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表題作運命じゃない人

木崎,α,芸能プロダクション社長
菅谷 雫,Ω,,大学1年,新人モデル

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

脈ナシな恋だけど、諦めたくない!

トラウマ持ちのイケメン社長×パワフルでひたむきな新人モデル

何度フラれても傷ついてもこの気持ち、止められない!
少女漫画みたいな胸キュン・ロマンス


ずるい大人にハート、奪われました。
明るく前向きな大学生・菅谷雫(すがやしずく)。彼はピンチを助けてくれた木崎昌崇(きざきまさたか)に"運命"を感じてしまう。木崎の経営している芸能プロダクションに押し掛けるが、門前払い。めげない雫は木崎に近づくため、病欠したモデルの代役としてCM撮影に臨み…!?

作品情報

作品名
運命じゃない人
著者
明本由 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865893496
3.7

(96)

(24)

萌々

(38)

(24)

中立

(8)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
352
評価数
96
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数18

立ち読みで攻めの髪型にきゅんときて購入しました

そっけなくて、でも優しくて…突き放されてもめげずに猛アタックする受けちゃんが可愛くて応援したくなります。

オメガバースってとても面白い設定だし大好きで何冊も持っているんですが、その特性としてしつこさみたいなものがあると思っています。むしろそれが醍醐味なんですが、その点に関してこの作品はオメガバースとしては読みやすく、内容もキャラも明るいし、一応伏せますがオメガバースお約束のような展開になってもドロドロせず安心して読めました。

つれない人にほど萌える人にオススメです。

5

少女マンガちっくな社長αとタレントΩ

オメガバースです。
オメガである受けが、街中で突然発情期を迎えてしまったところ、出くわしたアルファ攻めが助けてくれて…というのが出会い。
助けてくれて、とは言いましたが、その場にいた人の中で攻めがいちばん危険人物だったような気がしないでもなく…。

まあそれはさておき、危険な目に遭ったヒロインを助けてくれたヒーロー的な、少女マンガちっくな作品でした。とはいえそれでありがちとか、BL萌えしないかといえばそうではなく、とってもキュートで可愛らしいお話です。
受けは浅慮と天真爛漫が紙一重な感じの愛されキャラ。街で助けてくれた攻めに一目惚れして、手がかりを追って攻めの職場に乗り込みます。
攻めは芸能事務所の社長。過去のトラウマから恋愛は避けている人ですが、受けの明るさと、計算のないあざと可愛らしさに恋に落とされます。
新人タレントと事務所社長の関係なのですが、言葉遣いのなってない受けにいちいち突っ込む攻めとか、日常のコメディパートがやたら楽しかったです。意外にモデルとしての才能があった受けのお仕事とかも面白い。そして、攻めのことが好きな受けと、それを相手にしないように努めているのに天然の言動に煽られてクラクラしている攻めのやり取りには超萌えました。

内容も絵柄も少女マンガちっくなんですが、甘々BL好きなタイプの人にはそれはあまり問題じゃないかな、と思います。そもそも性差の問題の少ないオメガバースですし。
個人的にはとっても楽しめました。

※当初は萌×2評価をつけていたのですが、ついつい何度も読み返してしまい、都度いつも面白いので、神評価に変更しました。

3

オメガバースが苦手な方にこそ読んでほしい

オメガバースは苦手な方です。
巻頭に設定説明ページがあるのも興醒めなのですが、Ωの人格を認めないような横暴な社会構図が多かったり、妊娠・出産できることで男性を女性化したりするところが受け付けなくて。
BLを読む理由は皆さまそれぞれあると思いますが、わたしは社会的には未だ良しとされない同性への行き場のない想いや切なさが報われる瞬間を見たくて読んでいるので、その醍醐味が社会通念として無価値という設定がどうも…という気持ちがありました。
でもオメガバースも読んでいるうちにどんどん変わってきていると言うか、作者さんたちの「決められた設定の中でいかに遊んでやろうか」という意気込みが感じられる作品が増えてきたように思います。
人権とか人格無視に走るとただつらいだけだったのが、そこを逆手に取ると言うか。
こちらもそういう作者さんの挑戦が成功している作品だと思います。

Ωの雫は街中で突然、発情。襲いかかってきたαに抵抗しようともがいていると、相手は雫を守るために自らの手を噛み、抑制剤を打ってくれたのだった。そのひとを探し出したい雫に残された手がかりは注射器だけ…。

始まりはシンデレラのようです。
ガラスの靴ならぬ発情抑制剤の注射器。
雫は助けてくれたαに「運命の番」を感じたものの再会した相手は雫に何も感じないことから、「運命じゃなくても叶えたい恋の成就」という切ない気配がやってまいりましたよ。

でも片思いだからと言って柱の陰から覗いているような切なさはないのです。
雫は前向きで健全な大学生。Ωだからと言ってつらい目に遭ったこともありません。
そんなしあわせな環境で生きてきた子がΩであることで傷を負ったひとや、愛したΩを守れなかった贖罪に人生を捧げているひとに出会って成長していくとともに、相手にも影響を与えていくというとっても前向きで明るい話でした。
芸能界が舞台の話も好きではないのですが、とにかく雫の前向きさが見ていて気持ち良いくらいなので、多少の違和感や粗(雫の敬多への距離感とか敬多の社長への挨拶の意味とか細かいことを言えばぽろぽろと…。特に後半はぽろぽろと…)は吹き飛ばしてくれます。
社長の雫に対する気持ちもちらちら覗かせてくれていたのでストーリー的にも引っかかるところはなかったので神評価と萌2で悩みに悩んで、3回も読み直してしまいました。まだ悩んでます。絵で流されてないか、自分。絵がこの感じじゃなかったら悩まずに「萌2」。

絵がちょっと平喜多ゆやさんに似ている雰囲気です。
平喜多さんの描くイケメンとかわいこちゃんが3割増になっている感じがしました。いや、もうちょっと似てる作家さんがいるのですが思い出せず。いずれにしてもすごく好きな絵なので、その時点で作品に向けるわたしの気持ちも3割増に。
オメガバース苦手でも表紙の絵が好きだと感じた方は楽しめると思います。
むしろオメガバースの悲愴な作品ばかりに出会って、それ以降「オメガバースはちょっと…」と倦厭してきた方にこそ読んでいただきたい作品でした。

3

王道シンデレラオメガバース

一言で表すとすれば、「王道シンデレラオメガバース」です!!
業界モノということもあり、「初心者でも受け入れ易いのでは……??」と、感じました。
本作では木崎さんから結婚指輪を貰うところまでで、番にはなりません。
「オメガバースプロジェクト展」にて発売されたアンソロジーでは番になります!!
こちらもとても素敵なお話ですので、是非読んで頂きたいです……!!
あざとくて、バカ、で真っ直ぐな雫くんに絆される木崎さんは大変見物です。

2

好きだなぁ

明本由先生の作品は初読みでした。もっと早く読んでおけば良かったと思いました。

オメガバでΩの自立や地位向上の為の芸能事務所を舞台にしたお話でした。
業界内での怖い話とか、登場人物の過去に纏わる辛い出来事とかチラッと描いてはあります。
そして、雫くんがピンチに陥った時に助けに現れる木崎さんが素敵なんです。

雫くんが素直で明るくて前向きなので、読んでいて応援したくなって来ます。ちょっとおバカな所も可愛いんです。

直ぐに反省して軌道修正して頑張る姿に好感が持てます。
そして、そんな雫くんに好意を寄せられたら、誰だって恋に堕ちてしまうと思うんです。木崎を過去から救えるのは雫くんのパワーしか無かったと思いました。

周りを固める脇役も素敵でした。

初読み作家さまだけど好きだなぁって思い、もっと他の作品を読んでみたいと思いました。

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