電子限定かきおろし付
捕虜として捉えられ、お〇んちんを切り落とされちゃった受け。
イテテテテ……。
切り落とされた後の痛みをこらえているシーンがわりと痛そうでないものが縮こまりました。
麻酔もなさそうだし本当にそのまま切られちゃったの?痛いよ…。
でも、宦官とはいえ、雀が明るい性格なのでシリアスな感じはせず。
最初は自分の立場を受け入れられず攻めを殺そうとしたのに、抱かれ、屈辱的な行為をされても反抗しなくなっていきます。
ストーリーもさくさく進んで行きます。
ただの一目ぼれではなく、ちゃんと過去に触れあいがあって惹かれていたんだなということが分かって良かったです。隻眼なのも、攻めを守ったからか……。良いエピソードじゃないの~。
読んだ当初は、屈強な男性受けをあまり読んだことがありませんでした。新たな世界を開いてもらった作品です。宦官という存在もこちらで知りました。
起承転結が上手な作者さんだと思います。
強くてノンケな男性が一途な(ヤンデレ)男性にほだされて陥落していくのはおいしいですね。
ビジャン(受け)は捕らわれ宦官となるも逃げだし愛人として死刑になるのが嫌で右弦(攻め)の元にいると誓う。
登場キャラは多いほうだと思うんですが、お話をまったく邪魔していない。むしろ絡んだ方が2人の仲が深くなっていく。
右弦が何故ビジャンに固執するのかもしっかりと描かれておりビジャンの目の傷の伏線の張り方も思わず成程っ。
宦官同士のやり取りに癒されました。みんなキャラが立ってる~
最初はいがみ合っているのに認め合っていく過程はまるで少年漫画。
描きおろしで正装して髪を結っているビジャンにドキドキ。
普段適当な感じに着流している人がキチっとしているギャップというんでしょうか。
浮気を疑ってハッキリしろと切り込んでいくのも良かったです。
情が厚いため、好きになったら一直線という感じかな。直情的ともいうけれど。
疑った先には淡い恋の物語というのも最後に涙を誘いました。
全体的に好きです。
笑いあり切なさありピュアもエロも時代ゆえの狂気さも含んでいて何度読んでも飽きがこないです。
ビジャンが最後まで漢であったのも好みでした。
異国ロマンス楽しみたい方おススメ。
宦官という存在を本作で初めて知りました。
一話一話の間に、宦官に関する小話みたいなものがあり、
それも楽しみに読みました。
とても興味深かったです。
お話は、第二皇子の右弦と、敵国の兵士・雀の初恋ラブです。
敵国に捕らえられた雀は、
右弦の命令で宦官にされてしまいます。
右弦は初めから雀に執着していて、
雀を強引に抱いてしまいます。
雀も初めは抵抗するけど、徐々に絆されていき……
というもの。
二人は幼少の頃出会っていて、
右弦の初恋が雀なんですよね。
この右弦が立場ある人なのに雀を溺愛していて、
美形で優しくてとても良かったです。
対する雀は隻眼で、眼帯萌えする自分としては最高でした!
ゴチャゴチャあっても、
お互いを思い合ってる二人の一途なラブストーリーです。
ハッピーエンドが嬉しい二人でした!
敵国の捕虜となり、問答無用で宦官にされ、皇子に無理矢理ヤられる・・・という設定にとても心惹かれて購入しましたw
シリアスではないけれど、とても満足のできるストーリーでした。寧ろ、シリアスじゃなかったから予想外で満足できたのかも。
すごく重たいシリアス展開も可能なのに、主人公のジャンが根明だからこそ、一冊でスッキリと話が納まっていて読みやすい!暗くない!ほんわかラブラブ!!ハッピーエンド!!
本当に面白かったです、大満足!
初読みの作家さんだったので正直あまり期待していなかったのですが(ごめんなさい)、かなり萌えました!
宦官シリーズの二作目ですが、私は「帝國の宦官」から読みましたが充分に楽しめました。
また、宦官についての解説が章間に載っているので、前知識が無くても問題ありません。
設定に心惹かれた方には是非読んでいただきたいです。
受のジャンがカッコイイのに可愛いくて、エロいのに武人として強くて、とにかく男前でいいやつです。惚れますので是非!
タイトルにも書きましたが、正に王位を捨てた恋!と言えます!!
その時代の中国の皇帝の権力たるや凄まじいものかありますよね。
う~~~ん、もゆるわぁ~。
元々中国歴史が好きなので、宦官の事は粗方判ったつもりで居ましたが、丁寧な説明があり「なるほど」と思った部分も多かったです。
右弦が例えビジャンを宦官にしてでも自分ただ一人のものにしたい‼な熱い思いが(嫉妬とも言う?!)、とても良く理解出来たし、又宦官にしないと命の危険もあった訳だし、そういう歴史の元だからおかしいとは思いませんでした。
また随所に散りばめたギャグに、この作家さんは本当に上手いなぁと感心しきりですし、とても良いアクセントになっていると思います。
僅かにネタバレ含みますが、二人の過去があったからこそ、例えビジャンが忘れていても(これは酷いショックで、忘れていても仕方ないかと思います)心の奥底で『姫様』をずっと思っていたから、右弦に惹かれて行ったのでしょうね。
そしてビジャンが遂に思い出した時の右弦といったら、こっちまで涙ぐんでしまいました!
『皇帝の宦官』も読みましたが、あちらより完全にこにらに軍配が上がります。
右弦とビジャンの二人の愛が丸ごと一冊丁寧に描かれており、何度も読み返してしまいました。
久し振りのヒットです。