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完全版という言葉に弱いなぁ、私(^^;)
本編既読なので勿論書下ろし目当てで購入。
ショート1話だけの書下ろしかと思ってましたが2話あり。
小さい頃の母親の影響で
顔しか自分の取柄はないと刷り込まれてた泰巳が
ヤクザの沢栃と出会いその大事な顔に傷を負い
自分の価値を見失うなか沢栃と生活することによって
少しずつだけど変わっていこうとするお話でしたが
書下ろしはその後の超甘々なストーリーになってました。
●愛を乞う男●
ヤクザとホスト、同じ家に住んでいながらやはりすれ違いの多い2人
久しぶりに同じ布団で目覚めるのですが、まだ沢栃は眠っていて…。
顔を見ながら沢栃を大好きだと感じつつ
朝ごはんを作ってあげようと起き上がろうとすると
たくましい腕に捕まり…と、お決まりのコースなんですが
本編読んだ後のこの甘々は良かったvv
●愛され過ぎて困ってる●
2人一緒に入るためだけにリフォームされた風呂場。
後ろから抱きしめられたまま入る格好で
別に悪戯を仕掛けてくるわけではないのに泰巳は恥ずかしくて…
自分に自信のかかったはずが沢栃と暮らすようになって
凄く愛されてるという、
そして自分も愛してるよという気持ちがハッキリして
甘々なお風呂タイムでしたvv
初めて読む作家さん。あとがきにありましたがハートフルヤクザのお話で、いつもよりラブラブにしたとのことです。
確かに甘くてやさしいヤクザさんのお話でした。
イラストがとても合っていて綺麗でそしてエロかったです♪
泰巳は約9年間№1に君臨するホストだ。その上客のひとりにヤクザの組長の栃沢がいた。彼は冗談か本気か泰巳を口説いていた。
健全なデートをしようと動物園に誘い出されたが、そこで栃沢の命を狙う抗争に巻き込まれ泰巳の顔に傷がついてしまう。
泰巳は幼いころから、自分の価値はその綺麗な「顔」しかないと育てられそう思い込んでいた。
顔に傷がついた泰巳はたいした傷でもないのに深く沈んでいった。
その傍らには泰巳を心配する栃沢がいたが…
泰巳はトラウマから顔に傷がついてしまったことでまったく自分の価値がなくなったと思い、抗争で傷ついたとは言え、なぜ栃沢が自分の怪我を押してまで世話をしてくれるのかわからない。
「嫁」だと言ってかわいがるのならそう思っていてくれればいいと思うようになるが、ある日ホストの上客だった女性からの一言で栃沢への気持ちに気付く。
抗争シーンと泰巳の拉致事件があるのでそこはちょっとだけキナ臭いのですが、あとはヤクザっぽいところはなく栃沢はやさしいですし、確かにハートフル。
泰巳に惚れちゃってるのねってよくわかります。
が、なぜそこまで?って言うのはちょっと弱い感じもします。
気持ちが通じ合ってから、栃沢が改まって同棲を持ちかけるシーンで緊張して泰巳にデメリットを説明するところがかわいいです。
とてもヤクザの組長とは思えませんw
軽~い感じだったのでもう若干ひねりがあった方が個人的には好みでした。
このあまあまCPのもうちょっと辛口の続編があったらいいな。
攻めに愛されるお話し。
自分の取り柄は顔だけだと、小さい頃から親に言われてきた受け。
かなり酷いことを親から言われてたので、その顔を傷つけられた途端に、自信をなくし自暴自棄になります。
そんな受けを支えるのが愛情深い攻めのヤクザ。 とてもいい男です。
そんな風に愛されたいなと思うようなお話しでした。
最後は攻めを愛し攻めの為におった傷を誇りに思えるほど成長した受け。
仕事にも復帰して良かった。
攻めは懐の深い。受けは可愛くなって。
攻めも受けも根は良い人なお話しでした。
【問題】
以下のあらすじを読んで、(A)か(B) の正しい方を選びなさい。
「(攻めの)栃沢は自宅へ連れ帰り甲斐甲斐しく世話をする。
美貌に傷がついた泰巳は無価値な人間でしかないのに、なぜ……?」
(A) 暇だから
(B) 受けにどっぷりと惚れてるから
ってそりゃ、(B)一択ですよね。
おまけに強気なヤクザの組長なのに、受けに甲斐甲斐しく尽くすとか最高なので読んでみましたが、残念ながら甲斐甲斐しさを感じさせる具体的エピソードがなくて、超〜残念。
例えば「夕食だ」と攻めが声かけてくれるんだけど、攻め自身が作ったものなのか惣菜なのか一切不明。
とにかく生活感が皆無なんですよ……。
私が期待してたのは、攻めが甲斐甲斐しく料理しちゃったり、何ならあーんして食べさせてくれたり、そういうやつだったんだけど、そういうエピソードは一切なし。
その代わりに、これでもか!と登場するのが、受けの泰巳の「自分は顔しか価値がない」という言葉で、何回どころか、5Pに一回くらいは「自分は顔しか価値がない」という言葉が出てきたような気がする。
洗脳レベルで強固に信じ込んでいるのだけど、あまりに繰り返されるので読んでて食傷気味に……。
ハートフルヤクザものということで、「自分は顔しか価値がない」と思い込んでいる受けを、包容力がある攻めが甘々に根気強く愛するという素敵なお話なんだけど、受けのネガティブがしつこい割には、全体としてあっさりしてて、読後自分の中に残らない感じでした。