ここから恋を始めよう──

二度とは抱かれない男

nido towa dakarenai otoko

二度とは抱かれない男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥870(税抜)  
ISBN
9784344841284

あらすじ

広告代理店に勤めるいつみはクールな美貌の持ち主で、セックスの最中だけ血が通う男と言われていた。ある日、有名モデルの怜一から誘いを受けたいつみは、一度だけの条件で身体の関係を結ぶことに。だが、その後も怜一は「絶対俺に惚れさせてやる」とアプローチをかけてくる。次第にひたむきな怜一に心を傾けていくいつみだが、実は怜一はかつて慕った相手の息子で──?

表題作二度とは抱かれない男

春馬怜一、海外で活躍中のモデル
冷泉いつみ、広告代理店勤務

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

ぐいぐいくる攻めに陥落する受け


広告代理店勤務の冷泉いつみ(受け)は自分の商品価値を熟知し、必要なら契約をとる代償に身体も使っています。ただ、同じ男との二度目はありません。
そんないつみの前に春馬怜一(攻め)という海外で活躍するモデルが声をかけてきます。初めて会った時、何故か懐かしいと思ってしまった自分に動揺し、わけもなく怖いと感じたいつみは怜一を避けようとするのですが、クライアントの希望でモデルとして交渉しなければならなくなります。いつみは契約のために怜一の要求に従い、何度も「デート」に付き合うことになるのです。


いつみは弟・みつみとともに母親に捨てられ施設で育ちました。みつみは身体が弱く医療費がかかるため、いつみは手っ取り早く稼ぐ方法として身体を売ることを選択します。
そんな中、デートをするだけで高額な手当をくれる客・フユさんと出会います。自分に差し出せる一番価値のあるものが身体なのに、彼はいつみからなにも受け取ろうとしないのでいつも不思議に思っていました。が、彼のおかげでみつみの医療費と自分の学費を賄うことができ大学を卒業することもできました。これからもそんな関係が続くと思っていた矢先、フユさんは事故死してしまいます。フユさんになにも返すことができなかったいつみはそのことがずっとしこりになっていました。いつみから何も受け取らなかった唯一の人・フユさんはいつみにとって特別な人になりました。
みつみが治療の甲斐なくこの世を去ると、いつみは愛のない世界に一人になってしまったのです。
それ以来、売春からも足を洗い、他人と深い関係になることを拒むようになります。

セックスを介した関係しか知らないいつみは、セックスのない関係を希求し、心の奥底まで入ってこようとする怜一をどう扱っていいのかわからず恐れます。
特別はフユさんとみつみ二人に捧げていて、それが彼らに対する愛だと信じるいつみはその中に入ってこようとする怜一を拒むのです。

怜一と離れるため、いつみは手っ取り早く「契約」するのですが、自分が相手を気持ちよくさせるセックスしかしたことがないいつみはコミュニケーションのようなお互いが気持ちよくなろうとするセックスに戸惑います。セックスにもちこめば自分のペースでことが進むと思っていたいつみは大いに翻弄されるのです。


怜一はイギリスで育ち、モデルとしてデビューし日本ではまだ無名ながら世界で活躍しています。
いつみには一目惚れしたから声をかけたのではなく、別の思惑があったのですが、いつみを知っていくうちに好きになり、セックスを介してしか人と関係を築けないいつみに「恋をしよう」と提案するのです。
図々しくいつみにまとわりつきますが、ストーカーにならない程度の節度ももっているし、とても素直で正直です。まっすぐな怜一の気持ちを受け止めきれないいつみは自分の足元がぐらつくのです。
実は、二重の意味でいつみの過去関係のある人物の知り合いでした。


他の人と違いいつみの壁を乗り越えようとぐいぐいくる怜一と抵抗のかいなく陥落してしまういつみ。なかなか墜ちなかったいつみですが、付き合いだしてからは順調に関係を育むことができます。過去の行状で思い悩むこともありますが、これもあっさり解決するので、特に大きな障害はありません。

ずっとわからないまましこりとなっていたフユさんの本当の気持ちもわかり、晴れやかな気持ちで、これからは愛のある世界に生きてほしいと思いました。
私自身はどんな理由があっても身体を売るというのは地雷の一つなのですが(あらかじめ知ってたら基読まなかったかも)、今回の話は不思議と嫌な感じはしませんでした。過去の話としてか、物語始めに事後の描写しかなかったのも幸いしたのかも。
ただただ弟と生きるために頑張ってきた健気な少年が育った環境により、大人になり仕事を得ても自分を大事にできないことがかわいそうだと思いました。


願わくば、過去の行状によって窮地に陥ることがありませんように。

話は少し短かったように思いました。いつみが怜一のこともちゃんと知って本当の恋人になってからを、もう少し読みたかったです。

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