この愛からは逃れられない

プリフェクトの箱庭 1

prefect no hakoniwa

プリフェクトの箱庭 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×225
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
372
評価数
85
平均
4.4 / 5
神率
57.6%
著者
左藤さなゆき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
ISBN
9784861238253

あらすじ

とある事情から家柄の良い子息が通う全寮制学校に編入した佐倉 澪斗。
周囲のお坊ちゃん達に「成金」とバカにされ陰湿ないじめを受けるも、持ち前の雑草根性で乗り切っている。
ある夜、眠れずに外にさまよい出た先で礼拝堂を見つける。
そこで出会った神秘的な美形で"月の君"と呼ばれる東院 月人と知り合いになった澪斗。
その事がキッカケで、周囲の憧れの存在である月人の“指導生"に指名され――。

学校を統べる"神様"に愛されて、心も身体も絡めとられるドラマティック・ラブ。

表題作プリフェクトの箱庭 1

東院月人,生徒代表
佐倉澪斗,転入生

その他の収録作品

  • 初めての夜(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数8

螺旋階段を駆け上がるような

まだ心臓がどきどき言ってます。
この作品、すごい!!

左藤さんの作品は『インザゲージ』しか読んだことがなかったのですが、作画が美しいなあと思ってました。
作画はわたしの萌えポイントを大きく左右する最重要事項なので、こちらも美しい作画を楽しみに購入してみたのですが…。

想像していたストーリーと全然違いました。

作画が美しいのは言わずもがな。
名家の令息たちが集う閉ざされた寄宿学校という世界観が持つ窮屈さや迎合、馴れ合い、汚い落とし合いの描写も素晴らしい。
そういう学校に編入してくる優等生という設定自体は珍しくないものの、スクールカースト最高位との出会いから目まぐるしく変わる環境と、主人公の心理状態に、息もつけないくらい引き込まれていきました。

学校の制度や雰囲気、暗黙の決まりごとなどは、読者同様何も知らない澪斗と一緒に、毛色の違う同級生・久世に教えてもらえるという自然な流れで、無理なく世界観に入っていけます。
トラウマから暗い寮室を抜け出して、迷子になった澪斗が寂れた礼拝堂に辿り着くシーンから、澪斗と気持ちがリンクし始めるのを感じました。
心細さや不安を感じながらも、両親亡き今、後ろ盾となる父方の祖父母も信用できない。
母方の祖父母の元に残った弟たちの様子を知りたくても、鳥籠に入れられた今の状態では何ひとつできることがない。
閉塞感で息が詰まりそうになる中、美しく気高い月人との出会いで何かが変わるかと思いきや…。

1巻はどんどん小さな箱に押し込められていくような感じです。
学校に押し込められて、教室では隅に追いやられて、肩身の狭い思いをしながらも、何とかそこでやり過ごそうとしていた澪斗が、月人に連れられて明るく広いアッパークラスの世界へ。
それで澪斗も少し息がしやすくなるかと思ったのも束の間、さらに小さな箱に入れられていく恐怖。
薄暗い建物の中にある、手摺のない細い螺旋階段を登るような感覚にも近い。
上に上がるしかないけれど、下が見えない。
上に何があるかも、階段が邪魔して見えない。
誰かに状況を聞きたくても、ひとりしか通れない幅の螺旋階段では、バランスを崩せば落ちてしまうから、後ろを振り向くことも前にいる人を振り向かせることもできない。
そんな感覚に陥りました。

自らを「神」と言い、澪斗に異常な執着を見せる月人と、澪斗の父が描いた絵本の関係。
幼い月人が澪斗の父から聞いた「月人と年の近い息子」の存在が、月人にとってどういう意味を持っていたのか。
月人の過去が明かされる2巻を手元に用意してから読むことを強くおすすめします。

4

性癖に刺さった。

階級制度のあるセレブ学校に通う2人のシリアスなお話です。

この話の中では、指導制度というものがあり、優秀な成績やアッパークラスで地位のある上級生がマンツーマンで指導する下級生を持てるというものです。

主人公の佐倉澪斗は、庶民の出ですがある事情から特待生としてこの学校に転校してきました。そこで周りのお坊ちゃん達から"庶民のくせに“といじめられる主人公ですが、そこでくよくよするわけではなく、面倒がっている様子です。
そんな持ち前の雑草根性で乗り切っている主人公は、何やらトラウマを抱えているようで————

そのトラウマは意外と早くに明かされます。
父と一緒に事故に遭い、死んでいる父の下で一日中暗い中で閉じ込められたため、暗いところにいると押し潰されるような感じがする というものです

その父親は、絵本作家をしており、その絵本はこの物語の鍵となっています。

ある夜、眠れずに外に彷徨い出た先で、神秘的な美形の生徒に会います。その男“東院月人“は、主人公の父親が描いた絵本を持っていました。彼もその本に思い入れがあるようでした。

翌朝、澪斗が住む一般寮に月人がやってきて、「君は僕の指導生になるんだ」と言います。
なんと彼は、この学校で最も優秀で地位のある生徒代表で、月の君と周囲に神のように思われている男でした。

このお話は前に書いたようにシリアスです。
攻めの月人は、澪斗を部屋に閉じ込めるようになります。澪斗は澪斗で、そんな彼が何を思っているのかわからなくて葛藤しまくってます。
私は個人的に執着攻めが大好きなので、この作品はとても良かったです。表紙の絵も綺麗で、繊細な感じが好きな方にはオススメです。

2

これこそ理想の囲い込み愛

攻めの受けへの執着が果てしないタイプの話が大好きな私にとって最高の作品でした。
また、こういった学園ものは、受けが誰かに襲われたりとか、いじめが酷かったりとかで、攻めが守りきれない部分もある印象でしたが、この作品は、いじめ描写もそこまで重くなく、ばっちり攻めが守ってる様子がわかったので、その点安心して読めました。受けの子の安全って大事なポイントだと思います。
まだ続くとあったので、今後、澪斗が執着を愛情として受け入れられるのか、受け入れられないのか、執着を喜びとして感じられるのかなどなどすごく興味があります。2巻を楽しみに待ちたいですね。

1

神作でしかない

ほんっっっっっとに素晴らしい作品に出会えて幸せです、、。作画も綺麗でストーリーも面白くてサラッと読めて大満足でした!!
攻めのヤンデレ度が中々あって、好き嫌いある人も多いかと思いますが、私はヤンデレ束縛系が大好きなのでヨダレ垂らしながら見てました。
体格差などもあり全てが美しくて、もう、。はい、、、とにかく素晴らしいです(((語彙
左藤さなゆきさんの作品は、執着系が多いので作者買いしてます。とにかくこのBLに出会えてよかったと心の底から思いますʚ̴̶̷̆ ̯ʚ̴̶̷̆♡

0

ワクワクなパブリックスクールラブ

独自の規律や階級制度のある学園で繰り広げられる
ドラマチックなラブストーリーです。

〝プリフェクト〟はパブリックスクール等で用いられる制度で、
年少生徒の監督と個人指導を委託された年長生徒のことです。

パブリックスクールはBLではお馴染みだと思うのですが、
本作もどこぞで読んだような……?という感覚になりました^^;

それでもなかなかに面白く、
続きものなので先がきになる展開ではあります。

ーーー以下あらすじです。
ある事情から良家の子息が通う全寮制学校に編入した佐倉 澪斗。
周囲のお坊ちゃん達に「成金」とバカにされいじめを受けるも、
持ち前の雑草根性でなんとか乗り切る日々。
ある夜、眠れずに出た先で礼拝堂を見つけ、
そこで神秘的な美形・東院 月人と知り合います。
そして、周囲の憧れである月人の“指導生”に指名されて――!?

要は、学園一の憧れの存在に寵愛される(元)庶民のお話です。
ありがちだけどワクワク‼︎

澪斗は成績優秀な特待生で周囲から疎まれています。
その上[月の君]と呼ばれる王子様に気に入られたもんだから
さぁ大変!

この月人が謎だらけの存在で、
本作中でも本当に様々な表情を見せてくれます。
優しい顔、冷たい顔……
そして神のように崇められ、自らをも神様だというのです。 

「僕は動かないから自分で全部して ゴムは持ってきてる?」

月人を崇拝する生徒に乞われた月人のセリフ。
そしてフェラして出した精子を飲む生徒……

狂気……怖い((((;゚Д゚)))))))

でも、何よりの狂気は月人の澪斗への執着!
時折見せる表情はゾクッとするほど怖いです´д` ;
権力を振りかざし、
澪斗に害を成す者は容赦なく切り捨てる。

そして澪斗に対しても逃げ場をなくして監禁し、
身体までも好き勝手に扱う……

周囲の目と実際の月人とのギャップ、噛み合わない会話、
言葉と合わない表情、笑っていない目……
月人には物すごい違和感を感じます。
人の気持ちを慮る事ができないロボットのようです。

多分、月人にはかなり暗い過去があるんじゃないかと
想像しちゃいます。
家がらみのことなのかな?なんて予想したりして……

澪斗も両親が事故で亡くなった時のトラウマから、
暗所閉所恐怖症という闇を抱えています。
澪斗の感覚は常識的で、
共感できる部分がたくさんあります。
だからこそ乗り越えていってほしいと思うのです。

気持ちをハッキリ伝えることが苦手な澪斗の我慢が爆発し、
月人に思いをぶつける場面はいいぞ!もっとやれ!
と応援する気持ちになりました^^

ただ、月人にとって澪斗は本当に大切な存在なんだと思います。
しかしながら、なぜ月人が澪斗に執着するのかがまだ
明らかにされません。

澪斗の事故死した父親と何やら関係がありそうなのですが、
このへんは6話以降への持ち越し要素ですね^^;

また他の生徒にも魅力的な人物が多く、
澪斗の友人・久世と住永、月人の友人・花菱と近衛
この辺りが本編かスピンオフで絡んできそう。

続きが早く読みたい!
そうしないと色々と忘れてしまいそうです(^◇^;)

    

6

狂おしいほどの愛に束縛される

初めて読んだ左藤さなゆき先生の作品です。

ロイストン学院の総代 東條 月人と転入生 佐倉 澪斗のお話。

幼稚園から一貫教育 全寮制でミッションスクールの超セレブ学校…ロイストン学院。
そのロイストン学院に特待生で転入した澪斗ですが、転入早々に内部生からの嫌がらせを受けます。
クラスメイトの久世くんにロイストン学院の内部事情を教えられた澪斗はさらに憂鬱になりました。
ある夜、部屋が暗くて寝られない澪斗は寮を抜け出しますが、広い敷地内のため道に迷ってしまいます。
澪斗が途方に暮れていると礼拝堂を発見して…。

たくさんの規則や役職があるロイストン学院。
その一つに、アッパークラスの上級生が成績優秀または将来有望な下級生をマンツーマンで指導する制度があります。
その指導制度を受ける下級生が「指導生」なのですが、裏ではソッチの指導もされることがあるようで…。
しかし、アッパークラスの「指導生」になれば、いろいろとステータスのようです(汗)

パブリックスクールのロイストン学院には、天才にして旧華族の血筋を受け継ぐ日本有数の名家の生まれ、海外王室から嫁いだ祖母の容姿を受け継ぎ金髪にアメジストの瞳を持つ ‟月の君”と呼ばれる人物が存在していました。
その人の名は、東條 月人。

澪斗と月人は礼拝堂で出会うのですが、翌日から状況が一変します。
過去に「指導生」を取ったことがなかった月人から指名された澪斗。
やがて、事態は思わぬ方向に…。

もはや人間とは思えないくらい尊い存在の月人。
どうにかして近づきたいと神格化し崇拝する下級生が多いのも頷けます。
そんな月人から寵愛を受ける澪斗は理由がわかりません。

左藤さなゆき先生の絵柄が綺麗なので、プリフェクトの制度も月人の存在も違和感なく読み進められます。
ストーリー展開もきちんと考えられており、月人の寵愛に見せかけた澪斗への執着愛にゾクゾクしました。
「嫌われても手放すよりいい」と、権力を使い自室に澪斗を囲ってしまう月人が恐ろしすぎる ((;°Д°;)))
でも、月人の寂しそうな顔を見るとやるせない気持ちになるんですよ(泣)
澪斗は父親を交通事故で亡くした過去があるのですが、月人も幼少期にとても辛い経験をしているのではないかと感じました。

ラストの月人の回想シーンでは、まだ幼い月人が澪斗の父親から息子の存在を聞かされます。
「きっと澪斗も君に会いたがると思うな」
月人はずっと前から「みおと」を知っていたのですね。
絵本作家だった澪斗の父親と月人のは関係は?
おそらく続編で解明されると思います。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、澪斗のクラスメイトで久世くんと住永くん、月人と同じくアッパークラスの副生徒代表 近衛くんと生徒監督生 花菱くんが登場します。
超セレブな男子高校なので、イケメンパラダイスになっている♡

Hシーンは、月人が無理やり澪斗を襲っています。
そこには、一方的な月人の愛しかありません。
でも、月人の「ちぐはぐ」な態度と感情に澪斗は…。
澪斗が襲われているのに、熱を帯びたエロさを感じてしまう(汗)
それは、月人の愛情が溢れているからなのかも知れません。
この2人が愛し合えたら、身も心も溶けてしまうほど甘いセックスをして欲しい。

描き下ろし『初めての夜』
月人と澪斗の初めてセックスをした時のお話です。
…切なすぎて苦しい。

1巻は「えぇぇ?ここで続くなの?!」で終わります。
もう続きが気になって仕方がありません(泣)
完璧なのに子供っぽくて乱暴なのに優しい月人。
そんな月人の心の奥底に触れられるのは澪斗だけなのでしょう。
狂おしいほどの執着愛が行きつく先には何があるのか?
2巻が発売されるのを楽しみに待っています。

2

息の詰まるこの緊迫感。まさしく箱庭の閉塞感。

佐藤さなゆき先生の作品では、「インザゲージ」以来の「囲い込み愛」かと思う。さなゆき先生もこの「囲い込み愛大好きです。」と、扉に書かれていて。本領発揮といったところ。
本作では完結しておらず、続きが待たれます。

澪斗は普通の家庭に育ったが、両親を事故で亡くしてから父の実家である祖父の家に引き取られ、佐倉グループというまぁまぁ資産家の跡取りとなるべく資産家の子息が集う全寮制の学園に通う事となる。
謎1、佐倉グループの孫であるし、優秀な成績で編入したのに関わらず、澪斗は「庶民」というので、クラスメイト達からイジメを受ける。
ところが、ある夜監督生の1人、総代の月人に見染められてからというもの、澪斗は月人さまの指導生という名誉ある肩書きを手に入れる。
謎2、嫉妬されるのは仕方ないと言えども学園一の権力者に囲われているのにも関わらず、イジメは止まない。何故に⁈
ここは手のひら返しで澪斗に取り入ろうって者が出て来てもいい筈なのに…。そんなわけで、せっかくのシンデレラストーリーの筈が、澪斗は怖い目に遭わされてしまう。
私は月人が澪斗の全てを手に入れる為に画策したのかも?と、思ってたんですが。そういうわけでも無いみたい。
謎3、澪斗に出逢うまで、どんなに優秀で美しい子でも自分の指導生にしなかったという月人は意外にもその子達の望みを受けて「射精」はして「あげる」。その気も無い子達にしゃぶられてもすーんとしそうなものだが、ちゃんと射精する。その際、興奮する表情は無く、いたって冷静に「すーん」としている。えええ?感情と自分の息子はそこまで別個の生き物なの⁈ という謎。
そして月人はただ聡明で美しいだけでは無く、尋常で無い程の強い束縛愛を持って澪斗に執着して行く…。月人の記憶の中で。澪斗の父は月人の家庭教師か何かをしている。東院家の跡取りとして家中の期待を寄せられプレッシャーだけが強くのしかかっていた幼ない月人にとって。たった1人優しく接してくれたのが澪斗の父だったのだと思う。佐倉氏は澪斗という子供がいる事を話してくれていて、月人はいつかその子供に会いたいと思っていたと思う。
澪斗の方は月人が父のファンだから自分に優しくしてくれるのだ、と少々切なく感じているようだが。月人は幼ない頃から澪斗に会いたいと願っていた様だ。

自分の部屋に軟禁状態にした澪斗を抱き潰す月人。愛される内に澪斗の身体と心はは変わってしまうのか。それとも。閉ざされた月人の心を開いて行くという美しいハッピーエンドを迎えるのか。(こっちが良いよね。)
息を詰めて見守りたいと思います。

4

今まで読んだことが無い作品でした。

試し読みをした際に、今まで読んだことが無い展開にドキドキし、購入しました。

読み終えて…1巻の段階ではまだわからないというのが私の印象です。
色んな伏線が張られているので、これから先の展開があれば楽しめるのかなとは思います。
佐倉くんと東院くん。2人とも少し弱い部分があり、お互いを補っているような儚さがありました。
その様子にはドキドキです。

描き下ろしの初めての夜。東院さんが無理矢理している感はあるのですが、東院さんの方が切なそうな表情に引き込まれました。

先ほども書きましたが、これから先が楽しみな作品です。

1

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