士…ぐらいの感じでしょうか。青年よりもっと未熟なものの表現としての青かな。爽やかで、柔らかいけれど、しっかり自分の足で立つことを教えてくれるような作品です。そう、骨太なのに柔らかい。それが秋平先生。

直己くんの軽率な行動にはしっかりバチが当たります。優しいバチっちゃ優しいバチである。あんなに幸せな思いをし、これからも沢山愛されるのでしょうから。

いちばん泣きたいのは佐久間さんだよね…
佐久間さんも相当ハイスペックイケ男なのだけど、京一さんを癒せるかというとそういう人ではなく。でも京一さんの人生に必要な人には違いありません。彼も暴走してしまったけれど、愛ゆえに。長く深い愛があったのは確かで、彼が1人で夜にお酒のんでる様を想像すると辛い。のむかな…それぐらいの心の余裕というか逃げ場所を持っていて欲しいと願います。

さて、スーパーハイスペック男、京一さん。およそ欠点のない人。雄の色気があるタイプの攻めではなく、ともすると受け的色気のある人ですが、秋平先生作品だとままある。

それにしてももう少し欠点を見たかったと思うほど欠点のない人です。これでキスやセックスが下手でも全然驚かなかったぞ!それすら直己をめろめろにしちゃうし何なんだこの人。「特別な人だよ」との紹介の仕方や、部屋にタバコがあるところまでジェント。
続編…無さそうだけど、あるなら彼の欠点がみたい。ちょっと身体弱そうってとこぐらい?でも彼の人間的欠点ではないしな。ここまで少女漫画(本編にも出てきましたが)のごとく完璧人間なのはな〜〜悔しい(何故)

もうちょっと、と思ったところもありつつ、抗えない良さがあって神を。推し作家さんにはお腹を見せてしまうタチでして。

15

とっても紳士とカワイイDKとの遠回り成長恋物語?

お久しぶりの秋平しろさんですね。
表紙が素晴らしくてしばらく手に取って眺めてしまいました。

なんというか秋平さんの絵は皆善人そうですよね。前から感じていましたが。みんな悪い人がいないというか、まあ今回は佐久間が厳しかったですが、秋平さんの安定感がいいですね。
絵も少しずつ変わって来てますね。

シンデレラボーイはそう簡単には誕生しません。
世慣れた常識人の王子様と鉄壁の秘書?この秘書?佐久間が!
ずいぶん二人を遠回りさせてくれました。

でも結果的に王子様の気持ちを育て親や環境などについて考え方を整理できたり、シンデレラに努力して自立のための道を切り拓く勇気と時間を与えてくれました。

王子様こと京一とシンデレラこと直己がお互いにいい影響を受けて化学変化して新しい視点で自分や周りや将来を見ることができて。あっさり玉の輿よりも良かったです。

どちらもとってもいい人で穏やかで。
セレブの高慢さや貧乏人の卑屈さや悪意がなくて、ただ一緒にいると楽しくて、新しい見識を得られて、もっと一緒に過ごしてるところが読みたかった!

そこに能面の佐久間が立ちはだかり。あんなことをされたのに直己は佐久間を嫌うどころか思いやって、彼を正しい辞めさせちゃだめだと説得までして。
なんていい子なの!

佐久間の行き過ぎた干渉や管理は叶わぬ恋心故だったのかな?
だから余計直己だけは排除したかったのかな?

京一と佐久間も京一と直己もこれからがもっと読みたかったなあ。そう、これからってところで!うー。

最初の直己の罠のときにはもう京一は逡巡するくらい直己に惹かれてたんだなあ。ずっと日曜が楽しかったんだなあ。これからはたくさん一緒に過ごして楽しく笑って欲しいな。

カワイイ絵でスラスラと読めますが、京一が直己に好意を持つことは絶対にないと何度も言い切るところとか、父の件とかもう一度読み直してじっくり考えたいですね。
あと、佐久間に読後も何割か印象を持ってかれた感。

14

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