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表題作ラ・ヴィアン・ローズ

義理の親兄弟4人
総受けの一真

その他の収録作品

  • ワンダフルナイト

あらすじ

横田一真は、恋多く女だった母親譲りの美貌ゆえに、周囲の男を惑わせてしまう。本人は、それを望みなどしないのに。会社を追われた一真の前に、同じ母親を持つ、しかしそれぞれ父親の違う弟達が現れ、一真は彼等と関係してしまう。それを知った彼等の父親達までが訪ねてきて・・・。鎖に繋がれ、四人の男の愛を受ける生活。―山藍紫姫子が描き出す愛欲の多角関係。短編『ワンダフルナイト』も併録。

作品情報

作品名
ラ・ヴィアン・ローズ
著者
山藍紫姫子 
イラスト
本仁戻 
媒体
小説
出版社
芳文社
レーベル
花音ノベルス ~Hanaoto Novels ~
発売日
ISBN
9784832212046
4.1

(7)

(4)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
28
評価数
7
平均
4.1 / 5
神率
57.1%

レビュー投稿数5

複数攻め好きのバイブル

腹違いの兄弟+父親+父親の友達×一真
とにかくHがハードで、強姦、薬、道具、お馬さん?、複数プレイ等など。
ハードと言っても読ませるエロで、耽美な描写です。
この作品では受けの一真にさほど悲痛感がないので、安心して楽しめるのではないでしょうか。
本仁戻さんのイラストが一真のストイックな色気とぴったりで、お父様の髭もかっこよくてイラストも非常にマッチしていたと思います。

前から好きだなとは思っていたのですが、それを更に目覚めさせて複数攻めに開眼させた話です。
リバが得意ではないので、一真が受けのみというのも好みにぴったりでした。

母親譲りの美貌から同僚に迫られて関係を繋ぐも、思いあまった同僚から刺されて入院する羽目に。
男同士で刺傷事件を起こすなんて、初っ端から激しさ全開です。
一真が美貌を利用してとか誘ってという訳でもなく、不可抗力で色々と襲われてしまうというのもツボでした(ある意味、流されてとも言いますが)
訪ねてきた腹違いの兄弟も一真に興味津々で、お手当を与えて愛人として囲われる羽目に。
タイプの違う兄弟で、兄の方はちょっと乱暴で、弟の方はソフトにそれでいて鬼畜。
非常に、美味しい兄弟でした。
更に更に、髭の似合うダンディーな父親まで、そこに参戦してきて!
更に更に更に、父親の友人の院長までもが、そこに!
どれだけの男を迷わせているのかという、魔性の男です。
ただ、そこに一真の積極的な意思が介入している訳ではなく、本人はただ静かに穏やかに暮らしたいだけというのが、好感を持つポイントでした。
もう一つ欠かせないのは、あくまでも嫌がっていて、羞恥がありながらも快感に流されるという情緒。
ただのH好きや淫乱受けだったら萌えないので、この情緒は欠かせません!
行為には快感だけがあって、虐待臭、可哀想なだけってティストがなかったのも凄くよかったです。
Hも濃厚で、1冊でお腹いっぱいというレベルで、満足できます。

4

どう書いていいものやら

まず、データを書き込むのに困ります。
山藍さんの作品には複数プレイとかも多いので困る場合も多いのですが、これは特に困ります。

義理とはいえ近親だらけ、親兄弟4人と最後は5Pというのは強烈ですよね。
しかもそのほかにも彼の毒牙ではなく色気に当てられたのか、トチ狂って人生踏み外す男達も後を絶たず……
お母さん譲りの美貌とはありましたが、どんな罪作りなお母さんだったんだ、とそちらにも興味津々になりました。

究極の総受けです(笑)
究極の流され受けとも言うか……な。
この作品はドラマCDもありまして、そちらの印象も強烈でした。

3

ぶっ飛び世界、アナザーワールド

耽美の女王・山藍紫姫子先生の文章プラス、ザ美麗画の本仁戻先生の挿絵とくれば!
どんなドロドロ美かと思いきや、ずずっと読みきることができる非常に読みやすい作品でした。
初版は1995年発表。

「ラ・ヴィアン・ローズ」
男を渡り歩いた美貌の母の元に最初の婚外子として生まれた横田一眞。
彼が自分では全く意図もしないし望んでもいない自らの「魔性」で、次々と男たちを吸い寄せていくオハナシ。
まず中学時代。教師に強姦され。
1年前から仕事相手の男・峰村に関係を強要され。
遂に峰村に別れを切り出したところ、会社までやってきて腹を刺された…
担ぎ込まれた大鳥病院は、母の2人目の結婚相手が経営する病院で、主治医は異父弟の大鳥真澄。
治療中には会社の上司であり、母の最初の結婚相手との間の異父弟・右月皓一が見舞いにやってきて退職を迫ってくる。
…とここまではまだ一眞の普通の?可哀想さなんだけど。
なんと2人の異父弟が「おれたちの愛人になれ」と言ってくる。
そこからは、全く一眞の意思などお構いなしに豪華マンションに軟禁し毎月勝手に100万円を寄越し、ある時は2人一緒に、ある時は代わる代わる部屋を訪れて一眞を抱くわけです。
一眞は、自分は同性愛者ではない、こんな事は嫌でたまらない、まして相手は弟じゃないか、と苦しんでいます。でも実際にはこの生活から逃げられない一眞。
しかし、一眞の悲惨はまだ続きます!
息子たちと別れろ、と言ってくる父親2人。
今度はこのオヤジ2人が〜!
一応5P、ということになっていますけど、真澄+皓一x一眞、真澄x一眞、皓一x一眞、大鳥父x一眞、右月父x一眞、大鳥父+右月父x一眞、です。
全員で1つのベッド、のシーンは事後の朝チュンでした。
みんなが一眞を求める。金も地位も愛もくれる。ただひとり、一眞本人はまるで他人事のように全てを諦めている…
こんな運命を生きる人間もいるのかな、という不思議なおとぎ話のようにすら感じるこの作品、非常に面白かったです。

「ワンダフルナイト」
酔って同僚を襲ってしまったらしいが、翌朝何も覚えてない。
だけどその日からその男が気になって気になって仕方ない。彼が一人で残業してる時に話をしに行ったが…
ムラムラして強引にヤってしまった!悦くて悦くてたまらない…!
だが、実は彼は…⁉︎
コミカルなシンデレラストーリー。クスッと笑えます。

0

究極の家族愛!?

CDを先に聴いていたせいなのか、期待しすぎていたせいなのか
ちょっと肩透かしを食らうくらいエロくなかった印象。
や、ちゃんとヤルことはやりまくってるんだけどww
これまで読んだものが壮絶すぎたおかげか、ちょっとぬるめな作品かな。

お話の大まかな筋としましては、
各種違いの弟2人との不意の再会。
そして二人の愛人にされる兄。
それを聞きつけて、あまつさえ助けの手を伸ばしてくれるであろうと思った、各弟たちの父達にまで淫らな行為を強要され・・・・!?
という、とんでも設定であります。
山藍さんの作品だと、リアル兄弟でも驚かなくなりましたw
挙句、父たちも混じってここの家族大丈夫かよ・・と思わなくもないのですが
これはこれで幸せなのなら仕方がないのでしょうねぇ・・・
あまつさえ5Pとか・・・
少なくとも愛はある。


・・・と、おもう

1

総受け

90年代に目にしていた山藍先生の作品の数々は当時
過激そうでどうにもこうにも手が出せませんでした

今回縁あってこちらの作品を手にとって
受けのかずまは誰からせまられても
流れ流され関係を持ってしまう
そのやるせなさとか
耽美的ですね

それに追い打ちをかける
本戻先生のイラストが
美しいです

感想は、覚悟していた山藍先生の過激さはなかったです
初読みとしてはソフトだったのではないでしょうか
今の主流とは外れていますけれど
ここに確かな歴史があったと思いました

1

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