• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋の独占契約

デートクラブオーナー・樋口龍政(30歳過ぎ)
盗難にあって金欠大学生・岸谷友成(18)

あらすじ

父親の海外出張が決まり、おれはついに憧れの一人暮らしを始めた!―だけど、早速空き巣に入られて、半年分の生活費を盗られちゃったんだ。慌てて高収入のバイトを探したおれに、同級生が紹介してくれたのはお金持ちのお相手をするバイト。なんだかヤバ~イ気もするし、おれなんかに出来るのかな…。バイト初日、デートクラブでおれの前に現れたのは、男の色気と迫力全開のデートクラブのオーナー本人で…。

作品情報

作品名
恋の独占契約
著者
真崎ひかる 
イラスト
神葉理世 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアノベルズ
発売日
ISBN
9784775502792
3

(2)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

30過ぎのオヤジの純情

ヘタレ攻めなオヤジの純情が可哀想になるというか、どんだけ受けを好きなのかとニヤニヤしてしまう話です。
初心な受けも受けでおろおろしていますが、それ以上に攻めが振りまわされています。
受けの反応にあおられての無理矢理気味な初Hなので、苦手な方はご注意。

デートクラブオーナー・樋口龍政(30歳過ぎ)俺様ヘタレ攻め×盗難にあって金欠大学生・岸谷友成(18)天然真面目初心受け
コンビニバイトを暴れるお客を友成が制止していた時に助けてくれたのは、馴染みのお客だった。
お客のぼさぼさの長い前髪と無精髭の男のフォローの甲斐なく、コンビニバイトを首になる。
その上、一人暮らし中のマンションに空き巣に入られて、半年分の生活費とバイト代が通帳から全額引き出されていた。
お金を稼ぐ為にバイトを探していると、大学の知人が叔父がやっているデートクラブを紹介してくれて。
行ってみたら、あの時に助けてくれた常連のお客がオーナーで、腹の出た中年親父と俺の専属ならどっちがいいと言われて、樋口専属の契約書にサインする。

まず、俺専属って職権乱用以外のなにものでもなかったです。他の会員が友成に目をつけると、俺専用と言って牽制するし、この辺りでもうにやにやです。
友成は真面目ないい子で、好きになった人にお金で抱かれるのは嫌だと気付いて、いづれ終わってしまう関係を清算しようとします。
攻めにとっては初Hが無理矢理気味だから引かれたかと思ってあれこれ懐柔しようと必死なのに、もう一度しようとしたら受けに本気で泣かれるし、絶対嫌とか言われるし。
受けの本心がわかっていないので踏んだり蹴ったりで、樋口のヘタレっ振りがキラリと光っていました。そして、嫌がっているから、無理矢理にしない所もよかったです。
受けは受けで恋愛に慣れていない初心な子なので、そんな攻めの本心もわからないので、ぐるぐるしっ放しです。
攻めの執念というか純情勝ちで、ようやく結ばれた感じです。
テクもあって百戦錬磨な攻めも、本気の恋愛での苦戦振りが可愛かったです。

エロ:★3 初心な攻めが感じすぎちゃって怖いみたいな所が、可愛かったです。
総合:★4 ヘタレな攻めと初心可愛い受けで、微笑ましい感じでした。

1

170万円の専属契約

年の差モノで読み終わってみれば、実は結構攻の純愛だったというのがなんか可愛かったですよん。

両親の転勤で憧れの1人暮らしを始めた友成ですが、喜びも束の間空き巣に入られてしまい生活費と貯金の通帳170万円を引き出されてしまいます。
そこで両親に泣きつくのも悔しい友成は何とか自力で高額バイトで生活費と家賃を捻出しようと考え、そこで紹介されたのがデートクラブのバイト。
面接へと向かった友成は、オーナーの樋口に「色々な中年オヤジとのデートか、それとも俺専属になるか」と問われます。
前者よりは後者の方が…と思いオーナーと前金170万円で専属契約を結んだ友成ですが、初めてのセックスで思いっきり喘がされ感じまくったりしちゃいます。
その後、エロを軽く拒むのですが、そうしたらそうしたらで高級な飲食店に次々に連れて行ってくれる樋口。
友成なそんな彼の行動が不可解でもあり、一緒に過ごす事は楽しくもあり戸惑いながらも専属契約での関係を続けるのですが、ついに耐えきれずその契約を破棄しようとする。
そこからオーナー樋口、そして冒頭で出ていたコンビニの謎の男との線が繋がり樋口の純情から出た専属契約だったというのが分かるのですねー。
なんか可愛いなあとか思っちゃいました。

お金が無いからってデートクラブのバイトを引き受けちゃう友成はどんなもんなのかとちょっと思いましたが、結局ラブラブに落ち着いたのでそれはそれで良しです。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP