迷子の黒ネコと南の楽園

maigo no kuroneko to minami no rakuen

迷子の黒ネコと南の楽園
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
シリーズ
プリズム文庫(小説・オークラ出版)
発売日
価格
¥630(税抜)  ¥680(税込)
ISBN
9784775526811

あらすじ

自分の村にいたはずのネコ族のタカラは、見知らぬ南の島に飛ばされてしまった。周囲の者には耳も尻尾もない。ここはいったいどこ?!

表題作迷子の黒ネコと南の楽園

ジェイラス・クルーエル ・起業家・28歳
タカラ・ネコ族・18歳(成人)

同時収録作品黒ネコのNYハロウィン

ジェイラス・クルーエル
タカラ

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レビュー投稿数2

異世界からの迷子

異世界ものというのはこちらの世界から異世界へというのがお約束ですが、異世界からの迷子という逆パターンは初めて読みました。

創造主によって動物から人型にされた世界にすむタカラは(受け)は黒いケモノ耳尻尾を持つネコ族の青年です。ある日大きな地震が起こり、気がついたら水の中で溺れていました。すぐに救出されますが、周りは自分を警戒するケモノ耳尻尾のない屈強な人間たち。自分の世界にはケモノ耳尻尾を持たないものは、創造主しかいなかったので戸惑います。目の前に創造主と聞かされていた緑の髪をもったケモ耳尻尾のない青年・ジェイラス(攻め)を認め、とっさに、助けてほしいと訴えます。
突然目の前に現れるという奇妙な出現の仕方に加え、耳尻尾を触り本物だと理解したジェイラスは屋敷に連れ帰ってくれます。
拳銃やシャワーや電話、知らないものだらけでどう考えても自分がいた世界とは違うということに気が付いたタカラは途方にくれます。
異世界からの迷子だと認めたジェイラスはタカラに元の世界に帰る方法を探すと約束するのです。

タカラの世界では動物たちは創造主によって人型にしてもらいました。
争いを嫌う創造主は人型同士が争わないように加護を与えたので、人型同士の争いはありません。時々現れる魔獣や動物との戦い以外はとても平和な世界です。

タカラはネコ族の村で宿屋を営む家の3男で、父方の祖母がヒョウ族なので黒にヒョウの柄の入った尻尾が自慢です。
体格も性格も母親に似て華奢でおっとりしていて、ネコ耳がとても良く似合う可愛らしい青年です。ヒョウ族だという誇りはありますが、どう見ても黒ネコにしか見えないので友人たちからは「がっかり黒ヒョウ」といわれていました。
自分たちの世界ではケモノ耳尻尾が生えているのが普通なので可愛いとは柄に対して言うのですが、この世界ではネコ耳が似合うことが可愛いと言われちょっと複雑です。
初めはジェイを創造主と間違えて縋ったのですが、違うとわかっても一番安心できる場所としてジェイラスの側にいて、どこかしら触れていないと安心できません。ひたすらべったりひっついていきます。

ジェイラスは28歳にして隠居生活をしている大富豪です。若くして事業を成功させ巨万の富を築いたのですが、忙しくすることに疲れ南の島を買い取り、島でのんびり暮らしています。
ありえない出現の仕方で驚いたのですが、猫耳尻尾が本物だと認め、元いた世界に帰る方法を見つけると約束し、タカラを保護します。
ジェイラスは最初からタカラに甘々です。故郷のことを思い出しては涙するタカラを抱きしめてキスして、不安だというタカラと一緒に寝て、四六時中一緒にいて甘やかします。遊びに来た妹アリッサにも、ベタベタされるのが嫌いなのにと驚かれる始末です。

タカラがジェイラスの前に出現したことは、とても運が良かったといえます。島はジェイラスのものだし、ジェイラス自身が襲撃されたりしないよう最新設備を整えた警備体制を敷いています。その上、雇われている人達・住人は平和な地を求めて紛争地から来た人ばかりなので、安住の地が荒らされることを嫌って、情報を漏らすような人はいません。

南の島でのんびりまったり、ジェイラスに甘やかされてながらも、全く違うこの世界のことを勉強していきます。創造主の加護なのか、全ての言語がわかるのでパソコンで勉強し放題です。初めは警戒していた島の人たちとも仲良くなり、時々は自分のいた世界や家族のことを思い出して悲しくなりますが、概ね楽しく暮らします。そうこうするうちに、ジェイラスのことを好きになったことに気がつき、発情の兆しが。

恋愛的には障害になるものは特にありません。
タカラの世界では、同性を番にすることは歓迎はされないまでも禁忌ではありません。
そして、ジェイラスの方もアメリカ人なので抵抗はないようです。タカラのことを気に入ったアリッサも協力して、他の家族への対応も万全でした。
ただ、ジェイラスは天才プログラマーなのでそれに関するいざこざがありますが、概ね平和でひたすらタカラがジェイラスに溺愛される話だったと思います。

普段可愛い黒ネコと言った感じのタカラでしたが、戦闘モードになったタカラはかっこよかったです。牙の生えたタカラをイラストで見たかったな。

あまり深刻にならず、受けが溺愛される甘々な話を読みたいときに最適だと思いました。


1

こんな子いたらたまんないよね!

獣人・タカラがケモ耳のない人の(島)国に渡ってしまう、逆異世界トリップもの。

異世界トリップ大好きな私は、逆異世界トリップものにはあまり縁がなく。
新鮮な気持ちで読ませてもらいました。
本編+番外編+コミコミ特典ペーパーが番外編続編、といった構成です。
感想としては、前回の『不思議世界の白ウサギ』よりも数倍楽しめて、可愛くて、癒されて。
お話としてもしっかりまとまっていたので、読んでよかったです!

受けさんで、(ヒョウ族の血が混じる)ネコ族のタカラ。
知らない世界に渡り、自分以外普通の人間で不安でいっぱいで。
そんな状況下でも、徐々に順応し、健気にいろんな事に頑張る姿にやられました。
そんなタカラを最初から助けて支えていく、攻めさんの、ジェイラス。
タカラが突然目の前に現れた事で、異世界人だと理解しようと素直に向き合う常識人。
タカラの渡った島を所有するほどの経済力があるスパダリさん。

そんな2人が、本当に最初から無意識に甘々炸裂し放題なんです。
タカラは周りにケモ耳のない人ばかりのため、怖くて、寂しくて、ジェイラスにくっつき虫になり。
ジェイラスは、普段は1人が楽、というスタイルを持ちながらそんなタカラをデロデロに甘やかし。
2人は、タカラが元の世界に戻る手段を探る傍ら、愛を育んでいきます。
途中、タカラに発情期が来たり、ジェイラスの才能を狙う侵入者が島に現れたりと、
ハプニングもありますが、それも2人にとっては、結果としていいスパイスにしかなりません。
ただ、ジェイラスはタカラが元の世界に戻りたがってる事を気にして気持ちを告げないので、
2人の気持ちが通じ合うのは物語終盤です。
ですが、「そういえば、通じ合ってなかったんだっけ!」と、私自身記憶になかったくらい
2人は本当に最初から甘々でしたけど(∗•ω•∗)

気持ちが通じ合った2人は、もう砂を吐くほどの甘さで、始終2人の世界でした。
番外編と特典ペーパーが主にそんな感じで、お腹いっぱいの甘さてんこ盛りな1冊。
お読みになる際は、思う存分2人に充てられちゃってください(。•ㅅ•。)♡

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