兄だけを欲し盲愛する弟×弟に篭絡される無垢な兄、囲って愛でて浸食する…これは義兄弟による究極の共依存愛

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表題作この毒が廻る頃には

鈴城浬,高校生,5歳下の義弟
鈴城千歳,会社員,義兄

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

『兄弟』だけじゃもう足りない

千歳と浬は義理の兄弟で、互いに極度のブラコン。千歳にとって浬は、優しくて甘えたで、成長した今も変わらず可愛い弟だった。しかし、浬が千歳に抱く感情は「兄弟愛」ではなかった。ある日を境に過剰な執着心と欲情を露わにする浬に戸惑う千歳。甘い囁き、痺れるような快感…毎日惜しみなく与えられるそれは、ゆっくり、しかし着実に千歳に変化をもたらし――…?

作品情報

作品名
この毒が廻る頃には
著者
左藤さなゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414838
3.9

(113)

(38)

萌々

(42)

(23)

中立

(6)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
433
評価数
113
平均
3.9 / 5
神率
33.6%

レビュー投稿数16

まさに猛毒

親同士の再婚で義兄弟となった千歳と浬。可愛い弟を甘やかしてベッタリと過ごしてきたけれど、浬の千歳への想いは兄弟のそれを遥かに超えていた…。弟離れしようとする千歳に向けられる浬の異常なまでの執着と欲情、それを拒もうとしていた千歳なのにいつの間にか浬以外に触れられるのは気持ち悪いと思っている事に気づいてしまう。そのまま愛欲の沼に堕ちていく2人が、何とも淫靡で美しい。兄弟愛ってなぜこうも魅了されてしまうのか。さなゆき先生の描く執着愛は、ほんとたまらない。まさに猛毒。

0

想定内

幼少期からの刷り込みのような愛情をそのまま抱き続ける重い愛は好きなんです。
執着、独占欲も嫌いじゃないです。相手を尊重する範囲なら。
血縁CPは苦手ですが、義理の兄弟なので大丈夫です。

ただ、弟のド執着は闇が入っていて怖いです。
愛情が重いため束縛が強く、こういう属性が人気なのはわかりますが。私は苦手でして。

それでもストーリーがおもしろければ全然いいんです。
ただ、設定、セリフ、エピソード、ストーリー全てわかりやすすぎて。全て想定内で意外性、裏切り、驚きがない。

兄が弟にキスされたり触れられて嫌じゃない。
他の男に触れられるのは嫌、弟でないと嫌。
兄がヤキモチをやいたのを見て弟がセーブできない。
全部どこかで何度も見たことがあるやつ。

セリフも説明ぽく、くさくて恥ずかしげもなく面と向かって言えるのがすごいな〜と思って読んでいました。変な感想しか出てこなくて申し訳ないです。

1

さなゆき先生必須は「囲い込み愛」

「プリフェクトの箱庭」の完結編を今か今かと待っている間に刊行された本作。
こちらももれなくさなゆき先生お得意の「囲い込み愛」である。先生、コレ好きねー。
ほんの子供の頃は人懐こくて可愛いだけの弟だった浬は、義兄の千歳を真綿でギリギリと締め付ける様に、自ら依存する様に。囲い込んでいく。浬が千歳を見つめる眼差しがヤバい。
蕩けそうな笑顔なんだが、怖い。さなゆき先生の、これまでのどんな作品にも出て来たヤバいヤツの目付きである。
可愛い弟なのだから、一生縁が途切れる事は無い、などと千歳は言っているが、浬の想いはそんな甘いものでは無い。
「弟も友達も恋人もパートナーも。全部全部、俺だけじゃなきゃ嫌だ。」
そうして浬は卑怯なんである。「俺に触られるのは嫌?気持ち悪い?」などと聞いて、優しい千歳が振り払えない事を知って。じわじわとその躰に快楽を刻み付けて行く。
ゆっくりと染み渡る様に。毒が身体中に廻る様に。

本編丸っと表題作なんだが、よくある短編の様な趣き。さなゆき先生の作品を読んでいると割と分かりきった展開なのだ。これは多分小休止。
「プリフェクトの箱庭」の続きを待とう。

0

絵柄が合わない

横顔と男性器と*の絵柄、度々出てくる文字ばかりのページ、同じ顔に見える人たちが合いませんでした。
いろんな角度から同じ場面を描写されているのに、ページに動きがなく感じました。

白瀬さんと何かあるのかと思いましたが、受けが握られた手を攻めと違うと感じて終わる。
家族に打ち明けると思いましたが、相手は告げずに背中を押されて終わる。
個人的にひとつひとつのエピソードが中途半端に感じ、もう一歩ほしかったと思いました。

3

執着と依存がすごい

これぞ、佐藤さなゆき先生の作品って感じです。しっとり、じっとり、どことなく闇を感じます。攻めの執着愛がこの作品でもすごかったです。読んでいてゾッとしたこともありますが、基本的には大好きなので大歓迎。浬の千歳への執着心も重くて良いですね。

毒が廻るとは…?と思ったんですが、なるほど。こういうことね、と。千歳は小さいときから浬の思惑に乗っかっていたんですね。こわ…でも私は好きですが^ ^
困惑した千歳もそんな簡単に許して良いのかい?と思ったけど、もう浬以外に触られるのもダメな身体になったようで、可哀想なのか良いことなのか読んでいてもよく分からず、複雑な気持ちになりました。だって、たまに見せる浬の雄顔が怖いんです>_<…でも私は好きなんですけどね(2回目)

一応ハッピーエンドだよね?と疑問符もつきますが、2人は両思いエンドで終わります。エッチも勿論あります。浬が全く童貞には見えぬが…この日のためにエッチの勉強したのかな…。さすが全国模試1位。すごく経験豊富に見えました。千歳も翻弄されまくりです。
佐藤先生のエッチシーンは上品ですね。キスがエロいです。絵がキレイで読みやすい!


幼馴染の兄妹?2人の子たちの存在も良かったです!突っ込みにクスッとしました。
白瀬さんにはもうちょいグイグイきて欲しい気もしましたけど、浬が更に暴走しそうなのであれぐらいがベストだったんでしょうかね…もっと攻めていても良かったと思います。


描き下ろしではキッチンでエッチ。2人とも仲良くやっているようで何よりでした^_^


2

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