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表題作恋のソナタをもう一度

ヴァイオリニスト・藤堂克彦(24)
元ピアニストで、社長代理・風宮優(24)

あらすじ

かつて別れを告げた克彦と3年ぶりに再会した優。新進気鋭のヴァイオリニストである彼のピアノ伴奏者として相応しくあろうと、優は懸命だった。しかし、従兄弟との関係を誤解した克彦に押し倒されてしまう。「俺に、ねだってみろ」心は哀しみに溢れていたが、身体は待ちかねていたように彼に絡みつき、身悶えた。たとえ軽蔑されていても、彼のことが好き──。改めて自分の気持ちを自覚した優だったが、実は秘めた決意があって……? 甘く切ない恋の旋律。

作品情報

作品名
恋のソナタをもう一度
著者
早瀬響子 
イラスト
片岡ケイコ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829622445
2

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萌々

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中立

(2)

趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

不完全燃焼

大学の同期同士で、三年前に別れてからの再会物です。
ヴァイオリニスト・藤堂克彦(24)俺様鬼畜攻め×元・ピアニストで社長代理・風宮優(24)健気受け

別れた恋人と、3年振りの再会。
病気になった父親の会社を継ぐので、ピアノを諦める訣別の為で、どうしても克彦と共演がしたかった。
克彦には父親の事は秘密にしているので、従兄弟と親密に連絡をする様は、克彦に誤解をさせて……。

誤解が誤解を生んでの鬼畜エロに、恋人同士ならではの甘い思い出もあって、萌え所はあったんですが、どうも不完全燃焼な感じでした。
既刊を読んでいると、過去の作品の焼きまわしのような印象を受けました。
誤解も想像できてしまうし、誤解がとける過程もお約束すぎて、ちょっと物足りなかったです。

音楽物なのでちょっと期待はしていたんですが、やはりリンクがありました。
「淫らな指先」の鷹生×暁人のカップルが出ています。
先輩に対しての暁人の初々しい反応が可愛かったです。
音楽物で先に発行された「淫らな指先」のイメージが鮮烈すぎたのも、原因にあるかも。
音楽物が好きなら、こちらもお勧めです。

エロ:★3 鏡の前での羞恥責め、鬼畜めなH、恋人としてのHなど。
総合:★3 鬼畜エロも健気受けも好きなんですが、惹かれる新要素が欲しかったです。

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思いこんだら

コミュニケーション不足ですれ違う、不毛な陵辱愛。
お互いに自己完結しちゃって、全くコミュニケーションとる気がない。
それでいて、身体の関係だけでも、ってなるから、エロは思いの外濃厚なんだけど、「思いがすれ違ったままの不毛なセックス」ばかりだと、なんか幸せじゃなくって、素直に萌えられない。

優は、自己完結なうえに、健気もここまでくると「おい、おい、、」って感じだし、
克彦も、人の言葉を鵜呑みにして、思いこみだけで自己完結って、、、

この二人、最終的に誤解が解けて、ハッピーエンドになるんだけど、
どうせだったら、最後に『気持ちが通じ合った幸せなセックス』のシーンがあると嬉しかったのにな。
ということで、『萌』じゃなくて『中立』

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