おとなのなつやすみ

otona no natsuyasumi

おとなのなつやすみ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
53
評価数
13
平均
4.1 / 5
神率
38.5%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS ~ガッシュコミックス~
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784796410366

あらすじ

登山家と管理栄養士…
全く違う場所で生きてきた大人二人が傷を癒すための夏物語。

その夏、俺たちは出会った。
お互いに知っているのは名前だけ。
管理栄養士として勤めていた小学校で食中毒事件を起こしてしまった水沢と、親友が目の前で滑落事故に遭い死んでしまった登山家の勅使河原。
お互いの過去は一切話さず、詮索もせず、心の傷を癒すために共に暮らし、求めあう優しい時間が過ぎていく。
そんなある日、勅使河原の知人がまた山に登らないかと訪ねてきて―――?

「ーモラトリアムは、終わり。」

表題作おとなのなつやすみ

勅使河原・登山家
水沢・元管理栄養士

同時収録作品3番線に電車がまいります

桜井ひなた
池たけお

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数4

傷ついた大人の癒しとリスタート。

作者インタビューか何かで見かけてずっと気になっていた作品。
ページのほとんどは表題作、巻末に短編が掲載されています。

●「おとなのなつやすみ」
水沢が引きこもるために祖母の住んでいた家にやってくると、そこには熊のような大男・勅使河原が住みついていた。勅使河原はすぐに出て行こうとしたけれど、なにやら訳ありっぽいので、大掃除を条件に数日居ることをゆるす。
二人は名前しか知らないまま、掃除したり、魚釣りしたり、ときにHしたりしつつ、ゆったりと心地良い時間を過ごしていく。
でも働き盛りの男が、そんなゆったりした時間を持てるのは、それなりの事情があるわけで…

水沢も、勅使河原も、一人だったら立ち止まったままだったと思う。
でも同じような傷を負った二人が傷を舐め合うのではなく、ただ一緒の時間を過ごして、その存在が大事になって、大事だから次に進んで欲しいと願う。
そして大事な人が踏み出す一歩に合せて、自分も進み出していく。

人って生きているだけで何かしら傷つくことがあると思うんです。
立ち止まっちゃいけないってわかっていても、その傷によって次の一歩を踏み出すのが怖い。物語は淡々としているけれど、淡々としているこのゆったりさが癒しな感じで、傷ついたことがある者には妙に心に沁みてきます…

●「3番線に電車がまいります」
同じように人間観察してる二人、実は大学生と大学職員で、大学職員がゲイだとわかると大学生はいろいろ妄想してしまって…
アッサリした感じのページ少なめな短編です。

表題作も短編も淡々とした感じで、ワーッとした盛り上がりはないけれど、この淡々さがジワジワと沁みてきて私は好きです。
本作が初読みですが、絵も好みなので、他の作品も読んでみたいです。

1

一見、熊系男とチャラ男

表題作は、登山家の男と栄養士の男のお話なんですが、登山家だけあって、体が凄いんです!個人的にはダンサーみたいな適度な筋肉が好きなのでここまでガッツリだとビビってしまいます。でも、そのゴツい体の勅使河原が友達の滑落事故でトラウマを抱え、山を見ると吐いてしまうときもあったほど繊細な神経の持ち主。髭面で熊みたいな最初の印象から、人懐っこい優しい男に印象が変わっていったのはやはり優しい栄養士の水沢と過ごした夏休みがあったからですかね。男同士って感じで、エッチに流れるのも、夏休みを終わらせるのもさっぱりきっぱりしていましたがそこが逆にリアルで良かったです。

もうひとつのお話は、「乗り換えませんか 俺に」って言う名台詞が良かったです。わー、どこかで使いたいっ!絶対そんな機会ないけど。

0

モラトリアムの終わり

表題作+短編1編収録です。

「おとなのなつやすみ」
ちるちるの作家インタビューを読んで気になっていた作品でした。
どこか可愛らしいタイトルと裏腹に、お互い傷あと持ちの逃避行ラブとは?
読んでみれば、確かに背負った背景は重くてキツい。でも2人ともそこから逃げて閉じこもって…という感じではなかったかな。
笑顔があったし、体を動かしてわいわいと片付けをし、大いに食べ、そこには確かに「なつやすみ」のような楽しい空気が漂っています。
ただ、勅使河原の方に山の仕事への誘いが来て、なつやすみの終わりを知る水沢が切ないですよね。
でも、その短いなつやすみの間に、2人の間には決して傷の舐め合いではない結びつきが生まれていて、離れていても消えることは無かったんですね。傷があるからこその優しさが物語に流れていました。

「3番線に電車がまいります」
電車通勤(or通学)してると、乗る電車や乗るドアとか決まってきて、となると名前も何も知らない「いつものあの人」みたいな集団ができるじゃないですか。その感じが出てますね。
そんな感じで知り合った人の痴話喧嘩を目撃して、気になるようになって、自分に乗り換えなよ…ってのはまあ短編ならではの展開かな。
あと、私、池さんの靴が好きです。

0

休息と再生

しっとりした表紙に惹かれました。
表題作と読み切り作の2つが載ってます。

『おとなのなつやすみ』
水沢が亡き祖父母の家に5年ぶりに訪れると、見知らぬ男(勅使河原)が勝手に住み着いていた。
事情を詮索せずに共に暮らし、そのうち身体も繋げるようになり…。

上のあらすじに書いてあるよう、共に傷ついている2人です。
お互い、相手が何かを抱えているのは察してるけど、何も言わずただ穏やかに過ごすんです。
そして勅使河原の知り合いが勅使河原を訪ねてきたのを機に、2人の『なつやすみ』は終わりを迎えるんですが、その終わり=勅使河原の再生を促すのが水沢。
この水沢は格好良かった!

勅使河原は何故家が無かったのか?なつやすみ中は2人共無職?とか、細かい事が気になってしまいましたが、タイトルと物語がピッタリはまってたように思います。
ただ…萌えたかというとあまり萌えなかったです。
2人の体格は良いしエロシーンもしっかりあるんですが、エロさが感じられなかったのは何故なんだろう…表情かな?

『3番線に電車がまいります』
電車が来るまでの暇つぶしとして、向かいのホームの人間観察をする桜井。
同じよう人間観察をしていた池と知り合うと、彼は同じ大学の職員だった。
ある日池が、男と揉めるのを目にした桜井は…。

ノンケの桜井が、ゲイの池に惹かれた理由がイマイチ分からなかったです。
それからが見たいんだよ!という所で終わり、エロ無しです。

色気ある表紙に期待値が上がりすぎてました。
何処が悪いとかは無いんですが、個人的にはまれなかったので『萌』で…。

3

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