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表題作愛しのお狐様

琥珀・妖狐
神楽真如・《珈琲の店 極》の一番弟子

あらすじ

珈琲店の調理を任されている真如は甘いものが大好きな好青年。
ある日、仕事の帰りに倒れていた子犬を見つける。
これも何かの縁と自宅へ連れ帰り、手厚く保護することに。
汚れていたためお風呂に入れてみると子犬は真っ白い子狐であることが判明!
しかもその子狐が突然人の言葉を話しはじめ、聞けばなんとお社に住む狐珀という『お狐様』だという。
狐珀との同居生活が始まったが、その日から真如は夜な夜な銀髪の麗しい男性との淫夢を見るようになり――!?

作品情報

作品名
愛しのお狐様
著者
妃川螢 
イラスト
旭炬 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796410151
3

(5)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
15
評価数
5
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ツンデレ?風味なお狐様(妖怪)×天涯孤独の喫茶店店員

無性にパンケーキが食べたくなるので、お腹空かせた時に読むのは要注意です笑!

受けさんの真如と攻めさんのお狐様(琥珀)の両視点で交互に展開されていくので、内容にも入り込みやすく読みやすい1冊だったかなあ…と思います。
両視点の場合、読後感に
『こっちの気持ちは分かるけど、相手のこの時の気持ちってどうなんだろう?』とモヤモヤする事もないので、私としては構成から好きでした。
あとは、プロローグから始まるこのお話。
それで一気にお話の世界観に入れるので、プロローグって大事なんだな…と実感しました。

とある事がきっかけで子犬を拾った真如。
後にその仔犬は本当は子狐だったのですが、天涯孤独という事もあり、その場で飼うことを決め
1人と1匹によるほのぼのライフがスタート。
でも影では怪しい事に巻き込まれていて、最後に『お狐様カッケー!』的な展開が待っています。
このお話がそこまでシリアスな雰囲気にならなかったのは、お狐様の性格がサバサバしてるかと思いきや、かなりの甘党というかわいいギャップをたくさん見せてくれたり、そんなお狐様に振り回されながらも今まで以上に毎日を楽しそうに過ごすようになった真如の2人によるものだと思います。
あとは脇を固めるキャラもなかなかに気になる個性派カップルで。
是非このカップルのスピンオフなんかが読めたらいいな…
鳴澤の素性やマスターとの馴れ初めなんかが気になって仕方ないくらいこの2人も好きでした。

突き抜けて明るいファンタジー
というわけではないですが、楽しく読める要素も多々あり、構成などもしっかりとまとまっているので
モヤモヤ感もなく気持ちよく読み終えた1冊でした(。・ω・。)

4

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