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表題作あにと弟

千吉良 真,α,遊郭の客
要,α,花魁

同時収録作品あにと弟

要,α,雪路の義兄で番
蒔田雪路,Ω,義兄の要と番

同時収録作品あにと弟

千吉良 真(α)
中村千尋(Ω・千吉良の秘書)

あらすじ

“遊郭×兄弟×オメガバース”


現代の日本に形を変えて残った売春の都。
看板である花魁をつとめるのは兄。そんな兄を救おうとした弟。
2人を繋ぐのは悔恨か、愛情か。


◆あらすじ◆
全ての欲望が金で満たされる色恋の街、夢原遊郭(ゆめはらゆうかく)。
刑事・蒔田雪路(まきたゆきじ)には救わなければならない相手がそこにいた。
それは自分の身代わりに売られてしまった兄の要(かなめ)。
5年ぶりの再会を果たすものの、要は雪路の手を拒む。
助けなどいらない、と――。


要の微笑みが隠す過去、兄の背中を追い求め続ける雪路。
絢爛豪華な世界で翻弄される兄弟を描く、まつデビューコミックス。

作品情報

作品名
あにと弟
著者
まつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865894684
3.4

(28)

(6)

萌々

(6)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
93
評価数
28
平均
3.4 / 5
神率
21.4%

レビュー投稿数7

発見

ちょっとおまけの神。初めて作家さんだったので今後に期待を込めて。

絵が好きな作家さんというのは1ページ開いただけで分かる。線の強弱があって手描きの味があったり、背景の書き込みとかコマ割とか、これ漫画だからこそだよなーと、素人ながらしみじみと感じられて好きです。

遊郭にいるあにを救おうとする弟、ユキ。あにはアルファながら孤児で、跡取りながらオメガに生まれた弟の代わりに引き取られた。その兄を救うため、成人して刑事になったユキ。

刑事として事件を追いながら、兄を救う道にもつながる、そんなストーリー。1巻で完結だからお話運びが早い気もするけど、物語がとても丁寧で、ストーリーも最初からしっかり作り込まれて考えられている。

今後マストバイにしようと思う作家さんになりました。



4

オメガバースなのに…!

絵柄がアーティスティックな感じでそれが遊郭という舞台にあっていて、雰囲気があってよかった。ただ、話の舞台が現代にある遊郭で大掛かりだったからか、全体的にさらっと終わってしまった感がある。特に、主人公のカップルがオメガバースなのに!キスやその先の描写がなく、無事二人が一緒になれた後の描写も数ページだけだった。それによって、とても物足りなさを感じてしまう。ストーリーはよかったのだが、読後にこれでもう終わりなの???と思ってしまったのでこの評価です。主人公以外にも気になる登場人物がたくさんいたので、(遊郭の藤真とかゆきの先輩とか)続きがないのがとても残念です。

5

次回作に期待しています

表紙買いしました。

遊郭=好き、兄弟=好き、オメガバース=好き…なので買うしかないと。

一言で感想を言うなら、やっぱり少し残念ですかね。

絵は少し、中村明日美子先生の昔の絵に似ているような気がしました
(中村明日美子先生は大好きです)
味はあるのですが、圧倒的な綺麗さはないです。

着物とか遊郭の内装が好きなんですが、結構ざっくり描かれていて
遊郭への期待は閉ざされました。

兄弟もオメガバースもドラマの脇役になっていて、真ん中にあるのは
権力とエゴへの嫌悪?

兄弟エロが濃厚だったら、BLとしては美味しかったかもしれません。

オメガバースがもう少し前に来ていたら、遊郭の存在に違った意味を
もたせることができたかもしれません。

何より発情期を上手に使っていないところがオメガバース的には残念。

でも社会派な作品は嫌いじゃないし、この作品がデビュー作とのことですので、
次回作を期待していますという意味で
僭越ながら「萌え」評価にさせていただきました。

6

全体的にもう少し厚みがほしい…。

印象的な表紙に釣られてジャケ買いしてしまった1冊。『遊郭×兄弟×オメガバース』なんて帯まで付いてたら読まずにはいられないと期待過多だったとは思うのですが、すっきりと面白かった!とは感じられませんでした。

独特なタッチの絵が私はわりと好きなのですが、それでも所々ちょっとわかりづらいところもあり、さらに内容も大がかりな設定のわりには舞台となる遊郭があっさりと閉鎖に追い込まれてしまったり、脇を固める人物もいい味出せそうなキャラなのにさらりと終わってしまったりと、う~ん、もったいない。さらにはせっかくのオメガバースも、(義理の)兄弟という設定も、重要な要因にはなっているものの活かしきれていないのが正直な感想です。

せめて最後に、兄弟という禁忌を越えて、何に縛られることなく愛する番として生きられるようになった二人の、今までに溜めに溜め込んだ想いをぶつけるような超濃厚の絡みでもあったら、全然評価も変わったと思うのですが…。設定も始まり方もおっ!と思わせるような作品だっただけに残念でした。

2

もったいない

どちらかと言うと、BL<サスペンス風ストーリーで、BL読みたさでいくと、BL感が薄くてがっかりしちゃうと思います。えっちの描写もそんなにありません(というか、ない)。ストーリーの厚みでいくと、bassoさんに似ているかも。

タイトルの『あにと弟』、血の繋がった兄弟ではありません。が、家族として弟を守りたい兄らしさが勝っていて、どちらかというと恋愛…BLなのかなと言われるとBLじゃない気がします。

なので、江戸でいうところの同性愛や衆道における義兄弟の契りのような絆を感じました。恋愛…というよりもそういう、同性特有の強い絆。

設定が設定なだけにすごくもったいない。BLでなくても読める、逆に言えばBLでカテゴライズされていているからか、BLっぽくなくてびっくりする。
もう少しBLっぽい要素がたくさんあれば、もう名作中の名作だなと感じました。

設定のオメガバースといい、諸々は素晴らしいです。続編があれば、ぜひ買いたいものです。何か、この一巻だけでシリーズ終わらせちゃうの、もったいないです。

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