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小笠原宇紀の名作が、描き下ろしありの新装版で登場!!
ピアノ大好きなのでずっと気になってた作品。
5話までずっとサブタイトルがクラシックの曲名なんですよ…良いですねぇ~。
2007年発売の「BLACK SUN 奴隷王」1巻の絵柄がかなり好きなんですが、2巻で絵柄が変わります。
本作(2008年発売)ではどうかな?と思ったら、変わった後の絵柄でしたね(ちょっとガッカリ
描き下ろしでさらに2人の髪型とともに絵柄がガラリと変わるのですが、これがすごくイイ!私の好みの絵柄に戻ってくださった!
こっちの髪型のほうがいいな~
ピアニスト同士で、「かんしゃく持ちの日本人x元ピアニストのステージマネージャー」。
過去の失敗により、いろんなものを失った攻めが受けに救済され、受け自らも依存症だったところを彼に救われ、共に再生していくお話。
ストーリーが深くて、すごく良かった。満足です。
受けの見た目が!ガタイのいい、男らしい男性です!(歓喜
やっぱり小笠原さんですね~、時々コミカルなのがイイ!
あら、意外と(←自分の好みよりは、という意味)えrシーン早めなのね?とは思ったけど、流れとしてはそこまで違和感はなく、自然でした。
まぁ小笠原さんですし(納得
<注意点>
・NTR要素あり
いつもの作風キタ!やっぱり受けが攻め以外の人にいろいろ(昨今問題の、いわゆる枕営業)されます。
<モヤった点>
・ピアノを斧で、はさすがにやりすぎかなとは思った
(でもこれが小笠原さんの表現したかったことならば受け入れようと思いました)
・シガーを吸いながら弾く
鍵盤は木製なので非常に危険ですし、そもそも火や灰が気になって演奏どころではなくなります。
タバコも演奏も楽しめないという非常に矛盾した状態になるので、本当にありえないです。
・手書き文字がかなり読みにくく、ところどころ読めなかった
以上、リアリティを求める方には不向きですが、ピアノBLをお探しの方にはうってつけです。
(NTR)当て馬セッ耐性だけ付けてお越しください。
小笠原作品の中で一番好きで、たま〜に無性に読みたくなる作品。別名義(ライトグラフII)の方から入り、自分的に異色枠な感じの作家様なんですけど、独特な絵柄はマンガになると不思議な世界観を発揮するというか、ハマったら珍味のような(褒めてます)やみつきになるような味わいがあって、本当に独特です。中でもこの作品は個人的な性癖のカタマリで構成されておりまして、何度読んでもズクンときます。
BLで大好きなシチュなんですけど、まずは再会ものだっていうところですでにキュンとしてます。そしてこのお話は年上の受けの方が年下の攻めに長いこと執着しているんですよね〜実は。この、実は…っていうところにもキュン。過去に出会っていた二人は、当時からピアニストとして同じ高みを目指していながら、共に挫折を経験した者同士っていう背景も切ない。それからしばらくの時を経て、正体を隠した受けが、体を張ってでも落ちぶれた攻めを再起させたいという密かな望みを抱いていることが明かされていきます。その思いががねーもうねー、愛でしかないんですよね…。説明がなくてもそれが読み取れるのがすごいところ。「思い」に説明はいらないんです。
一方の攻めは、次第に受けが過去に自分を可愛がってくれた憧れのお兄さんだったことを思い出していきますが、攻めの方の断片的で鮮烈な記憶の欠片を拾い集めるように物語が進み、受け側の思いを想像しながら読むともう、キュンキュン悶えちゃうんですよ…。
展開が速めな作者様なので、たくさんの情報がギュっと凝縮されているがゆえダイナミックにも感じます。でもあとちょっとページ数があったらなぁと思わないこともなきにしもあらず…笑
ギャグテイストを躊躇なくブッ込む作風なので、所々に挟まれる笑いのツボが不思議な間を生んでいたり、気が抜けるようなほんわかしてるところがあってシリアス過ぎないところも心地良いです。でもエロには男同士っていうのがしっかり出てるところがたまりません。ほのかにやおい臭がにおわないこともないけれども、裸体がとてつもなく好みで。
猫チャンがお話を引っ張って行ってくれるところも好き。攻め受け両者の一途さがやっぱりツボなんです。
雑誌掲載時からどうにも気になる作品でした。
あれからもう8年が経過するのですね。
ピアノもの、そして強気年下攻めとなると私の萌えツボにどストライクw
設定からいって多少無理めなところがあるのは否めないですが、これくらいなら許容範囲です♪
音楽学校の優秀な生徒であったものの挫折しステージマネージャーになったロレンツォと、
一度ステージをぶち壊してしまいレストランやバーの日雇いピアニストに転落した鍵三。
どちらも心に欠けた部分があり、学生時代そして現在と、お互いの存在がいい意味で枷となり、新しい関係を築いていく様が見られます。
鍵三がロレンツォへの恋心を自覚してからどんどん男前になっていくのが頼もしくて仕方ないのです。
どうすればロレンツォが自分だけのものになってくれるのか、優しくしたいのになかなかできない葛藤。そして昔のロレンツォの弾くピアノへの執着。
それらを経ての最後のほうのセリフなんて、とーっても格好いいw
また、ここぞ!という場面での顔付き&アングルがとても素敵なんです。悶えますっ
ロレンツォは直情的な鍵三からしたら非常に解りずらい人であり、大人であり、彼は知らず知らず鍵三をかき乱すのです。
その関係が堪らなく好きでした。
しかしこの話、あと数話だけでも続いて欲しかった。
この後どのようにして鍵三が世界で活躍していき夢を叶えられていったのかを見たかったのですよね。
それらのことを書いて下さっていれば、文句なしの5つ星だったのですが。。
ともあれ二人の今後に幸あれと願ってしまう、大好きな二人の物語です。
それにしても、当時と絵柄が変わられてしまったことが非常に残念に思ってしまいます。
こちらは執筆当時と絵柄が変わってしまったのか、書き足しや書き下ろしの部分が違和感があって、修正も増えていて、当時のファンとしては少し残念でした。
はっきりいって、新装版はいらなかったかな、というのが正直な気持ち。
ファンなので、一応、気になるので手に入れましたが。
このあたり、絵柄や雰囲気が変わっても、好きな気持ちは変わらない描き手さんもいれば、変わったことで、自分の好みからは外れてしまう描き手さんもいるので、しょうがないことかなと思いますが。
でも、変わってしまっても、丁寧でお上手なことには変わりないので、これから読む方はこちらのほうがいいのかも?
内容は他の方がすばらしいレビューをされているので、私はマニアックな所で、、
受、ロレンツォ様の裸に靴下のみでの交わりに、テンションが上がりました。
別に、私は靴下フェチではないとは思うのですが、「靴下、それも黒!!全裸に黒靴下のみ!!」とテンションがもうだだ上がり。攻様はしっかり靴下を脱いでいるというのに、ロレンツォ様は靴下履いたまま。
それだけで買って良かった(これは神!)と思いました。