教授の密かな愉しみ

kyouju no hisoka na tanoshimi

教授の密かな愉しみ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
64
評価数
16
平均
4.1 / 5
神率
50%
著者
剛しいら 

作家さんの新作発表
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イラスト
華門 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia super extra novels
発売日
ISBN
9784894862517

あらすじ

何者かに犯され脅える無垢な天根に、常人には想像し得ない快楽を施し慰める教授。天根は戸惑いながらもその快楽に溺れ始め…。 ★シリーズ続刊 「教授の華やかな悦び」著者:剛しいらイラストレーター:華門

表題作教授の密かな愉しみ

勅使河原隆喜,35歳,大学の経済学教授
沢田天根,19歳,冴えない大学生

その他の収録作品

  • ペット
  • 家具
  • 奴隷

レビュー投稿数4

デカダン溢れる華麗なるSの調教!

テーマはずばり「SM」です♪
他のSMものと一線を画した、実に外国文学のような華麗なる調教です。
一見ハードなようで、痛いようで痛くない。
それは、Sであるご主人様の勅使河原教授がMを見抜く才能と、それの使い分け、そして彼自身が実に優雅な人間だからです。
雰囲気も退廃的なようでいて、腐りきっておらず、それはそれは甘美なのです。
作者さまも後書きでソフトですと書かれているようにとても読みやすく、雰囲気を楽しめる作りで大変に満足でした♪

由緒ある家柄でその容貌も非の打ちどころがないほどの大学教授にあこがれる、冴えない大学生天根が教授に声をかけられ、夏休みのバイトに家の書庫の本の整理を住込みでと誘われるところから始まります。
天根が教授によって、どんどんと作りかえられ依存していく姿は、Mの要素もありながら教授がペットと位置付けたその位置にふさわしい青年になるのです。
教授が言うところの「ペット・家具・奴隷」それぞれを使い分ける姿は優美で圧巻です。
剃毛・ボディピアス・鞭は当たり前に存在。
家具と位置付けられた、その存在が人目に晒されるタレントという仕事をしている健城が、完全に無視され床に固定される家具としての快感を見出す描写は倒錯的極まれり!です。
放置プレイはよく見かけますが、全く性行も伴わないファニチャーとして射精までいくシーンにはゾクゾクするものがあります。

奴隷にはそれこそMとして痛めつけられることで快感を感じる要素が必要と、教授は線引きをしている、そのSたる姿勢はとても贅沢だと思います。
天根は痛めつけれることに快感を感じるわけではなく、愛されたいと願う一方ですから、Mではないのですよね。
人を愛さない、人を愛する姿が歪んでいると執事の青砥の助言もあり学んでいく天根はとても優秀です。
ちょっと天根には甘いかな?とも思いますがSとしての、ご主人さまとしての教授の姿は見惚れます。
奴隷に対しての容赦ない部分は、少し痛いので直接的描写は避けている感もありますが、本当の奴隷である青砥は素晴らしい奴隷の姿でした♪

生生しくなく、優美なSMを堪能できる倒錯的な素晴らしい一冊です。

5

ペットと家具と奴隷

「緊縛」でちょっとだけ登場していた、勅使河原教授のお話。ようやくみつけた。
剛先生の作品って、文体のリズムが合うのかすごく読みやすくて、この本もサクサク読了。
SM物ではあるけれど、そこにいるのは、相手の本質を見抜き、本当に相手の望んでいる快楽のために奉仕する絶対的帝王。
勅使河原教授は既に財産も教養も優れた容姿も持っているが故に、絶対的帝王として存在できる。
そんな教授が、自分の大学の生徒の中から見いだした天根は、支配されるだけのペットではなく、愛されたいし、それにも増して愛を返したいと願い、やがて二人の間には、、。
実にロマンティック。

家具編の椅子の上でのセックスがすごくエロい。
「椅子」であるのに、どんな3Pより断然エロい。
このシーンだけでも「神」連打しちゃう。

2

精神的なSMの世界。剛しいら先生の文章力の凄さ

今は亡き剛しいら先生の作品の中で一番好きなシリーズです。

完璧な攻めでSの勅使河原教授とペット、家具、奴隷という三人の男が出てきます。

完全なSMの世界のお話しで、性交渉までするのはペットとして飼われている中性的な美少年の天音です。
文字通り絶対王者の教授にペットのように愛玩されています。
奴隷と違うので、痛みを快楽にするような鞭やピアス、緊縛などはありませんが、精神的に教授に依存させられていて、教授なしでは生きてはいけないように調教されています。

家具は、日本で誰もが知ってる美しく男らしい俳優の健城です。
小さい頃から存在感の強さゆえに常に注目されてきた健城が、存在を完全に無視され、椅子になる快楽に教授によって堕とされていきます。

奴隷は長年執事として教授に仕えてきた青砥。40過ぎの壮年で教授より年上の逞しく屈強な男性です。
奴隷なので、鞭による調教に傷だらけの身体です。

一見変態的で、教授に素質を見いだされ堕とされたようにみえますが、SMによる精神的な解放にMが勅使河原教授に感謝しています。

本人が真に望んでいるものを与えて、自分に依存させ離れられなくする教授。
カルト宗教のようで恐ろしいですが、教授には愛情があります。
SMの世界では本当に奉仕しているのは、Mではなく、Sであるというのもこの作品で知りました。

人間の感情や欲望は奥深く闇があります。
Mだけでなく完璧な勅使河原教授にも、人を愛せないという闇があり、教授を愛する天音との恋愛のお話しもあります。

読み終わって教授と天音の恋の行方や、本格SMの世界をもっと読んでみたいと、続きの気になる作品でした。

1

単純な調教モノではない

剛しいらさんの持つ文章力が好きで手を出した一冊ですが、題材がちょっと自分に合っていませんでした。

調教やSM・ハードなものは大好きですが、この作品は私が思っていたものとはちょっと違って、どちらかというと肉体に何かを与えられる事による性的興奮というより、精神面に依る展開を重視している気がしました。

天根は教授に「ペット」として調教されますが、それほど酷いことはされておらず、しても剃毛・スパンキングくらいです。どちらかというと可愛がられている方だと思います。
天根の他に奴隷として重宝されている使用人と、家具として放置プレイを受ける男性が出てきます。ただどちらとも、内に秘める欲求を教授が引き出して開放してあげている…という体です。
エロ度自体は作品を通してそんなに高くないと思います。

単なるSMや調教物にしては奥が深く、天根が言うとおり「教授は奉仕させているように見えて奉仕している。それで満足なのか」という疑問がわきます。この教授を理解するにはお話が短く、なんとなく複雑なまま終わってしまいました。

SMや主従関係をテーマにしたものなら、本当に単純なエロのほうが私は萌えますのでこちらは合わなかったかな…という事で中立で。
ただ、このようなお話はなかなかないと思います。好みの方には重宝する作品ではないでしょうか。

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