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表題作その指の触れるもの

受様の祖母に蔵の整理を依頼された骨董屋・平坂冬星
祖母の見舞に父方の実家にいく大学生・寒河江操

あらすじ

一人暮しの祖母が倒れた!? そんな祖母を見舞うため、築百年の旧家である実家 を訪れた大学生の操は、蔵の中を整理している謎の青年と出会う。今時珍しい和 服姿の端整なその青年、冬星は実は骨董屋で、ある物を探しているというのだが …。その夜、操は淫夢に襲われ…。ミスティックLOVE書き下ろし

作品情報

作品名
その指の触れるもの
著者
火崎勇 
イラスト
斎藤あつめ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784872574401
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

退魔物風味

退魔物とまでは行きませんが、ほんのりありえそうな地味な退魔風味といった所かな。
古い物に宿る何かが分かるという骨董屋の孫平坂[攻]は、操[受]の祖母の依頼で祖母宅にある付喪神が宿っている物を探しています。
祖母の家に暫く住み込む事になった操はそんなミステリアスな男、平坂と出会います。
祖母宅の蔵で、裏地に春画が描かれた着物を偶然部屋に持ち帰る事になってしまった操は、その夜に平坂に襲われる夢を見て、それ以来彼を意識する様になります。
まあそれは着物に宿っていたモノの悪戯だったのですが、ともかくそれをきっかけに操は平坂に魅かれている自分に気付くのですね。
ちょこちょこ骨董や昔の知識が出て来るんですが、惜しい事に挿絵だと骨董品が骨董品に見えなくてそれが残念。
ラストは唐突感もありましたが、恋愛部分より骨董品系の話の方が面白かったのでそれなりに楽しめました。
でも凄く面白い!!って感じではないですね。あくまでそこそこという程度。
どうも火崎さん作品ってそういう感じが多い気がします。

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