特典

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バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー

Chara BIRTHDAY FAIR 2017 premium

商品説明

文庫発刊記念・協力書店限定購入特典書き下ろしSSペーパー
本編後、津田が2人の部屋を訪ねてくるお話です。

作品情報

作品名
バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー
著者
安西リカ 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
バースデー(協力書店購入時のみ)
4.8

(8)

(7)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
39
評価数
8
平均
4.8 / 5
神率
87.5%

レビュー投稿数4

一緒に幸せにね。

本編終了後のお話。

百合原が新聞配達から戻ってくると、滝本はたいていキッチンで、夕飯の下ごしらえをしている。
で、おかえりのハグ(*´ω`*)
新婚さんを堪能してるo(>∀<*)o

百合原が着ていた、買ったばかりのシャツに目を止める滝本。
量販店での店頭ワゴンセールの中から選んだものだけど、滝本は「よく似合ってる」と嬉しげに襟元を直してくれて。

その後、顔を見せた津田もシャツに目を止め、似合うと褒められ。


百合原の中に、確かに三希が溶け込んでいて。
そんな百合原を見て、懐かしく嬉しげな2人と、それをやはり嬉しく思う百合原と。

とても優しい幸せなペーパーでした(っω<`。)

0

これがあっての完成

本編でも何となく三希は透の一部になったと思っていたのですが、このペーパーを読む事によって核心に変わります。

三希は消えて無くなったわけではなく、透の個性の一部として残ってました。透が不自然に感じるわけでも無く無意識のうちの行動としてです。

透の中に三希を感じて、思わず涙した津田さんの愛情に感動しました。三希は愛されてましたね。

そしてそんな透を暖かく見守ってる滝本は良い男になりました。

何よりも透が幸せそうな様子が読めて良かったです。

2

全てが失われたわけではなく

本品は『バースデー』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
同居を始めた2人の後日談になります。

百合原は恋人の滝本と2人暮らしです。

百合原が朝刊配達を終えて帰宅すると
滝本はたいていキッチンにいます。

帰宅してキッチンに向かうと
ただいまという挨拶とともに
ハグされる事には未だに慣れませんが
恥ずかしいだけで嬉しさは否めません。

その後、百合原がいつも着ている
フードつきのトレーナーを脱ぐと
滝本がシャツに見て
目を丸くして尋ねてきました。

そのシャツどうしたの?
やっぱりそういうのが好きなんだな。
よく似合ってる

それは前のものが破れたために
昨日量販店で買ってきたのですが
ワゴンのセール品です。

身だしなみにかなりこだわる
滝本からすれば量販店の安価な服など
どれも同じだようなものだろうに
百合原のすることは全て褒めてくれます。

これからはたまに服を買おうかな
と思った百合原でしたが…

A4サイズ片面(書店により型違い)にて
百合原の中に消えてしまった
三希の存在を感じさせるお話です。

滝本の出勤後、
百合原の元ケースワーカーの津田が
ノーアポで尋ねてきます。

急に来たことを謝りながらも
持ってきた手土産を差し出して
賑やかにしゃべっていた津田でしたが

百合原の着ているシャツに
気づくとふっと黙り込んでしまいます。

そして滝本と同じように
百合原が選んだのかと訊ねてきます。

滝本と同じことを訊かれたことで
もしかして変なのかと思う百合原でしたが
続く津田の呟きにハッとします。

百合原君、センスよかったものね。
そういう服が好きだったんだよ。

百合原は津田の言葉に2人が
誰を思っていたのかを知ります。

百合原が何となく選んだシャツに
いなくなった三希の存在を思って
の終幕となります。

百合原を守るために最後まで
残っていた三希は
滝本や津田にとっても特別でした。

今の百合原であるために
仕方がないとは思っていても
寂しさは否めなかったと思います。

本編でもラスト、
百合原が猫を飼いたいという言葉は
三希の置き土産的な印象でしたが

本作では
三希が百合原の中で溶けて
混ざりあっている感じがしました。

滝本と津田の心残りを軽くし
読者のモヤモヤも解消してくれた
本作が読めてとても良かったです♪

7

このSSで救われる

本編で心配のあまり半泣きになった「三希」のその後のお話です。絶対本編後に読みましょう~
半泣きになった気持ち、本編でやり場のなかった気持ちが、少し癒されると思います。

********* 以下がっつりめのネタバレ


新聞配達している透が帰ると、朝ごはんを作ってくれていた遼一が迎えてくれるのですが、遼一は透の着ていたシャツを見て「自分で選んだの?」と聞き「やっぱりそういうのが好きだったんだ」と言います。
また遼一出勤後、透の元担当ケースワーカーだった津田さんが例のごとくノーアポで来たと思ったら、「その服、自分で選んだの?」と聞いてきます。
どうして同じことを訊かれるのか と不思議に思っていたら、「センス良かったもんね」「そういう服が好きだったんだよ」と言われます。
そこで透は二人が誰の事を思っていたのか気付いて・・・

私も津田さん同様、このSS読むと癒されると同時にぐっすんです。いなくなったはずの三希がちゃんといるんだと思って、これで良かったんだと信じたいと思うお話でした。先生、このお話書いてくださって有難うございました。

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